紙の本
森鷗外、自分を探す (岩波ジュニア新書)
著者 出口 智之 (著)
幕末に生まれて巻き込まれた明治の激動、「舞姫」の裏側にあった本当の恋愛、まだ近代文学の形が定まらないなかで賭けた文筆の道…。その時代の感覚に立ち作品や資料を読み解き、自分...
森鷗外、自分を探す (岩波ジュニア新書)
森鴎外,自分を探す
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
幕末に生まれて巻き込まれた明治の激動、「舞姫」の裏側にあった本当の恋愛、まだ近代文学の形が定まらないなかで賭けた文筆の道…。その時代の感覚に立ち作品や資料を読み解き、自分探しに悩む森鷗外の姿を浮き彫りにする。【「TRC MARC」の商品解説】
文豪で軍医の、歴史上の天才? 「舞姫」って本当は何が書いてあったんだろう? 江戸時代の終わりに生まれ、明治の激動のさなかに勉強して留学し、自由恋愛を経験して、一人称小説を書くとはどういうことだったのか。その時代の感覚に立って、作品や資料を読み解けば、悩んで悩んで自分を探した、鴎外の横顔が見えてくる。【商品解説】
文豪で軍医の、歴史上の天才?激動の時代に生まれた鴎外自身には、そんな自分の未来はわかっていなかった。【本の内容】
目次
- はじめに
- 第一章 鷗外少年の勉強−自分は何を学びたいのだろう?
- 勉強しなさい! …でも何を?/鷗外少年の書いた漢字/鷗外という名前/鷗外の手習い/江戸が終わった!/森家の上京/勉強が役に立たない!?/十一歳で東大医学部合格…!?/医学生、鷗外/漢詩文への思い/陸軍入り
- 第二章 鷗外の恋と「舞姫」の事情−自分の思いは貫けるか?
- 高校現代文の四天王/「舞姫」なんて最悪だ!/鷗外の恋人/「エリス」の実像/結婚をめぐって/エリーゼとの別離、登志子との離婚/現実の体験から「舞姫」へ/自己を見つめる豊太郎/家族に読み聞かせられた「舞姫」/エリーゼへの思い
- コラム(1) 自分を書く小説−「文づかひ」から「舞姫」を考える
- 第三章 古文と現代文のあいだ−自分の言葉で書くのは難しい!
- 古文と現代文の接続点/言葉は変化する/江戸後期の文体のいろいろ/明治の言語改革/文語なんて必要か?/言文一致で小説は書けるか/書き言葉と描写の問題/話し言葉を話すのは誰?/言文一致小説の難しさ/「舞姫」の文体ふたたび/新しい文体を探して/一人称小説という新しさ/一人称は書きやすい/「舞姫」の奥ゆき
- コラム(2) 一人称小説の難しさ−夏目漱石「吾輩は猫である」と鷗外の「雁」
- 第四章 文学者にはなったけど−ジャンルとスタイルの自分探し
著者紹介
出口 智之
- 略歴
- 〈出口智之〉愛知県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。同大学大学院総合文化研究科准教授。著書に「幸田露伴と根岸党の文人たち」「幸田露伴の文学空間」など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む