- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/09/26
- 出版社: 文藝春秋
- サイズ:20cm/331p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-16-391598-2
紙の本
クロコダイル・ティアーズ
著者 雫井 脩介 (著)
夫を殺した犯人は、かつての妻の恋人だった。この男が裁判で「妻に殺害を依頼された」と証言。美しき未亡人は、悪女なのか、それとも…。家族への疑念を描く、静謐なミステリー。『オ...
クロコダイル・ティアーズ
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商品説明
夫を殺した犯人は、かつての妻の恋人だった。この男が裁判で「妻に殺害を依頼された」と証言。美しき未亡人は、悪女なのか、それとも…。家族への疑念を描く、静謐なミステリー。『オール讀物』連載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
【第168回 直木賞候補作】
ベストセラー作家、雫井脩介による「究極のサスペンス」
この美しき妻は、夫の殺害を企んだのか。
息子を殺害した犯人は、嫁である想代子のかつての恋人。被告となった男は、裁判で「想代子から『夫殺し』を依頼された」と主張する。犯人の一言で、残された家族の間に、疑念が広がってしまう。
「息子を殺したのは、あの子よ」
「馬鹿を言うな。俺たちは家族じゃないか」
未亡人となった想代子を疑う母親と、信じたい父親。
家族にまつわる「疑心暗鬼の闇」を描く、静謐で濃密なサスペンスが誕生!
「家族というのは、『お互いに助け合って、仲睦まじく』といった一面が取りざたされることも多いですが、そうじゃない部分もあります。ある種の運命共同体であるからこそ、こうしてほしいという願望を押しつけあったり、求めあったりして、生きづらさも生んでしまう。だからこそ、ドラマが生まれる。家族が一枚岩になれないときに生ずる『心の行き違い』は、サスペンスにしかならない」(著者インタビューより)
全国の書店員さんから、驚愕と感嘆の声が届いている傑作をぜひ!【商品解説】
著者紹介
雫井 脩介
- 略歴
- 〈雫井脩介〉1968年生まれ。愛知県出身。専修大学文学部卒業。「栄光一途」で第4回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。「犯人に告ぐ」で第7回大藪春彦賞を受賞。他の著書に「火の粉」など。
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紙の本
九州男児の対義語ってあったかな?
2022/12/22 11:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
老舗の陶芸店の跡取り息子康平が殺された。犯人は康平の妻想代子の昔の交際相手。犯行の動機も証拠も明々白々で逮捕後の裁判で犯人は懲役刑となる。しかし犯人は爆弾発言をする。
「想代子から頼まれて殺した」
老舗の店主で康平の父の貞彦は憤り、出任せだと主張する想代子を信じて、孫ともども引き取り同居し、店の経営に参加させる。しかし康平の母暁美は以前から想代子と打ち解け合う仲ではなかったこともあって、信じ切れず、疑心暗鬼となる。
想代子は九州佐賀の出身で、彼の女の身の処し方に控えめ、感情的にならない、男性の意志を読み取りながらの言動が話の中に表れる。どこか心の内が伝わらない、嘘なのかクールなだけなのか、確かに男性にとっては摩訶不思議な魅力であり、女性から見たら猫かぶりと取られるかも知れない。
ミステリらしいオチ。
紙の本
「ザ・イヤミス」
2023/01/18 08:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:higassi - この投稿者のレビュー一覧を見る
雫井脩介さんの直木賞候補作(まもなく選考会!)は「ザ・イヤミス」とも言うべき物語。読んでいてもそれぞれの登場人物の身になりながら疑心暗鬼になってしまい、ラストも「あくまで想代子の視点?」という複雑な心境で読み終えました。映像化するなら主演は石原さとみさんかな?
電子書籍
貞彦と暁美
2023/03/22 23:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
この父母の違い。想代子を、疑う母と、信じたい父…。老舗の陶芸店の跡取り息子康平が殺されて、殺人犯人は康平の妻想代子の昔の交際相手だったのですが、犯人は、想代子に頼まれたとの弁。読んでいて、想代子がどうも好きになれなかった。