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- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/07/25
- 出版社: みらい
- サイズ:21cm/162p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-86015-584-1
紙の本
生命保険の社会学 日本とアメリカ合衆国における生命と金銭
著者 久木元 真吾 (著)
「生命を扱うしくみ」である生命保険。生命保険が誕生した歴史的背景と、アメリカ・日本で生命保険がどのように受け止められ普及してきたか、生命保険の社会的な位置づけや役割を考察...
生命保険の社会学 日本とアメリカ合衆国における生命と金銭
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商品説明
「生命を扱うしくみ」である生命保険。生命保険が誕生した歴史的背景と、アメリカ・日本で生命保険がどのように受け止められ普及してきたか、生命保険の社会的な位置づけや役割を考察する。【「TRC MARC」の商品解説】
「天国に遅れてやってきた妻が、いきなり私にビンタした。」
これは2011年3月に発表された、公募広告賞の「第48回宣伝会議賞」でグランプリに選ばれた広告コピーである。ある生命保険会社の課題に対して作られたコピーであるが、亡くなって天国に先に行っていた夫(私)のもとに、遅れて亡くなりやってきた妻が、再会するや否やビンタしたということである。
この夫は生命保険に入らずに亡くなってしまい、そのため遺された妻もしくは妻子がその後大変な思いをしたことがうかがえる。その苦労の大きさゆえに、保険加入を怠った夫と天国で再会できても、喜ぶのではなくいきなりビンタするという行動に出た―というわけである。
このように、生命保険には残された者への生活保障という一面があるが、一方で命に値段を付けるという一面も持っている。
保険は、もともと大航海時代の損害保険からはじまった歴史的経緯があり「損害」は物の価値によって決まるが、生命保険は「命」に値段を付けるという意味から倫理的な問題をはらんでいる。従って本書では、生命保険が「生命を扱うしくみ」であるという点にこだわって論じた。まず、アメリカ合衆国における生命保険の発展過程から社会的な意味づけを明らかにし、その後、日本に輸入された生命保険がアメリカとは違う経緯をたどりどのように受け止められ普及してきたかを明らかにしたうえで、生命保険の社会的な位置づけや役割を考察する。【商品解説】
目次
- はじめに
- 第1章 生命保険という問い
- 1 .生命保険への社会的関心
- 2 .説明の対象としての生命保険
- 3 .ずれていく生命保険
- 4 .定義から意味作用へ
- 5 .対象と素材
- 6 .分析の視角――操作としての生命保険
- 第2章 アメリカ合衆国における生命保険 17
著者紹介
久木元 真吾
- 略歴
- 久木元 真吾(くきもと しんご)
東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位修得退学。公益財団法人家計経済研究所
次席研究員、慶應義塾大学経済学部特任准教授などを経て、現在帝京大学文学部社会
学科教授。
専門は社会学(比較社会学、現代社会論)。
【主な著書】
『グローバル人材とは誰か――若者の海外経験の意味を問う』(共著,青弓社,2016年)
『大学生のためのキャリアデザイン入門』(共著,有斐閣,2014年)
『いのちとライフコースの社会学』(共著,弘文堂,2011年)
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