寓話に生きた人イソップ その人生と１３の物語

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内容も素晴らしかったですが、何より絵に惹かれました。とても素敵な絵でいつまでも眺めていたいぐらいです。

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ずっとずっとむかし、ギリシアの近くのどこかの国で生まれたイソップという子。奴隷として生まれた少年は、かしこく、主人にも気に入られました……。

イソップの寓話がそんなに昔からあったとか、そういう起源だったということは全く知らなかったので、興味深かった。寓話として伝えることで、だれにでもその意図することがわかりやすく、そしてアドバイスとして受け取りやすいことがよくわかる。作中作のようなイソップの寓話が続くところは、少し紙質も変えてあって、芸が細かい。最後のイソップが自由になってからの絵がファンタジックで現実と物語が交錯する面白いものになっていて、そこが好きだなと思った。
大体の寓話は知っていたけど、『ライオンと彫刻』というのは知らなかった。ほかにもまだ知らないお話はあるかな。

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古代ギリシャで奴隷だったイソップ。奴隷だったから直接批判することができず、動物にたとえて語ったとのこと。それが2500年も語り読み継がれる。伝記と寓話が収められていて、絵もいい。