0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
みなさん、手練れの作家さんだけのことはある。
それぞれの個性が出てて、おもしろあった。
アンソロジーの類はあんまり好きじゃないけど、今作品は良かった。
投稿元:
レビューを見る
そうそうたる顔ぶれの短編集。
読んだことのないかたも沢山いらしたけど皆さん読みやすくてさすがだな……と思う。朝井さん浅田さんを目当てにしてたんだけど、この作家さんも読んでみたかったんだよね〜という人が多くて良かった。
個人的には道尾さんがめちゃくちゃめちゃくちゃ良かった……………………良かったというか……文章の世界観に殴られた感じがすさまじかった。
投稿元:
レビューを見る
SL 2023.1.11-2023.1.14
「小説すばる」に掲載された短編のアンソロジー。どれもすでに単行本で刊行されているので3編は既読だった。
アンソロジーは自分が未読の作家に出会えるのがいい。
道尾秀介「きえない花の声」が面白かった。単行本はパラレルワールドになっているらしい。
投稿元:
レビューを見る
短編集はいろんな人の作品を読めるから楽しい。
初めましての人も多く、次に読む本の参考になった。
一つの作品の舞台が偶然にも地元で、すごい田舎に表現されててびっくりした笑
投稿元:
レビューを見る
【収録作品】「小さな兵隊」(『残り全部バケーション』)伊坂幸太郎/「正雄の秋」(『我が家のヒミツ』)奥田英朗/「ロックオンロッカー」(『本と鍵の季節』)米澤穂信/「それぞれの仮面」(『マスカレード・イブ』)東野圭吾/「星を見ていた」(『ホテルローヤル』)桜木紫乃/「きえない花の声」(『鏡の花』)道尾秀介/「足跡」(『あなたの愛人の名前は』)島本理生/「閨仏」(『心淋し川』)西條奈加/「遠くから来た手紙」(『海の見える理髪店』)荻原浩/「無言歌」(『帰郷』)浅田次郎/「エンドロールが始まる」(『少女は卒業しない』)朝井リョウ
シリーズものの一編は、全体を読みたくなるし、既読のものも再読したくなる。アンソロジーは楽しい。
投稿元:
レビューを見る
ほとんど読んだことある作品が多かったけど、これめちゃくちゃ豪華なアンソロジーで、年末年始の読書におすすめ♡
投稿元:
レビューを見る
小さな兵隊:伊坂幸太郎/正雄の秋:奥田英朗/
ロックオンロッカー:米澤穂信/
それぞれの仮面:東野圭吾/星を見ていた:桜木紫乃/
きえない花の声:道尾秀介/足跡:島本理生/
閨仏:西條奈加/遠くから来た手紙:荻原浩/
無言歌:浅田次郎/エンドロールが始まる:朝井リョウ
何編かは読んだ記憶がある。11の短編は何かが心に残っていく。いろいろな思いがそれぞれから感じられる。
投稿元:
レビューを見る
ひっさびさに読書。軽めの読みやすいものがよくてこれにしました。
たまたまですが、女性が主人公の話が多くてこの本の印象を左右している気がします。(7/11が女性)
なぜかわからないけどあんまり女性の登場人物ってハマらないんですよね…あと女性作家もあんまりハマらない傾向あり。
良かった話を選ぶなら、「正雄の秋」か「無言歌」かなぁ。
どうでもいいけど、「エンドロールが始まる」の冒頭が気になる…「つめたい」って単語が4行に3回も出てくるのだが、わざと?くどいと思ってしまった。(ついでに、「つめ」も1回出てくるしひらがなだしわざとか?)
