紙の本
時代が変われば親も変わる?
2023/05/12 14:31
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
思春期の中学生男子に自立心が芽生え、自分で弁当を作る話。
この少年はなかなかいいなあと思うのだが、少年の親には理解できないらしい。ひと昔前の親たちだなあという印象。
時代が変われば社会の価値観も変わる。大人も変わらないと。
紙の本
シンザン記念
2024/01/10 23:00
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投稿者:イケメンつんちゃ - この投稿者のレビュー一覧を見る
八十代後半のタクシー運転手
このフレーズ
アナタはどうとらえますか
わたしは
正直
いつまで働かせてるんやと
心から思います
出来ない理由を考えるより
助けられる方法を思慮し
実行して頂きたいと思います
朝から読み始めたいも
まだ薄暗い
水曜日のカンパネラ
ダウンタウンは少し災難
爪も長い
黄色と黒は勇気のシルシ
24時間戦えますか
ビジネスマン
ビジネスマン
ジャパニーズビジネスマン
いゃーあ
かなりヤバイ
問題作
つんちゃんパパ同様
横暴カス
主人公のパパ
主人公のママは別に
なにもしていない
かまってもらえる内が華やて
なんと表現していいのか
ことばでは表せません
本当にムズい
ちなみに洗濯できません
服もたためません
麻雀もわかりません
在庫もあるそうなので
ぜひお買い求めくださいませ
フェアリーステークス
だから丸善書店はおもしろいんです
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突然母親に触られることが嫌になったタツキ。自分でも理由は分からないため、戸惑う。母親から世話されることを嫌い、自分でお弁当を作ったり、自分の服だけ洗濯するようにしたり…
でも、そんな行動は「母親の仕事を奪うことだ」と両親から反対される。
思春期の反抗期って、本人も上手く言えない急激な変化が起こるもので、それが伝わらなくて乱暴な言動になったりするけど、タツキは冷静に自分の思いを見つめ直して、言葉にして伝えようとするから偉い。
タツキの父親のように、男女の役割が決まっているかのような価値観や、常に上から目線な態度は大嫌いだけど、そんなパワハラに負けじと対話をしようとするタツキの方が、十分に大人だと思う。
自分の子どももこんなふうに反抗期になったりするのかな、と将来のことを考えずにはいられない。子どもがそんな素振りを見せた時に、また読み直したいお話だった。
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中学生のタツキは、母親が自分を世話する事が生き甲斐で、父親が偉そうに威圧的なのに、自分で弁当を作り洗濯をする事で意思表示しようと思ったのかな。淡々と流れる物語だが、タツキの両親は変わらない、それは頑なに。そんな中、タツキは自問自答しながら突き進む。この後のタツキを見たい。両親、いや母親だけでもタツキの変化をそっとサポートしてほしかったが、そうやってしか生きられなかったのかもしれない。いや、突然拒絶された事にただ傷ついただけなのかも。親が自分の気持ちだけを子供に押し付けてはいけないんだよなーと思った。
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中学1年のタツキは、ある日、出がけに母親から背中を触られたことに、
ぞくりとしてしまう。
これをきっかけに、タツキは自分で弁当を作り、洗濯をし、
同級生と話し合いながら、自分に起きた変化について考え出す。
気がつけば、それはいつのまにか、家庭内の役割分担から
大人としての生き方にまで広がっていくって・・・
ついに、タツキは自分の家庭がバラバラであったことにも気づく。
でもタツキは言う。「それでも家族だ」と。
・・・あらすじを書けば、こうなるのだが・・・
魅力は、ここに至るまでのタツキを中心とする中学生のやりとり。
私の頃(アラカンですw)には、こんなに、しっかりした考えを持っていた子は
いたのかな?
昨今の子ども達は、大量の情報の中で生きているだけあって、
またプレゼンが授業の中に取り入れられているので
考え、意見を述べることになれているのかも知れない。
テレビのインタビューなどを聞いていても、いつの頃からか、
感心する受け答えが増えてきている。
ずいぶん話がそれたが・・・
この中学生の問題意識を、ちっとも飽きさせることなく、
つまり物語としてのおもしろさを喪うことなく
読ませるのが、ひこさんらしい。
タツキは、良い子すぎるキライガあるけどねw
できることなら、この家庭の数年後を読んでみたい。
タツキは、どう成長する?
友達との関係は?(マシロとカホとタツキとの三角関係勃発なんてねw)
そして何より、母ユキと夫との関係はどうなる?
