- カテゴリ:一般
- 発売日:2023/03/10
- 出版社: KADOKAWA
- サイズ:19cm/422p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-04-111392-9
読割 50
紙の本
忘らるる物語
著者 高殿 円 (著)
女が産み、男が支配する世界。全てを奪われ“産む”ためだけに生かされる少女・環璃は、触れた男を塵にする力をもつチユギという名の戦士に出会い…。『BOOK☆WALKER』他掲...
忘らるる物語
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商品説明
女が産み、男が支配する世界。全てを奪われ“産む”ためだけに生かされる少女・環璃は、触れた男を塵にする力をもつチユギという名の戦士に出会い…。『BOOK☆WALKER』他掲載を加筆・修正。【「TRC MARC」の商品解説】
金出づる国、燦という大国が支配する世界。貧しい土地で育ち、産んだばかりの子を奪われた環璃(ワリ)は、ひとり輿に乗せられ運ばれていた。「皇后星」に選ばれた環璃は、次の燦帝候補である四人の藩王のもとを巡って閨をともにすることになる。その道中で山賊に襲われたところを助けたのは、触れた男を一瞬で塵にする不思議な力を持った女性・チユギだった。その力に憧れながらも、帝までたどり着いて成し遂げるべきことを決意した環璃。運命に抗い、死と隣り合わせの旅を生き抜こうとするが――。彼女がたどり着いた、女が産み、男が支配する世界を変える「忘れられた物語」とは?【商品解説】
著者紹介
高殿 円
- 略歴
- 〈高殿円〉兵庫県生まれ。「マグダミリア三つの星」で角川学園小説大賞奨励賞、「カミングアウト」でエキナカ書店大賞を受賞。ほかの著書に「コスメの王様」など。
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女と男の生きづらさかな
2023/04/05 10:27
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
ファンタジーだが、人間が統べる国が残虐な統治の歴史を繰り返し行わない理由は、ゆるぎない理性を持ちえない性のためだろうか。支配されているのに、それに気づかない民の存在が、歴史の悲劇を繰り返すのだろう。男が女を殴らず、罵らず、見下さず、対等に思うことは、なんら名誉なことではないというのか。作者の大きな想いに押しつぶされそうな物語だった。