投稿元:
レビューを見る
集英社の「小説すばる」創刊35周年記念特別アンソロジーとして11月に発行された集英社文庫『短編宝箱』を読んだ。文庫の帯に「人気作家たちが描き出す、宝物のような11編」とあるように、人気作家11人による短編集である。どんな作家かというと、朝井リョウ、浅田次郎、伊坂幸太郎、萩原浩、奥田英朗、西條奈加、桜木紫乃、島本理生、東野圭吾、道尾秀介、米澤穂信。
この11人の作品は、様々なジャンル、すなわちミステリーから時代小説まで多彩であって、本来ならば1話毎に感想を書くべきなのかも知れないが、それは省くとして、個人的に自分の心に染み入ったのは、好きな作家である桜木紫乃の作品と、初めてその作品を読んだ朝井リョウの話。意外だったのは、結構人気のある東野圭吾の作品が心に響かなかったこと。そのほかとしては、太平洋戦争が背景にある作品や時代小説は個人的には好きでないのであまり心に残らなかった。とは言うものの、作品の出来映えとしてはそれぞれが素晴らしかった。小説家として名を成す諸氏は短編の名手でもあった。
せっかく知り得た集英社文庫の短編アンソロジー。既に何冊かシリーズ化して出ているようなので、今度は『短編工場』を読んでみたい。桜木紫乃のほか、同じく自分のお気に入りの石田衣良の作品も載っているからだ。
投稿元:
レビューを見る
人気作家11人の短編を集めたアンソロジー。
店頭で見つけて、好きな作家の名がたくさん連ねてあったのでさっと購入。そしたら11編中7編は、元の単行本で既読だった。
それにしても粒選りの作品ばかりで、何とも読みごたえのある一冊。
投稿元:
レビューを見る
めちゃくちゃ良かった!
珠玉の短編集。たぶん並びもいいのかも。
後半にいくにつれて、心が揺さぶれる深い話になっていった気がした。西條奈加さんの話のように、連作短編のなかの一遍が他にもあったのかな。だとしたらそちらも併せて読んでみたいと思った。
投稿元:
レビューを見る
「星を見ていた/桜木紫乃」
ホテルローヤルで働くミコさん。
わたしホテルローヤル読んでないのかな?
つらかった。
投稿元:
レビューを見る
ほんとに宝箱にような(好きな作家さんばかり)短編集だった。
違う味のがいっぱい詰まったキャンディボックスのような。
中でも好きだったのが、伊坂幸太郎、奥田英朗、米澤穂信、
荻原浩、朝井リョウの短編。
東野圭吾はあのホテルものの山岸尚美もの。(いまいちだった)
島本理生は相変わらず性にまつわる小話でしかも、底が浅くこの作家、頭の中はこのことばかりなのって思ってしまう。
道尾秀介のは最後がいつも?となることが多い。
私の読解力の問題なのかもしれないけど、
結局、不倫はしておらすず息子がロープを張ったゆえに川に落ちて死んだってことなのかな。
うーん、ちょっと連城三紀彦的な短編だったわ。
投稿元:
レビューを見る
書き下ろしではないが、力があり人気の高い11人の作家による短編集。
「無言歌」は、先日の潜水艇の事故(タイタニックを見に行って水圧で潜水艇が潰されてしまった事故)を思わせ、また、沖縄戦の祈念日に当たっていたため、なんとも苦しい気持ちになった。
偶然とは重なるもので、心の中で、ひっそり、命というものについて考えた。
「エンドロールが始まる」は、高校の卒業式の日の物語。
教師に恋をする少女がほのかな思いに別れを告げる。
どうしたって届かない思い、過去形にすることでしか表せない思い。
けれど、受け取れない思いを「受け取らない」人は誠実だと思う。
成就することだけが幸せではない。
もういい大人だから理解できる。…それでも時々全てを壊しても手に入れたい思いもあるかもしれないけれど。
「きえない花の声」は、ラストを2回読んだ。
そして、ゆっくり理解した。
静かに降り積もった「思い」の恐ろしさに。
投稿元:
レビューを見る
作家の短編小説を凝縮した宝箱のような作品集というコンセプト。知らなかったけど、集英社ではこの企画で短編小説集のコンセプトを変え、これまで10作以上リリースしてる。今作はコンセプトを体現した表紙のデザインは満点をつけたい。
11作品中5作品をこれまで独立した作品として読んだことがあった。かなりの確率。
よかったのは、奥田英朗と朝井リョウの作品。奥田先生の作品は、サラリーマンの組織におけるあり方を考えさせる全編通じて本格的な社会小説として引き込まれる展開の末、全く趣向が異なる思わず吹き出してしまう最後のオチを楽しませてもらえた。