紙の本
家の歴史を書く (ちくま文庫)
著者 朴 沙羅 (著)
「私の家族はいつどのように、どうして済州島から大阪へとやってきたのか。その後どうやって生きたのか」 気鋭の社会学者による、家族への親愛と歴史への洞察に満ちた、自身の家(チ...
家の歴史を書く (ちくま文庫)
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商品説明
「私の家族はいつどのように、どうして済州島から大阪へとやってきたのか。その後どうやって生きたのか」 気鋭の社会学者による、家族への親愛と歴史への洞察に満ちた、自身の家(チベ)の記録。【「TRC MARC」の商品解説】
「個人の人生を、どう歴史として残せるのだろう」
家族への親愛と歴史への洞察に満ちた、ある家の記録。岸政彦、星野智幸推薦。解説 斎藤真理子
「自分の親戚がどうやら「面白い」らしいことは知っていた」社会学者である著者は、済州島から日本へ来た親族にインタビューする。「社会学は過去をどのように扱えるのか」「ひとの語りを聞くとはどういうことか」自問しながら、著者は伯父二人と伯母二人の生活史を聞きとっていく。亡くなった伯父との約束を果たすべく書いてみせた、ある家(チベ)の歴史。【商品解説】
目次
- はじめに
- 第一章 生活史を書く
- 「人生を語ってください」?/知りたいこととその方法/「社会学的」な分析とは何か?/過去を社会学する/生活史を書く/二つの「正しさ」
- 第二章 誰も知らない──李延奎伯父さん
- 幼少期/日本一の教育者/「解放」と「敗戦」のあいだ/三・一ストライキ/伯父さんの逮捕/息も楽もできない/運を天に任す/残された人々のこと/「逃
- 避者(トビジャ)」となって/美しい済州(アルムダウン・チェジュ)
- 第三章 めっちゃええ場所──朴貞姫伯母さん
著者紹介
朴 沙羅
- 略歴
- 朴沙羅(ぱく・さら):1984年、京都市生まれ。専攻は歴史社会学。ヘルシンキ大学文学部文化学科講師。単著に『ヘルシンキ 生活の練習』(筑摩書房)、『外国人をつくりだす──戦後日本における「密航」と入国管理制度の運用』(ナカニシヤ出版)、共著に『最強の社会調査入門』(ナカニシヤ出版)、訳書にポルテッリ『オーラルヒストリーとは何か』(水声社)がある。
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