読割 50
紙の本
流人道中記 上 (中公文庫)
著者 浅田次郎 (著)
姦通の罪で奉行所に切腹を言い渡されたが、それを拒んで蝦夷へ流罪となった旗本・青山玄蕃。ろくでなしでありながら、道中で行き会う弱き者を決して見捨てぬ心意気があり…。【「TR...
流人道中記 上 (中公文庫)
流人道中記(上)
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商品説明
姦通の罪で奉行所に切腹を言い渡されたが、それを拒んで蝦夷へ流罪となった旗本・青山玄蕃。ろくでなしでありながら、道中で行き会う弱き者を決して見捨てぬ心意気があり…。【「TRC MARC」の商品解説】
日本中から感嘆の声、続々。
『壬生義士伝』『一路』の浅田次郎、最高の感動作。
万延元年(1860年)。姦通の罪を犯した旗本・青山玄蕃に奉行所は切腹を言い渡す。だがこの男の答えは一つ。「痛えからいやだ」。玄蕃は蝦夷松前藩へ流罪となり、押送人の見習与力・石川乙次郎とともに奥州街道を北へと歩む。口も態度も悪い玄蕃だが、道中行き会う事情を抱えた人々を、決して見捨てぬ心意気があった。この男、本当に罪人なのか?【商品解説】
著者紹介
浅田次郎
- 略歴
- 浅田次郎
一九五一年東京生まれ。九五年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、九七年『鉄道員』で直木賞、二〇〇〇年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、〇六年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞・司馬遼太郎賞、〇八年『中原の虹』で吉川英治文学賞、一〇年『終わらざる夏』で毎日出版文化賞を受賞、一六年『帰郷』で大佛次郎賞、一九年菊池寛賞を受賞。一五年紫綬褒章を受章。近著に『流人道中記』『兵諌』『母の待つ里』など。
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紙の本
流人道中記
2023/05/05 11:04
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミミン - この投稿者のレビュー一覧を見る
浅田次郎先生の江戸末期、道中記の作品
浅田先生の作品には『一路』、『大名倒産』、『流人道中記』と共通にこの二つの要素
があります。江戸時代末期の制度・慣習の現実との乖離が大きくなり登場人物がこれに疑問を持ちながら生きてゆく姿をある作品ではコミカルタッチに、また本作品では哀愁をベースに書かれています。
また江戸時代、特に武士は参勤交代以外には一所に留まり多くの階層、地域の人との関わりが少ないのでこの形を通じていろいろなエピソードを本作品にも盛り込まれています。
ほんの数年先の明治期に登場人物の活躍を想像しながら楽しく読み終えました。
紙の本
人とは分かり合うまで時間がかかるものですね
2023/03/22 14:53
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
あまり期待せずに読み始めました。
母に勧められて渋々手に取ったぐらいでした。
けれども、今では先が気になってしょうがないほど、早く読みたくて。
出てくる言葉をネットで調べたり、画像でどんなものか見たりしています。例えば、「一文字笠」とはどんな笠か調べました。
図らずも、道中二人だけになってしまった主人公達がどうなるのか。さあ、早く読まなくては。
紙の本
愛と笑いあり
2023/03/30 13:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:chiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白いです。彼の作品には常に愛と笑いがある・・
紙の本
おもしろかったです。
2023/03/15 16:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆりちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
2人の主人公、青山玄蕃と石川乙次郎の人間性がどちらも良くて、読みやすかったです。
武士の名誉とされてきた、切腹という慣習にメスを入れているところからして興味深かったです。