- カテゴリ:一般
- 発売日:2023/01/26
- 出版社: 集英社
- サイズ:20cm/379p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-08-771822-5
紙の本
よき時を思う
著者 宮本 輝 (著)
90歳の記念に祖母が計画した、家族のための豪華絢爛な晩餐会。そこに秘められた16歳の日の出会いと別れの記憶…。孫の綾乃は祖母の生涯を辿り、語られずにきた苦難と情熱を知る。...
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商品説明
90歳の記念に祖母が計画した、家族のための豪華絢爛な晩餐会。そこに秘められた16歳の日の出会いと別れの記憶…。孫の綾乃は祖母の生涯を辿り、語られずにきた苦難と情熱を知る。『すばる』連載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
よき時、それはかつての栄光ではなく、光あふれる未来のこと。
いつか、愛する者たちを招いて晩餐会を——
九十歳の記念に祖母が計画した、一流のフレンチシェフと一流の食材が織りなす、豪華絢爛な晩餐会。
子どもたち、孫たちはそれぞれの思いを胸にその日を迎える。
徳子おばあちゃんは、なぜ出征が決まった青年と結婚したのか?
夫の戦死後、なぜ数年間も婚家にとどまったのか?
そしてなぜ、九十歳の記念に晩餐会を開くことにしたのか?
孫の綾乃は祖母の生涯を辿り、秘められた苦難と情熱を知る——。
一人の命が、今ここに在ることの奇跡が胸に響く感動長編!
■著者紹介
宮本 輝(みやもと・てる)
1947年兵庫県生まれ。追手門学院大学文学部卒業。77年「泥の河」で太宰治賞、78年「螢川」で芥川賞、87年『優駿』で吉川英治文学賞、2004年『約束の冬』で芸術選奨文部科学大臣賞文学部門、09年『骸骨ビルの庭』で司馬遼太郎賞、19年「流転の海」シリーズ完結で毎日芸術賞を受賞。著作に、『水のかたち』『田園発 港行き自転車』『草花たちの静かな誓い』『灯台からの響き』など。10年秋に紫綬褒章、20年春に旭日小綬章を受章。【商品解説】
著者紹介
宮本 輝
- 略歴
- 〈宮本輝〉兵庫県生まれ。追手門学院大学文学部卒業。「泥の河」で太宰治賞、「螢川」で芥川賞、「優駿」で吉川英治文学賞を受賞。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。
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素敵な年齢の重ね方
2023/03/23 09:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:higassi - この投稿者のレビュー一覧を見る
近年の宮本輝さんの作品は「素敵な年齢の重ね方」が共通するテーマのように感じます。若い頃から人間関係や仕事に誠実に向かい合い続け、経済的に成功しても誠実さを忘れない「素晴らしい日本人」像が、読者の気持ちを温かくしてくれます。本作は90歳を迎える徳子さんを中心に本当に魅力的な家族で、綾乃さんもこれからを見守っていきたい気持ちになりました。晩餐会の描写も秀逸です!
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食卓から過去へ
2023/02/15 07:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
祖母の長寿を祝うために開催された食事会から、記憶を遡る旅が始まっていきます。戦争によって引き裂かれた愛に胸が痛むものの、次世代への希望も感じました。