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- カテゴリ:一般
- 発売日:2023/04/24
- 出版社: 文藝春秋
- サイズ:19cm/362p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-16-391688-0
紙の本
魔女の原罪
著者 五十嵐 律人 (著)
鏡沢高校には校則がないが、“法律”だけは犯してはいけない。僕らにとってはいたって普通のことだ。しかし、ある変死事件をきっかけに、鏡沢高校、そして僕らが住む街の秘密が暴かれ...
魔女の原罪
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商品説明
鏡沢高校には校則がないが、“法律”だけは犯してはいけない。僕らにとってはいたって普通のことだ。しかし、ある変死事件をきっかけに、鏡沢高校、そして僕らが住む街の秘密が暴かれていく−。特殊設定リーガルミステリー。【「TRC MARC」の商品解説】
法律が絶対視される学校生活、魔女の影に怯える大人、血を抜き取られた少女の変死体。
一連の事件の真相と共に、街に隠された秘密が浮かび上がる。
僕(宏哉)と杏梨は、週に3回クリニックで人工透析治療を受けなければならない。そうしないと生命を維持できないからだ。ベッドを並べて透析を受ける時間は暇で、ぼくらは学校の噂話をして時間を潰す。
僕らの通う鏡沢高校には校則がない。ただし、入学式のときに生徒手帳とともに分厚い六法を受け取る。校内のいたるところには監視カメラが設置されてもいる。
髪色も服装も自由だし、タピオカミルクティーを持ち込んだって誰にも何も言われない。すべてが個人の自由だけれども、〝法律〟だけは犯してはいけないのだ。
一見奇妙に見えるかもしれないが、僕らにとってはいたって普通のことだ。しかし、ある変死事件をきっかけに、鏡沢高校、そして僕らが住む街の秘密が暴かれていく――。
『法廷遊戯』が映画化され注目を集める現役弁護士作家の特殊設定リーガルミステリー。【商品解説】
著者紹介
五十嵐 律人
- 略歴
- 〈五十嵐律人〉岩手県生まれ。東北大学法学部卒業。弁護士(ベリーベスト法律事務所、第一東京弁護士会)。「法廷遊戯」で第62回メフィスト賞を受賞し、デビュー。他の著書に「不可逆少年」など。
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紙の本
面白かった。けど
2023/08/09 20:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あや - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白いし一気読みしたのはしたんだけど、
正直何を伝えたいのかはわからなかった。
物語?話?としては面白かった!
紙の本
学園ものミステリーかと思いきや
2023/08/14 15:26
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
魔法使いと魔女の違いを
初めて知りました。
前半は学園もののミステリーだったのに、
死体遺棄からガラリと変わって急展開。
医療従事者の、しかも自身の専門分野においても
オカルト紛いの妄想から逃れられなかったくらい、
加害者家族の苦悩は大きいのだと思った。
電子書籍
リーガルミステリー
2023/04/24 23:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
校則=法律の特殊な高校に通う少年が、法律では裁けない閉ざされた街の秘密に迫る、身の毛もよだつ法廷ミステリ。
「くだらない」ラストの一文にあった様に本当にくだらない理由に躍らされる人間の弱さ。「法律」と「同調圧力」を笠に暴走し、正当化する人間の姑息さは、現役弁護士としての観点が反映されている気がして面白かった。
いじめや窃盗など倫理観を問う学園ミステリかと思ったら、殺人事件を機にガラリと一変。法律を含め倫理観を問うスタイルは一貫している筈なのに、状況に応じて独自の判断で優先されるものが変わる恐ろしさ。
「自分の幸福より、他人の不幸を求めていた」連鎖する不安が作り出す妄想と期待。全てを背負わされた少年の決断に心打たれる作品。
「犯歴」があるからまた犯すだろうという疑いと、一度「犯歴」があるからもう心を入れ替えただろうという期待。信じる事と疑う事は紙一重で、一つの要素がどちらに転ぶかは受け取る人次第だと痛感させられた。
紙の本
特殊設定リーガルミステリーという欲張りコンボ
2023/07/09 22:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なっとう - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かったです!
たった一行で読者を惹きつけるのが本当に上手いなぁ。
「えっ!?」「ええっ!?」とグイグイ読み進めてしまいました。
紙の本
透析治療患者の高校世二年生の男子と女子。
2023/09/01 21:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
透析治療患者の高校世二年生の男子と女子。
前半は校内で起こった盗難事件のその後と真相について。
違和感を放置できない男子が真相を明らかにしていく、学園ミステリー風。ところが、前半のラストで思わぬ展開となり、怒涛の後半へ。
「魔女」とはないか、住んでいる地域に隠された秘密、両親が隠していた事などが分かってきます。
見えないことに不安を抱き、未来におびえることの心理に迫ります。