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不透明の彼方の作家ケジラハビ スワヒリ語文学界の挑発者
著者 小野田 風子 (著)
猥雑で曖昧そして不透明な革新的作品群はどのように生まれ、何処へ向かうのか−。「ナゴナ」「迷宮」など、自由詩と実験的小説を確立させた、現代スワヒリ語文学の代表的作家ケジラハ...
不透明の彼方の作家ケジラハビ スワヒリ語文学界の挑発者
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商品説明
猥雑で曖昧そして不透明な革新的作品群はどのように生まれ、何処へ向かうのか−。「ナゴナ」「迷宮」など、自由詩と実験的小説を確立させた、現代スワヒリ語文学の代表的作家ケジラハビに関する日本初の本格的研究書。【「TRC MARC」の商品解説】
スワヒリ語文学史上最も重要な作家に関する日本初の本格的研究
現代スワヒリ語文学の代表的作家であるケジラハビ(Euphrase Kezilahabi, 1944‐2020)は、伝統や既存の形式を越え、自由詩と実験的小説というジャンルを確立させた。本書では、社会的、文化的、政治的背景との関係から作品群を読み解き、ケジラハビの作家像に迫る。同時に、作品の不透明性や猥雑性といった特徴に着目し、その表現の根本にあるアフリカ地域の現実を論じつつ、日本のケータイ小説との類似性にも言及する。
日本で初めての包括的かつ網羅的な現代スワヒリ語文学作家論であり、今後のアフリカ文学研究の指針となる画期的な研究書。スワヒリ語の言語学的特徴やスワヒリ語の口承文芸、詩、散文の成り立ちや受容にもページを割き、日本語で読める唯一のスワヒリ語文学小史としても重要な1冊。【商品解説】
目次
- 序章
- 第Ⅰ部 スワヒリ語文学とケジラハビ
- 第一章 スワヒリ語文学覚え書き
- 第一節 スワヒリ語とは
- 第二節 スワヒリ語の口承文芸
- 第三節 スワヒリ語詩
- 第四節 スワヒリ語の散文
- 第五節 スワヒリ語文学の受容の場
- 第二章 ケジラハビの人物像と作品
- 第一節 ケジラハビの経歴
著者紹介
小野田 風子
- 略歴
- 〈小野田風子〉1991年京都府生まれ。大阪大学大学院言語文化研究科博士後期課程修了。同大学大学院人文学研究科特任助教。専門はスワヒリ語文学、アフリカ文学。
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