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- カテゴリ:一般
- 発売日:2023/04/07
- 出版社: 書肆侃侃房
- サイズ:20cm/142p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-86385-564-9
紙の本
ハビタブルゾーン 歌集 (現代歌人シリーズ 中部短歌叢書)
著者 大塚 寅彦 (著)
古るほどに蒼々として迫り来る家の過去ありアルバムのなか 輪廻など語ることなく六道の辻を行きたり癌病む女と 前歌集以降の12年間の作品より240首を選んだ第6歌集。【「TR...
ハビタブルゾーン 歌集 (現代歌人シリーズ 中部短歌叢書)
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商品説明
古るほどに蒼々として迫り来る家の過去ありアルバムのなか 輪廻など語ることなく六道の辻を行きたり癌病む女と 前歌集以降の12年間の作品より240首を選んだ第6歌集。【「TRC MARC」の商品解説】
卵白はかたまりやすき泪とも零れし卓に朝陽さやけし
病をえた人とともに過ごした日々
濃密な時間は歌に溶け出し
風や水となって胸内に沁みる
哀傷のプリズム
2023年4月上旬発売。
【収録歌より】
車椅子の君どこまでも押しゆかむ死も患ひも振り切るまでに
空見ればおほき虚なり花咲けば色むなしきよ君在らぬ世は
他界よりメール来る夜やいつかある氷の転ぶがの着信音に
「だつて君は死んでゐるだろ」夢に見し面に言ひきふいの目覚めは
たましひは苦に歪みつつ終に吐く真珠と思はむ月かげの澄む【商品解説】
著者紹介
大塚 寅彦
- 略歴
- 〈大塚寅彦〉愛知県生まれ。中部短歌会『短歌』編集発行人。著書に「刺青天使」など。
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