紙の本
軍と兵士のローマ帝国 (岩波新書 新赤版)
著者 井上 文則 (著)
文明の帝国か、豺狼の帝国か−。建国から西ローマ帝国滅亡まで、軍隊と政治・社会との関わりを多角的に追跡。兵士の生涯にも光をあてて新たなローマ史を描き、その盛衰をユーラシア史...
軍と兵士のローマ帝国 (岩波新書 新赤版)
軍と兵士のローマ帝国
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商品説明
文明の帝国か、豺狼の帝国か−。建国から西ローマ帝国滅亡まで、軍隊と政治・社会との関わりを多角的に追跡。兵士の生涯にも光をあてて新たなローマ史を描き、その盛衰をユーラシア史のなかに位置づける。【「TRC MARC」の商品解説】
古代世界において繁栄を極めたローマは、一方では、対外戦争や内乱を繰り返す戦闘姿勢の国家であり、兵士が皇帝位をも左右する軍事体制の国家であった。建国から西ローマ帝国滅亡まで、軍隊と政治・社会との関わりを多角的に追跡、兵士たちの生涯にも光をあてて新たなローマ史を描き、その盛衰をユーラシア史のなかに位置づける。【商品解説】
建国から西ローマ帝国滅亡まで、軍・兵士と社会との関わりから浮かびあがる新たな歴史像。【本の内容】
目次
- 序 章 凱旋門とサトクリフとイエス――ローマ帝国と軍隊
- 戦勝を讃える都のモニュメント
- 児童文学に登場するローマ軍
- イエスを十字架に架け、パウロを保護したローマ兵
- 軍と兵士を通して見るローマ帝国
- 手薄だった後期ローマ帝国軍の研究
- ローマ史の流れ
- 第一章 市民軍から職業軍人の常備軍へ――ローマ帝国軍の形成
- 古代世界のなかのローマ帝国の軍隊
著者紹介
井上 文則
- 略歴
- 〈井上文則〉京都府生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。早稲田大学文学学術院教授。専攻は古代ローマ史。著書に「軍人皇帝時代の研究」「軍人皇帝のローマ」など。
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知られざるローマ帝国史の一側面
2023/04/01 19:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マルクス・アウレリウス - この投稿者のレビュー一覧を見る
漠然と軍事大国というイメージを持っているローマ帝国だが、その長い興亡の歴史の中で軍や兵士にも大きな変化があったことを教えてくれる良書。著者自ら言うように、決してミリタリーオタク向けの内容ではなく、大きな歴史の流れの中で分かりやすくその変遷をたどることができる。最後にシルクロードを通じた交易収入がローマ軍の軍事予算=強さを支えていたのではないかという著者の見立てがあるが、ライフワークとして是非研究とその成果を明らかにしてほしい。楽しみで胸がワクワクする。
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ローマを軍や兵士の視点で視る
2023/04/26 09:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ニッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る
共和制ローマ、そしてローマ帝国、それを支えたものの一つは軍と兵士である。ローマにおける軍と兵士は時代によっても異なるが、どのような存在であったか。その待遇と市民権そして強さから視る一冊である。