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商品説明
寂しいが吾れにひとりの姉があるかなしきを打つこのときのまも めずらしく晴れたる冬の朝なり手広の富士においとま申す 山崎方代の短歌を百首取り上げ、一首ずつ丁寧に読みとく。巻末に解説も収録。【「TRC MARC」の商品解説】
◆百首シリーズ第六弾
――「自分」をもとめて
山崎方代のユーモアと切なさの溢れる百首
◆内容紹介
ことことと雨戸を叩く春の音鍵をはずして入れてやりたり
(『こおろぎ』)
春が来るのは待ち遠しいものだが、方代は人一倍春の訪れを楽しみにしていた。山に入って山菜が採れる、すみれなど野に咲く花に挨拶できる。それにしても普通ならば「窓を開いて」というのではないだろうか。「いえ、窓を開く前に鍵をはずさなければなりません」と言われてしまうと、ぐうの音も出なくなるのだが、でもやっぱり「鍵をはずして」はユニーク。「そう来たか」と思わず言いたくなる意外な盲点。突拍子もないことではなく、手を伸ばせば届く範囲内で意外な飛躍の着地点を見つけることができた人だ。【商品解説】
著者紹介
藤島秀憲
- 略歴
- 〈藤島秀憲〉埼玉県生まれ。法政大学経営学部卒業。NHK学園短歌講座専任講師。「二丁目通信」で現代歌人協会賞、ながらみ書房出版賞、「すずめ」で芸術選奨文部科学大臣新人賞、寺山修司短歌賞を受賞。
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