- カテゴリ:一般
- 発売日:2023/01/25
- 出版社: 講談社
- サイズ:20cm/336p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-528953-2
読割 50
紙の本
数学の女王
著者 伏尾 美紀 (著)
博士号を持つ警察官・沢村依理子は、道警本部の警務部に異動となる。新札幌の新設大学で爆破事件が発生し、沢村は突然捜査一課配属に。公安との駆け引きの中で進めていく捜査。しかも...
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商品説明
博士号を持つ警察官・沢村依理子は、道警本部の警務部に異動となる。新札幌の新設大学で爆破事件が発生し、沢村は突然捜査一課配属に。公安との駆け引きの中で進めていく捜査。しかも沢村は班長を任されることに…。【「TRC MARC」の商品解説】
「私には、研究が全てだった」
人生を奪われた天才は、あらゆるものを憎み、最も残酷な復讐を企てた。
第67回江戸川乱歩賞受賞作『北緯43度のコールドケース』のシリーズ2作目!
*************
強くてかっこいいのに等身大、警察小説の新ヒロインふたたび。
博士号を持つ異色のノンキャリ警察官・沢村依理子は、道警本部の警務部に異動となる。
とある出来事で監察官室に目をつけられている沢村は、これは報復人事ではないかと疑う。
そんな中、新札幌に新設されたばかりの北日本科学大学で爆破事件が発生。
これを機に沢村は突然捜査一課に異動となるが、ただし警務部付ーー果たしてこの人事の意味とは。
一方、爆破事件はいつまで経っても進展がない。まさか北海道でテロ事件が起こったのか。
公安との駆け引きの中で進めていく捜査、しかも沢村は突然班長を任されることに。
新天地でまだぎこちない沢村は、新参者の班長に対して心中複雑な班員たちをどうまとめていくのか。
なかなか実態がつかめない爆破事件の犯人の目的ーーそれは、女性研究者として博士課程まで進み、アカハラによって恋人を亡くすという経験をした沢村だからこそたどり着けるものだった。
【商品解説】
著者紹介
伏尾 美紀
- 略歴
- 〈伏尾美紀〉北海道生まれ。「北緯43度のコールドケース」で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。
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シリーズ第2弾
2023/01/29 14:30
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「北緯43度のコールドケース」シリーズ2作目
博士号を持つ異色の経歴の女性警部補が未だ偏見の多い警察組織の中で、大学で起きたテロを思わせる爆破事件の真相に迫る。前作に続き、性だけでなくあらゆる偏見や贔屓をテーマに、女性主人公ならではの視点で隠れた問題を浮き彫りにした社会派ミステリ。
第1弾が面白くてリクエストしたももの、都合良く文系を語る数学ポンコツの私に理解出来るかとの不安は杞憂に終わり、数学的な要素を飛ばしても大まかな推理に支障が出ないように組み立てられているのが良かった。偏見があればあるほどミスリードする展開が、偏見というテーマを巧みに炙り出していくテクニック。シリーズ第2弾という事もあり、前作より周りのキャラにも色がついていて、同じ組織の中で価値観が違う者同士がどう歩み寄るか、これもまた興味深かった。
次作ではそろそろ主人公の心が動くシーンがあるといいなと密かに期待してます。片桐さんあたり希望です。