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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2023/03/30
- 出版社: 以文社
- サイズ:20cm/300p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-7531-0372-0
- 国内送料無料
紙の本
なぞること、切り裂くこと 虚構のジェンダー
著者 小平 麻衣子 (著)
「新しい女」「モダン・ガール」「才女」…。次々と生み出される〈女〉という虚構。この虚構をめぐる幾多の文学的〈書きかえ〉は現実の何に寄与するのか? 無名性/有名性を超えて、...
なぞること、切り裂くこと 虚構のジェンダー
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商品説明
「新しい女」「モダン・ガール」「才女」…。次々と生み出される〈女〉という虚構。この虚構をめぐる幾多の文学的〈書きかえ〉は現実の何に寄与するのか? 無名性/有名性を超えて、書く女性たちの逡巡=闘争をあぶり出す。【「TRC MARC」の商品解説】
〈書きかえ〉の日本近代文学史
何かを書きつけたい切望、そしてその周囲に生じるさまざな権力関係(=書きかえ)。
近代になって書くことを与えられた女性たち。そのテクストに現れる「複雑性=書きかえ」は何を物語っているのか。文学作品のみならず、書簡、同人誌、雑誌投稿欄など、有名/無名を超えた女性たちの実践の足跡をたどる試み。
手本通りに書くためのなぞり書きが、手本をゆがめ、やがてそれを切り裂くに至るように、SNS時代の今日に通ずる、制度と個々人の関係のその「裂け目」に肉薄した、かつてない日本近代文学史。
文学という“虚構がつくるジェンダー“と、“ジェンダーそのものの虚構性”は、いかなる関係を「現実」において切り結ぶのか?【商品解説】
目次
- 序章 書くことを拒否しながら書く
- 1.小説とジェンダー
- 2.装いとセクシュアリティ
- 3.〈女性ならでは〉の書き方
- 4.〈書きかえ〉という上演
- 5.本書の構成触
- 第一章 〈女性〉を立ち上げる困難
- 1.評価の低い『青鞜』
- 2.小説における女性の視点
- 3.自己語りの形成と小説からの離脱
著者紹介
小平 麻衣子
- 略歴
- 〈小平麻衣子〉慶應義塾大学文学部教授。博士(文学)。専門は日本近代文学、ジェンダー批評。著書に「女が女を演じる」「夢みる教養」など。
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