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- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/09/21
- 出版社: みすず書房
- サイズ:20cm/267,14p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-622-09533-0
- 国内送料無料
紙の本
コスモポリタニズム 「違いを越えた交流と対話」の倫理
著者 クワメ・アンソニー・アッピア (著),三谷尚澄 (訳)
安易な理想主義に陥りかねないコスモポリタニズムの思想を、さまざまな文化や習慣に触れてきた著者の経験を交えつつ、現代に通用する形で考察。差異への顧慮と普遍性の尊重とを両立さ...
コスモポリタニズム 「違いを越えた交流と対話」の倫理
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商品説明
安易な理想主義に陥りかねないコスモポリタニズムの思想を、さまざまな文化や習慣に触れてきた著者の経験を交えつつ、現代に通用する形で考察。差異への顧慮と普遍性の尊重とを両立させる新しい倫理の可能性を示す。【「TRC MARC」の商品解説】
「コスモポリタニズムの出発点をなすのは単純な考え方である。国家における場合と同様、全人類を単位とする共同体においても、私たちは違いを乗り越えて平和に共存することを習慣としなければならない、という発想がそれである」(本文より)
コスモポリタニズムのこうした発想は耳に心地よいが、現実離れした理想主義的な考え方だ、ととらえる向きもある。コスモポリタニズムの考え方を徹底することで、国家や地域、さらには家族といった、個性や伝統を備えたつながりや愛着が犠牲になりはしないだろうか、といった疑念がもたれることもあるだろう。
しかし、と著者アッピアは言う。この地球に住むすべての人を気にかけて暮らすことと、個々別々の地域に根差した文化や伝統を大切にして暮らすことは両立させられるはずだ。
アッピア自身が、ガーナ人の父とイギリス人の母のもとに生まれ、現在アメリカに居を構えるコスモポリタンである。本書は、ともすれば安易な理想主義に陥りかねないコスモポリタニズムの思想を、さまざまな文化や習慣に触れてきた著者の経験を交えつつ、現代に通用する形で鍛え直すことをねらいとしている。「過去の遺物」ではない、「新しい可能性」をもった倫理として。【商品解説】
目次
- はじめに 共に暮らし/言葉を交わすということ
- 第一章 砕け散った鏡
- 旅人の物語/鏡のメタファーを越えて
- 第二章 実証主義の檻を抜け出す
- プロフェッショナルの相対主義/価値を追放する/実証主義の問題点/価値を取り戻す
- 第三章 地上の事実
- 霊魂と共に暮らす/アコスアを説得する/デュエムの発見
著者紹介
クワメ・アンソニー・アッピア
- 略歴
- 〈クワメ・アンソニー・アッピア〉ロンドン生まれ。ニューヨーク大学哲学・法学教授。プリンストン大学名誉教授。米国芸術文学アカデミー会長。
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