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商品説明
近代合理主義の諸問題を超克する最先端の現代哲学を鏡として、龍樹が説く縁起の論理や、唯識、華厳等の真意を明かす。また、空海の「吽字義」を精読し、初期仏教から密教までにいたる仏教哲学の一貫したあり方を再現する。【「TRC MARC」の商品解説】
ミシェル・セールの研究者としてフランス哲学、現代思想を探究してきた著者による、構造的存在論による仏教論の試み。ウッダーラカ・アールニ、プラトン、ナーガールジュナからレヴィ=ストロース、そして現代哲学までを総動員しながら、仏教を思考する本書は、まさに西洋哲学・思想と東洋哲学・思想の交差であり、哲学と仏教の対話、その試みの最前線である。
前著『今日のアニミズム』(文化人類学者・奥野克巳との共著)ではテトラレンマをはじめとする仏教の思想と論理に着目し、トライコトミーという原理が提唱されたが、本書では初期仏教から空海の密教思想に至るまで、さらにその探究の射程を広げていく。
東西の人類による知的営為の2500年にわたる歴史を遡行しながら、仏教が見いだした画期とは何だったのかを問いかけ、とりわけ難解とされる空海の理論的テキスト『吽字義』の精読を通じて、現代哲学としての空海を描き出す。
第一部には上七軒文庫で開催・配信された講義「二辺を離れる」(聞き手:師茂樹、亀山隆彦)を加筆修正した「上七軒講義」を掲載、第二部には、著者渾身の書き下ろしである空海『吽字義』に関する論考を収録。【商品解説】
目次
- 序
- 第一部 二辺を離れるーー上七軒講義(聞き手:師茂樹、亀山隆彦)
- 第二部 『吽字義』考
著者紹介
清水 高志
- 略歴
- 〈清水高志〉東洋大学教授。井上円了哲学センター理事。専門は哲学、情報創造論。著書に「実在への殺到」「ミシェル・セール」など。
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