新・教場

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【収録作品】プロローグ／第一話　鋼のモデリング／第二話　次代への短艇／第三話　殺意のデスマスク／第四話　隻眼の解剖医／第五話　冥い追跡／第六話　カリギュラの犠牲／エピローグ

風間が警察学校に赴任。資質の有無を見抜き、向かない者は容赦なく退校処分。必要な厳しさだとは思うが、警官のなり手がいなくなりそう。

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シリーズ第６作。風間が警察学校の教官となった直後の短編集。風間の眼は鋭く指導は厳しい。でも脱落者も多いがその後の人生にプラスに働き後継者は活躍するだろう。

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刑事だった風間公親が、警察学校の教官として赴任。
助教の尾凪と共に、教官として警察官の育成に携わっていく。

今回も風間の心理描写はなく、尾凪や生徒の視点から描かれることも多い。刑事時代の風間の凄さは、学生たちの間でも話題になるほどですが、一番の話題はなぜ片方が義眼なのか。
全体として助教の尾凪が風間から見て、力不足で物足りない描写が多い印象がありますが、風間の指示を確実にこなせる所をみると、それなりに有能な気もします。
教場を去る学生たち。不幸な境遇で辞めざるえない人もいましたが、警察官のハードルを以外に高く感じてしまいました。小説の中でやり過ぎの部分もあるのでしょうが。

ドラマのせいかキムタクの印象が強いですが、嫌いではないです。また、風間道場の元教え子の平優羽子も登場しますが、彼女を主人公にしたスピンオフもありかなと思いました。

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教場シリーズ第6弾。

警察学校の教官に着任した風間の初仕事を描いてます。
対象の学生は警察学校第九十四期初任科短期課程。
シリーズの原点に戻った作品ともいえます。
流石に風間＝キムタクに脳内変換してしまうのは止められないです。
シリーズの中でこれまで第九十八期、第百期、第百二期が描かれているので、次は第九十六期かな？

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長岡弘樹の教場シリーズの最新作でしたが、教官の風間と生徒、助教官間の問題から風間の慧眼で問題の本質を見抜いていく、おなじみの展開ですが、さすがの面白さでした！
テレビドラマも良いと思いますが、個人的には、小説のほうが好きですね！
また続編に期待しております！

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やっぱりドラマより小説の方が面白い。
今回は警察学校が舞台だしね。
どの章も優秀な生徒とそれほどでもない生徒が出てきて、
決まって優秀な方が学校を出ていく（退学）する運命に…。
まっ背景はそれぞれの事情を抱えてのことなんだろうけど。
最後の（銃口を人に向けたらたとえ弾が入ってなくても、即退学になるという規則。）クラスメートをかばって自分が退学になるっていうのが以外だったけど、その理由が警察学校の論文を書くためだけに入学し、その役目を果たしたので卒業式に退学に運良くなれたってことが驚きだったわ。

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犯罪者につけ狙われてるため、警察学校の教官となった風間。自殺やブラジリアン柔術が得意な者、総代候補の女性などの生徒が起こす不正行為を発見する。

なかなか面白かった。それぞれの生徒の事情、事件、そしてそれに気づく風間。あまり強引さがなくナチュラルに入って来た。

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　長岡弘樹さんの『教場』シリーズ最新刊である。本作は、風間が警察学校の教官として着任直後のエピソードを描く。校長は思う。新米刑事を鍛えていた風間が、ひよっこどもの相手をするのだ。いずれ、刑事捜査の第一線に戻るのではないか──。

　第一話「鋼のモデリング」。初対面の助教・尾凪にいきなりそんなことを教えるか。しかし、これは伏線だった。模擬交番で起きた騒ぎの真相とは。過去のある事件と繋がり、ストンと落ちるような結末。彼にとっては、これでよかったのだ。

　第二話「次代への短艇」。マル暴刑事を目指すという学生が、隠してきた秘密とは。風間が下した処遇が正しかったのかは、これから証明されるだろう。彼は意気に感じたようだが、こんな強烈な贈り物をもらったら、ビビるわ…。

