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- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/12/06
- 出版社: 銀行研修社
- サイズ:21cm/229p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7657-4680-9
紙の本
新時代の中小企業経営支援の考え方 伴走支援・再生支援の現場から
著者 かがやき (監修),寺岡 雅顕 (著),藤井 健太郎 (著),樽谷 祐一 (著)
中小企業の経営支援で押さえておきたい基礎知識を紹介。さらに、課題「設定」型の伴走支援を事例とともに解説し、プロジェクトマネージャーのつぶやきなども収録する。通信教育講座の...
新時代の中小企業経営支援の考え方 伴走支援・再生支援の現場から
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商品説明
中小企業の経営支援で押さえておきたい基礎知識を紹介。さらに、課題「設定」型の伴走支援を事例とともに解説し、プロジェクトマネージャーのつぶやきなども収録する。通信教育講座のテキストをもとに書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
中小零細企業支援にかかわる方に幅広く読んでいただきたい。
2023/02/28 00:49
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投稿者:燃え尽きた銀行員 - この投稿者のレビュー一覧を見る
第1章では、
金融機関・支援者に限らず、中小企業支援に必要な基本的な考え方と知識が整理されている。とくに財務実態把握については、(箱で表現する筆者の独創性あふれる)図解が分かり易い。また、要償還債務に狭義と広義の視点があることを筆者は指摘しているが、これは中小企業支援における盲点だった。
経営者保証の問題については、「第3者保証が消えてしまったようにいずれこの世からなくなる」という発言を暴論であると切り捨ててある。この点については、銀行法第一条で「預金者保護」が謳われており、極力個人保証はいただかない方向で取り組む必要を認めながらも「必要な保証はある」という筆者の主張に共感する。
第2章では、
伴走支援と本業支援を定義したうえで、ビジョンを重視し、不確実な時代の環境変化に柔軟に対応する必要性を、理論と実例をもって分かり易く解説。とくに事例は秀逸である。
第3章では、
中小企業の事業再生に取り組むプロジェクト・マネージャーの苦労を、関わる専門家・経営者との間の実例で生々しく紹介している。金融機関職員にも支援専門家にも辛口の記載ではあるが、もと銀行員で融資管理部門およびサービサーでの経験を持つ筆者の「つぶやき」は、銀行員にも支援者にも刺さるものがある。
本書は、
中小企業支援に取り組む者の最低限必要な知識と心構え、伴走支援の実務と続き、最後に再生支援で結ばれている。この構成の書物はこれまで見たことがない。現場でたたき上げた3人の共著であり、説得力も十分である。新たなチャレンジがされた名著だと思う。