- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/12/13
- 出版社: 日経BP日本経済新聞出版
- レーベル: 日経プレミアシリーズ
- サイズ:18cm/252p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-296-11493-1
読割 50
紙の本
災厄の絵画史 疫病、天災、戦争 (日経プレミアシリーズ)
著者 中野 京子 (著)
パンデミック、飢餓、天変地異、戦争…。過酷な運命に翻弄され、抗う人々の姿をキャンバスに描き続けてきた画家たち。様々な災厄の歴史的背景を解説しながら、人々の心をつかむ名画の...
災厄の絵画史 疫病、天災、戦争 (日経プレミアシリーズ)
災厄の絵画史 疫病、天災、戦争
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商品説明
パンデミック、飢餓、天変地異、戦争…。過酷な運命に翻弄され、抗う人々の姿をキャンバスに描き続けてきた画家たち。様々な災厄の歴史的背景を解説しながら、人々の心をつかむ名画の数々を紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
ベストセラー「怖い絵」シリーズ著者最新作!
パンデミック、飢餓、天変地異、戦争……
人類の歴史は災厄との戦いの歴史でもある。
画家たちは、過酷な運命に翻弄され、抗う人々の姿を描き続けてきた。
ムンクは疫病で死にゆく者が生き残る者へ示したあふれる愛を、
ミレイは天災から立ち直ろうとする若者の強靱さを、
ゴヤは怒りでいっぱいになりながら人間の蛮行を、
それぞれキャンバスに塗り込め、叩きつけた。
本書は、そんな様々な災厄の歴史的背景を解説しながら、現在も人々の心をつかむ名画の数々を紹介する。【商品解説】
目次
- 序章 災厄を呼ぶ神々の騎行
- 一章 大洪水と方舟(旧約聖書時代)
- 二章 古代の戦争 絵画に込めた願い
- 三章 古代の天変地異 神の怒りと跡形もなく消えた街
- 四章 中世の疫病 パンデミックと「死の舞踏」
- 五章 三十年戦争 最大最後の宗教戦争
- 六章 大火と絵画、西洋人が描いた「江戸の華」
- 七章 ペストの波状攻撃
- 八章 梅毒の猛威、疫病が照らす社会の暗部
- 九章 戦争のアレゴリー(寓意画)
著者紹介
中野 京子
- 略歴
- 〈中野京子〉北海道生まれ。作家、ドイツ文学者。西洋の歴史や芸術に関する広範な知識をもとに、雑誌や新聞の連載、講演、テレビ出演など幅広く活動。著書に「名画の中で働く人々」など。
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書店員レビュー
災厄はいつの世も描かれてきた
ジュンク堂書店福岡店スタッフさん
怖い絵の著者である中野京子さんにより、
深い歴史的背景と共に「災厄」という目線から多数の名画が紹介され、
目を背けたくなるような絵画であっても、大いに惹きつけられる内容である。
災厄は戦争や天変地異、飢饉、疫病(ペスト、梅毒、天然痘、コレラ、結核、スペイン風邪)など様々である。
これらの災厄に対し、人類がどのように直面してきたのか、
画家達は自分の思いを込めつつ描いてきたのである。
疫病という災厄において、
とりわけ、天然痘のワクチンをめぐる歴史&絵画ストーリーが書かれた章は非常に興味深いものがあり、
人類史上初のワクチン接種を描いたアーネスト・ボードの「少年に予防接種するジェンナー」は、
現代のコロナ・パンデミックを彷彿させる。
本書を読んだ後、
コロナ・パンデミックを現代の画家がどのように描くのか、
人類がコロナを駆逐する歴史的瞬間を描いた作品を見たくなるだろう。
紙の本
災いの種類は様々
2023/04/29 12:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
数々のわざわいを絵画に描いた。その紹介。
疫病、天災、戦争、人類の歴史の上で様々な災厄が絵に描かれてきた。天使は神のみつかいであるので、神の怒りである災いをも連れてくる。うつくしも残酷な天使の姿。山と築かれた骸骨。病に斃れる偉人、無邪気な子どもに迫る危機。
絵画といっても胸に迫る。
見開きページで絵画の真ん中が上手く見えないのが難。
紙の本
疫病・天災・人災 そして戦禍
2023/02/08 17:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙の「ローマのペスト」が象徴する災い、それらを描いた絵画たち。
「ローマのペスト」では悪魔に人間の命を奪うように指示するのは天使。
つくづく天は無情なのだ。
今まで疫病も天災も戦禍も、多彩な絵画が描かれてきた。
コロナと醜い欲望による戦禍の現代は後にどう描かれるのか。
某軍事超大国が引き起こした戦争を主題にヴェレシチャーギンの「戦争礼賛」のような生まれてくるのか、見届けたい気持ちがある。