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商品説明
連合赤軍事件からカンボジア虐殺共産主義まで、かつてないほどにグロテスクな全面化と普遍化を実現したテロリズム現象の根拠と意味を読み解く。補論「68年ラディカリズムの運命」に加え、「観念的暴力と象徴的暴力」も収録。【「TRC MARC」の商品解説】
世界内戦と貧困化の時代に、暴力(テロ)を根源的に考える。
1972年連合赤軍事件の衝撃から半世紀。産業労働者の階級脱落(デクラセ)化による経済的貧困やアイデンティティ危機による暴力、頻発する無動機大量殺傷。そして山上徹也による安倍晋三銃撃事件。
いま世界は、剥き出しの暴力の時代を迎えている。この時代に生まれた我々が読むべき必読の一冊。
『テロルの現象学』の観点から無視しえないのは、安倍暗殺における自己観念の暴力、反抗的テロリズムの重層的な意味だろう。山上徹也に「現実的世界喪失」は認められても「観念的自己回復」の過程は存在しないかのようだ。(…)日本社会という死んだような「平穏の孤島」にも、遠からず政治的激動の一時代は到来するだろう。(本書「あとがき」より)【商品解説】
著者紹介
笠井 潔
- 略歴
- 〈笠井潔〉東京都生まれ。ミステリ作家、SF作家として活躍する傍ら、精力的な評論活動を展開。「バイバイ、エンジェル」で角川小説賞受賞。ほかの著書に「オイディプス症候群」など。
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