- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/12/12
- 出版社: 琥珀書房
- サイズ:21cm/310p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-910723-28-0
- 国内送料無料
紙の本
越境の在日朝鮮人作家尹紫遠の日記が伝えること 国籍なき日々の記録から難民の時代の生をたどって (鹿ケ谷叢書)
在日朝鮮人作家・尹紫遠の戦後の日記には、密航・親族離散・朝鮮人差別・生活苦、「書く」営みの困難さを伝える断片的記述に満ちていた−。研究者の解説とともに、尹紫遠の日記を読み...
越境の在日朝鮮人作家尹紫遠の日記が伝えること 国籍なき日々の記録から難民の時代の生をたどって (鹿ケ谷叢書)
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商品説明
在日朝鮮人作家・尹紫遠の戦後の日記には、密航・親族離散・朝鮮人差別・生活苦、「書く」営みの困難さを伝える断片的記述に満ちていた−。研究者の解説とともに、尹紫遠の日記を読み解く。【「TRC MARC」の商品解説】
金素雲訳編『朝鮮詩集』(岩波文庫)の解説者として世に知られる、朝鮮人作家、尹紫遠(ユンジャウォン、1911-1964)。1942年、朝鮮人初の短歌集を刊行した人物でありながら、戦後の歩みはこれまで注目されたこともなく、その存在は今ではほとんど忘れ去られている。
日本出身の妻と暮らした尹紫遠の戦後の日記には、「密航」・親族離散・朝鮮人差別・生活苦・文化交流、そして戦後日本で在日朝鮮人が「書く」営みの困難さを伝える断片的記述に満ちていた。様々な在日朝鮮の人たちの声を拾ってきた研究者の解読とともに、日記は豊かに「在日」の経験を現代に語りだす。
世紀をこえるグローバル移動の物語 西川祐子
在日朝鮮人文学史の〝失われた環〟 平田由美
体験と虚構の中に探る戦後史の共有の(不)可能性 日比嘉高
日記がつむぎだす「もう一つの戦後史」 板垣竜太
尹紫遠日記を読む 解説 宋恵媛
序. 宛先不明の手紙
一.在日朝鮮人と日記
二.一九四六年、戦後作家の誕生
三.蔚山での幼年時代、東京での孤独な青春
四.桃の花、あいりすの花―内なる朝鮮を詠む
五.東京はけふ雨が降ってゐる―戦後日本で朝鮮人が書くということ
六.文学者たちとの交流録
七.在日朝鮮人文学史の一隅で
八.謎解き
九.とし子
父と母の思い出 尹泰玄
尹紫遠日記(1946.9-1964.8) 尹紫遠
『月陰山』巻末記 尹徳祚
あとがき
尹紫遠作品一覧
尹紫遠が鑑賞した映画一覧
人名索引【商品解説】
目次
- 世紀をこえるグローバル移動の物語 西川祐子
- 在日朝鮮人文学史の〝失われた環〟 平田由美
- 体験と虚構の中に探る戦後史の共有の(不)可能性 日比嘉高
- 日記がつむぎだす「もう一つの戦後史」 板垣竜太
- 尹紫遠日記を読む 解説 宋恵媛
- 序. 宛先不明の手紙
- 一.在日朝鮮人と日記
- 二.一九四六年、戦後作家の誕生
- 三.蔚山での幼年時代、東京での孤独な青春
著者紹介
尹 紫遠
- 略歴
- 〈尹紫遠〉朝鮮半島蔚山生まれ。朝鮮国際タイムス社勤務、行商などを経て、クリーニング店を妻と経営。著書に「38度線」など。
〈宋恵媛〉博士(学術)。著書に「「在日朝鮮人文学史」のために」など。
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