　第三話「殺意のデスマスク」。タイトルから内容は想像できまい。夢を諦め、警察学校に入校した学生。風間が口にしたのは方便にすぎない。その裏にある本当の理由は、しっかり見抜かれていた。尾凪が鈍いのではない。風間が特別なのだ。

　第四話「隻眼の解剖医」。司法解剖を見学に来た学生たち。ほとんどの学生はトイレに駆け込むことになるが…。正直、彼女に同情の余地はあるし、姉としての後悔もあるだろう。風間ほど非情になれないのを自覚する、尾凪だった。

　第五話「冥い追跡」。なるほど、「暗い」ではなく「冥い」。鋭い人ならタイトルからピンとくるだろうか。どうして率直に訴えなかったのかと言いたくなるが、処分は避けられない。尾凪としては、せめて最悪の事態にならないことを願うのみ。

　第六話「カリギュラの犠牲」。卒業式で急遽行われた、風間の特別授業。ある意味、風間の想定をも超えた学生とは。さすがに風間の裁定に突っ込みたくなるが、T県警の行く末は、無事卒業した大多数の学生たちにかかっている。彼を含めて。

　ほとんどのエピソードで退校者が出る、「篩」というシリーズの原点に立ち返るような内容だった。それにしても、連続ドラマのスタートに合わせて刊行したのだろうが、タイトルよりも帯の木村拓哉の名の方が目立つような気がしないでもない。

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「教場シリーズ」第６弾は６つの短編。

短編の名手長岡弘樹さんだけあって、読みやすいけれど一つ一つのエピソードが小粒だけどピリリと辛味が効いていて飽きさせない。
今回は警察学校第94期の学生だけでなく、新米助教・尾凪尊彦の成長譚でもある。

このシリーズ、風間が警察学校教官のエピソードと刑事指導官だった頃のエピソードが時系列入り乱れて出版されているのがなんとも座りが悪い。
ドラマ化したら思いの外当たったからシリーズをもっと続けようってことになって苦し紛れに過去に遡って、今回さらに「新」と銘打ってまた過去に戻ったっていうところかな〜。

ま、面白いからいいんだけど。ドラマで風間をキムタクが演じちゃったから、原作を読んでいても彼の顔がチラつくのが難点。違う俳優にしてほしかったわ。

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エピソードを進めるごとに有望な警察学生達が退校していくのが切ない。教場を飛び出したスピンオフ作品もぜひ読みたい。教え子が活躍するのはファンにとっては嬉しい。

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教場シリーズ最新作。
やっぱり面白い。
毎章誰かが退校する。もはや退校待ち。
書き下ろしエピローグであの犯人についても言及。このタイミングだったとは。
帯にweb限定公開のスピンオフ「命の授業」が読めるQRコードあり。2023年6月末に公開終了予定らしいのでお見逃しなく！

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「鋼のモデリング」
「次代への短艇」
「殺意のデスマスク」
「隻眼の解剖医」
「冥い追跡」
「カリギュラの犠牲」
六話収録の連作短編集。

『千枚通し』に狙われる鬼刑事・風間公親が教官として、警察学校第九十四期初任科短期課程に赴任。

警察官を志す生徒達と新米助教・尾凪尊彦の成長譚でもあり、日々起きる事件の裏側を風間が紐解くミステリでもある。

伏線が分かりやすい事もあり、結末が想像つくものもあるけれど、毎回しっかり回収されるので気持ち良い。
何より風間の圧倒的存在感は目を見張る。

ミステリとしては薄味だが人間ドラマとして堪能した。

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風間シリーズの第6段
初めて警察学校へ赴任したときの話であるが、風間節はこの時から健在
ちょっした生徒の機微から不義を見抜き退校としていく
安定の面白さ3.8

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テレビで放映された2作のそれぞれの場面が脳裏に浮かんだ。
最初から最後まで木村拓哉の顔が頭から離れなかった