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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2022/12/26
- 出版社: 青土社
- サイズ:20cm/447,3p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-7917-7523-1
- 国内送料無料
紙の本
「人間ではないもの」とは誰か 戦争とモダニズムの詩学
著者 鳥居万由実 (著)
大正末から昭和初期、詩人たちが謳いあげる人間の像は変貌し、「人間ではないもの」が跋扈しはじめていた。時代に浚われていった詩人たちの作品を渉猟し、プレヒューマンとポストヒュ...
「人間ではないもの」とは誰か 戦争とモダニズムの詩学
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商品説明
大正末から昭和初期、詩人たちが謳いあげる人間の像は変貌し、「人間ではないもの」が跋扈しはじめていた。時代に浚われていった詩人たちの作品を渉猟し、プレヒューマンとポストヒューマンを架橋していく新たな批評。【「TRC MARC」の商品解説】
動物になる、人間になる、機械になる——
大正末から昭和初期、社会構造の変動と戦争の到来によって危機を迎えつつあった人間という「主体」は、モダニズムの時代と表現を作り出した。やがて詩人たちが謳いあげる人間の像も変貌していくこととなる。ときに昆虫として、工場の機械として、戦地を飛ぶ鳥として、動物園の猛獣として、おっとせいとして、「人間ではないもの」が跋扈しはじめていた。左川ちか、上田敏雄、萩原恭次郎、高村光太郎、大江満雄、金子光晴……。時代に浚われていった詩人たちの作品を渉猟し、プレヒューマンとポストヒューマンを架橋していく新たな批評がここに芽生える。卓越した詩人でもある著者による画期となる決定的著作。【商品解説】
目次
- 序章
- 1 人間の「主体」とイデオロギーの関係
- 2 本書の構成
- 3 モダニズムとは何か
- 第一部 モダニズム詩における「人間ではないもの」の表象
- 第一章 ジェンダー規範と昆虫−左川ちか
- 1 「何者でもないわたし」
- 2 永遠なる他者「詩のミューズ」
- 3 「詩のミューズ」の殺害
- 4 人間ではないものに内面を託すこと
著者紹介
鳥居万由実
- 略歴
- 1980年東京都生まれ。文学研究者、詩人、英日翻訳家。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程修了。博士(学術)。論文に、「金子光晴の詩集『鮫』におけるヒエロニムス・ボッシュの影響」(『言語態』2018年3月)などがある。2008年、第一詩集『遠さについて』(ふらんす堂)により中原中也賞最終候補。他に、実験的散文集『07.03.15.00』(ふらんす堂、2015年)がある。
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