- カテゴリ:一般
- 発売日:2023/05/08
- 出版社: ヘウレーカ
- サイズ:19cm/215p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-909753-15-1
読割 50
紙の本
国籍と遺書、兄への手紙 ルーツを巡る旅の先に
著者 安田 菜津紀 (著)
父は在日コリアン2世だった。父の死後に知ったその事実に、アイデンティティは大きく揺れ動く。自分はいったい何人なのだろう。父はなぜ語らなかったのだろう−。フォトジャーナリス...
国籍と遺書、兄への手紙 ルーツを巡る旅の先に
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商品説明
父は在日コリアン2世だった。父の死後に知ったその事実に、アイデンティティは大きく揺れ動く。自分はいったい何人なのだろう。父はなぜ語らなかったのだろう−。フォトジャーナリストがつづる、自身のルーツをめぐる物語。【「TRC MARC」の商品解説】
フォトジャーナリスト安田菜津紀がつづる、自身のルーツをめぐる物語。
父は在日コリアン2世だった。
父の死後に知ったその事実に、著者のアイデンティティは大きく揺れ動く。
自分はいったい何人なのだろう。父はなぜ語らなかったのだろう――。
朝鮮半島からやってきた祖父母も、その子どもである父も、歳の離れた兄も、もうこの世にはいない。手がかりがほとんどないなかで、祈るような気持ちで資料を取り寄せ、わずかな痕跡をたどってかれらがかつて住んでいた地を歩き、交流のあった人の話に耳を傾ける。
その旅でしだいに見えてきた家族の在りし日の姿を胸に抱きながら、目の前の現実を取材する日々。現在と過去を往還するなかで、ときに気分が沈みそうになっても、多くの人との出会いにより、著者は自らの向かうべき道を見出していく……。
貧困、災害、難民、ヘイトクライムなどの取材を通して、人々の声を伝え続けてきた著者が、自らのルーツに向き合い、大きな気づきを得て、あらためて社会のありかたを問いかける渾身の作。
【メディア掲載・出演情報】
5月7日 朝日新聞デジタルに、インタビュー掲載
5月16日、TBSラジオ「Session」出演
5月17日、毎日新聞デジタル、毎日新聞夕刊に、著者インタビュー掲載
6月5日、東京新聞朝刊特報面に紹介記事
6月10日、毎日新聞朝刊「今週の本棚」に書評掲載。評者は作家の中島京子さん
6月13日、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ!」に出演
6月15日、「週刊新潮」書評掲載(6/22日号)、評者は篠原知存さん
6月24日~25日、沖縄タイムス、琉球新報、秋田さきがけ、 福島民報、沖縄タイムス、山陰中央新報 下野新聞に書評掲載(共同通信配信)。評者は武田砂鉄さん
6月25日、「しんぶん赤旗」書評掲載。評者は渡辺雅之さん
6月26日、ハートネットTV「ルーツをめぐる旅の先に SNS上のヘイトを問う」
6月26日、AERA「この人のこの本」コーナーに掲載【商品解説】
目次
- プロローグ
- 第1章 旅のはじまり
- 「曖昧な喪失」と、カンボジアでの出会い/戸籍で目にした思いがけない文字/「また来るために」の響き/兄への手紙/母国語を話せないなんて「かわいそう」
- 第2章 「家族とは何か」から「故郷とは何か」へ
- 瓦礫に覆われた街と「故郷」/シリアは死んでしまった、それでも――/お前は分断を認めるのか
著者紹介
安田 菜津紀
- 略歴
- 〈安田菜津紀〉神奈川県生まれ。フォトジャーナリスト。認定NPO法人Dialogue for People副代表。著書に「隣人のあなた」「あなたのルーツを教えて下さい」など。
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国籍とは
2023/07/04 07:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:モンタワ - この投稿者のレビュー一覧を見る
国籍とその人自身の価値には何の関係もないのに、同じアジア人で同じような顔をしていて日本語話者であっても、国籍が違うと分かった途端に差別の対象となる不条理。この世から差別は無くならないとは思うがより少なくするには、もっと日本の近現代史を学習する教育が必要だと思う。