岩波講座世界歴史１３西アジア・南アジアの帝国

著者荒川正晴（編）,大黒俊二（編）,小川幸司（編）,木畑洋一（編）,冨谷至（編）,中野聡（編）,永原陽子（編）,林佳世子（編）,弘末雅士（編）,安村直己（編）,吉澤誠一郎（編）

１６世紀の西アジア・南アジアにはオスマン、サファヴィー、ムガルの３帝国が鼎立し、その遺産は「近代」の礎となった。法秩序、王権の正統性、思想、ジェンダー表象などの視点を交え...

紙の本

税込 3,520 円 32pt

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商品説明

１６世紀の西アジア・南アジアにはオスマン、サファヴィー、ムガルの３帝国が鼎立し、その遺産は「近代」の礎となった。法秩序、王権の正統性、思想、ジェンダー表象などの視点を交え西アジア・南アジアの「近世」を描き出す。【「TRC MARC」の商品解説】

16世紀から18世紀の西アジア・南アジア地域は、多様な人間集団、社会規範が有機的に結びついた独自の「近世」を歩んでいた。オスマン、サファヴィー、ムガルの三帝国の統治システムが多民族・多宗教からなる社会を守っていたのである。共生を特徴とするこの地域の歴史を、法秩序、王権の正統性、思想、ジェンダー表象、交易などの視点を交えて豊かに描き出す。【商品解説】

展望｜Perspective
　西アジア・南アジアの近世帝国………林佳世子
　　はじめに
　　一、帝国の形成――一六世紀を中心に
　　二、官僚支配体制下の帝国――一七世紀を中心に
　　三、帝国の解体と地方政権の時代――一八世紀を中心に
　　おわりに
問題群｜Inquiry
　近世のオスマン社会………上野雅由樹

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収録作品一覧

西アジア・南アジアの近世帝国	林佳世子著	３−５４
近世のオスマン社会	上野雅由樹著	５７−８４
サファヴィー帝国におけるシーア派法秩序の形成	近藤信彰著	８５−１１３