イマドキ珍しく、昭和な夫婦関係で、しかも、とってもイライラさせられる二人。
読まなくても見えるような・・・
続編は、やっぱりタツキ主体でお願いします。
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図書館に行ったら置いてあって、タイトルだけ見て借りてみた。
中学生向けの小説。
いわゆる急にやってきた親離れ。
何もかも母親にやってもらうのが嫌になった主人公龍樹。
弁当を自分で作るとか言い出す。
そりゃ~母親は戸惑う。
これが仕事してる母親だったら、嬉しいのかもしれないけど、龍樹の母親は専業主婦。
洗濯まで自分の物は自分でするって言いだす日にゃ、そこまで・・・
と私も戸惑う。
キチンと父親にも自分の意見を言うのは素晴しい。
龍樹君、自立してるね~
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中学生のタツキが、自立に向けて大人とは?家族とは?と色々悩みながら生きている姿が描かれている。稼げない子どもに対して、それを盾にねじ伏せる父親の姿勢は、大人の嫌な部分を良く捉えている。
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ある朝、突然母親が背中に触れてくることに寒気を覚えた。
お弁当の中の“愛情”のプレッシャーをかけてくるおかずにも。
ぼくは、お弁当を自分で作ることにした。
自立しはじめた中学生男子の13日間。
○反抗というのでもなくて、違和感を呑みこまずに友人たちにも相談しながら、少しずつ考え、親のプレッシャーにつぶれず自分の領分を確保していく姿がいいなと思った
○ちょっとゆがんだ感じの家族かなと思ったけど、どの家族にも歪みはある。というのも、クラスメートたちの会話の中で読み手は気付かされる
○お弁当のおかず、美味しそうなので、つくってみたくなる読者もいるかな?
○“家事大変”みたいな描き方のほうが多いので、やってみたらできるで~という描かれ方が新鮮だった。無意識下で女性の役割的な思想が自分にもあったのかな。
○龍樹が嫌がっているのに気付きながら、触ってた母の場面が結構ホラーだった…
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龍樹が色々考えてるのは立派で健気だけど、それにしてもこの両親が気持ち悪すぎて、読むのが非常にしんどかった。
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中学生のタツキは過保護な母から離れたい。これは反抗期なのか?母に触られたくない、部屋に入ってほしくない、その思いからお弁当を作ることにするが…。中学生男子にしてはちょっと思考が幼い気もするが、自立したいという思いが今まで見ようともしなかった色々なものに目を向けさせて、なかなか頑なな両親ともぶつかって話せたタツキはえらい。そのまま成長していってほしい。というかタツキの両親がおかしい。まあこんな家庭はいっぱいあるだろうけど、まさに支配されている家庭だったな。
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うちの親を思い出した…あー。自立をさせるって親にとっても重要な課題だなぁ。生きがいになってしまうと手放せなくなるものかやっぱり。それだけが生きる甲斐なんだもんな。でもそれは押し付けなんだと双方気づかないといけないんだ。
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読み始めてすぐなんだか読み心地が悪く感じたけど、それは作品との相性が悪いとかではなく…きっと私自身が親(反抗される側)だからなのかと気付いた。そして読み進めて主人公の両親が頻繁に登場するようになると…その両親に対する違和感(本音を言えば、気味悪さ)に変わっていく。そして、最後は主人公の言動に頷きながら、応援していた。
子どもの権利条約が定められて久しい時代に、まだこんな感覚の両親っているのかなと感じたけれど、それは読者という客観的に見られる立場だからなのかもしれないとも思う。私も子どもを見守る立場。我が子が主人公のように気付き、考え、訴え、行動するようになった時は、同じように応援していきたいと改めて感じた作品だった。
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思春期の男子中学生のお話。母親目線で読んでしまいドキッとした。作中の母親の気持ちも分からないではないけど、今の時代、それは子の自立をおおいに妨げる。ニートや引きこもりをつくりかねない。
主人公は聡明で、自分できちんと考え、さらに思いやりもある子。その独白が分かりやすく、ぜひ、中学生、親も読んでもらいたいなと思う。自分も子どもに対する接し方、考え方を気をつけよ…
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児童書に分類したけど、これは読んだ人の性別、年齢で感想がものすごく分かれそうなので、統計を取るとまでは言わないけど読者のバックボーンを踏まえたうえで感想を知りたい作品だった。
私としては、彼の行動には賛成したいけれど、洗濯をする、という行動一つにしても洗剤・水道代は親が負担しているというところまで考えが及んでいないので行動は自立しているように見えるかもしれないけど、経済的には全然自立できるものではない、というところまで考えられるようになって欲しい、と思った。
ただ、毎日食事が出てきて当然だ、と思うような子供よりははるかにしっかりしているし、応援したい。
とにかく自我のない母親の態度が一番腹立たしかった。
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思春期、反抗期の子供が、どんな風に物事や親を見て、評価しているのかが、とてもよくわかる。
迷いながら考えながら、毎日を生きているんだろうなぁと、改めて思う。
親を、一人の人間として評価するところなどは、
あぁ、私もこの時期こうだったなぁと、思い出した。
子供の意思を尊重せず、この家のルールだから、自分が稼いだお金だから、と、権力で押さえつける感じも、あるあるだよなぁと、考えさせられる。
親の従物、親の支配から、子供が自立していく過程を、こんなにも繊細で詳細に言語化してもらえて、感謝です。
子供との関係性に、大きな影響を与える本でした。