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紙の本
古墳とはなにか 認知考古学からみる古代 (角川ソフィア文庫)
著者 松木 武彦 (著)
なぜ、日本列島に前方後円墳のような巨大古墳が生まれたのか。竪穴式石室から横穴式石室への大転換はどのように起きたのか。人の心の動きの分析を通じて解明する。古墳とは何であった...
古墳とはなにか 認知考古学からみる古代 (角川ソフィア文庫)
古墳とはなにか 認知考古学からみる古代
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商品説明
なぜ、日本列島に前方後円墳のような巨大古墳が生まれたのか。竪穴式石室から横穴式石室への大転換はどのように起きたのか。人の心の動きの分析を通じて解明する。古墳とは何であったかを問う、認知考古学の最前線。〔角川学芸出版 2011年刊の加筆・修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
なぜ、日本列島に前方後円墳のような巨大古墳が生まれたのか。長をまつる巨大な墳丘を「見上げる」行為や、石室の位置や様式、埴輪、また鏡・刀などの副葬品から、古代の人びとは何を感じとっていたのか。竪穴式石室から横穴式石室への大転換はどのように起きたのか。人の心の動きの分析を通じて解明。神格化の装置から単なる墓へ。3世紀から7世紀の日本列島に16万基も築かれた古墳とは何であったかを問う、認知考古学の最前線。
【商品解説】
目次
- 3~7世紀の日本列島に10万基以上も築かれた古墳とは何であったか。「神格化の舞台」から単なる「墓」へ。3世紀から7世紀の日本列島に10万基以上も築かれた古墳とは何であったかを問う。
- 第1章 古墳があらわれるまで
- 第2章 前方後円墳を解剖する
- 第3章 巨大古墳の世界
- 第4章 古墳文化の衰亡
- 第5章 世界のなかの古墳文化
著者紹介
松木 武彦
- 略歴
- 1961年、愛媛県生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。岡山大学文学部教授を経て、国立歴史民俗博物館教授。専攻は日本考古学。2008年、『全集日本の歴史1 列島創世記』(小学館)でサントリー学芸賞受賞。主著に『進化考古学の大冒険』『美の考古学』(新潮選書)、『未盗掘古墳と天皇陵古墳』(小学館)『縄文とケルト』(ちくま新書)、『はじめての考古学』(ちくまプリマ―新書)などがある。
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壮大な文明論
2023/07/23 07:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:K2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
古墳の出現から消滅までを、ユーラシア史の広い視野で考える意欲作。古墳に埋葬された「長」を神格化する宗教装置であった古墳は、横穴式石室や仏教などの影響で、家族墓へと変質して役割を終えたとする。梅棹忠夫「文明の生態史観」の議論と通底する壮大な文明論。