- カテゴリ:一般
- 発売日:2023/03/31
- 出版社: 白水社
- サイズ:20cm/187p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-560-09490-7
紙の本
長い物語のためのいくつかの短いお話
フランスの小説家ロジェ・グルニエが、人生の旨味と苦味と可笑しみを洒脱な筆致で描いた、生前最後の短篇集。「ある受刑者」「サンドイッチマン」「記憶喪失」など全13篇を収録する...
長い物語のためのいくつかの短いお話
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商品説明
フランスの小説家ロジェ・グルニエが、人生の旨味と苦味と可笑しみを洒脱な筆致で描いた、生前最後の短篇集。「ある受刑者」「サンドイッチマン」「記憶喪失」など全13篇を収録する。【「TRC MARC」の商品解説】
老人文学の金字塔
「陽気なペシミスト」「短篇の名手」「パリ文壇最長老」などとして知られる、グルニエ生前最後の傑作短篇集。
カフェレストランの楽団で、毎晩同じような演奏を繰り返している男が、ふと出会った娼婦を必死に探す「チェロ奏者」、人生を振り返り、自分を処罰すべく自殺しようとした老人の結末(「ある受刑者」)、通信社で働く〈わたし〉が、短期間同僚だった男をふと見かけ、後を付ける「サンドイッチマン」、パリ市民蜂起の日、レジスタンス活動家らしき男の指令を受けて「オテル・マティニョン」に自転車で向かった若者の話(「マティニョン」)。
さらに、著者がジャーナリスト時代に取材したという、忘れられた「ヴァンプ女優」ジーナ・マネスの告白もあれば、「夫に付き添って」や「記憶喪失」など、老いを主題とするやるせないショートショートも。最後に、〈彼〉と初恋相手の美少女との交わりを、両者の人生の軌跡とともに描く、もっとも自伝的な1篇「長い物語のための短いお話」ほか、思わず泣き笑いしてしまうような心に沁み入る全13篇を収録。人生の旨味と苦味と可笑しみを洒脱な筆致で描く、著者92歳の到達点!【商品解説】
目次
- ブロッケン現象
- ある受刑者
- マティニョン
- チェロ奏者
- 動物園としての世界
- レオノール
- ヴァンプ女優、猛獣使いの女、そして司祭のメイド
- サンドイッチマン
- 裏切り
- 夫に付き添って
収録作品一覧
ブロッケン現象 | 7−19 | |
---|---|---|
ある受刑者 | 21−38 | |
マティニョン | 39−54 |
著者紹介
ロジェ・グルニエ
- 略歴
- 〈ロジェ・グルニエ〉ノルマンディ地方のカーン生まれ。フランスの小説家、ジャーナリスト、放送作家、編集者。「シネロマン」でフェミナ賞受賞。ほかの著書に「ユリシーズの涙」など。
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