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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2023/06/01
- 出版社: 以文社
- サイズ:22cm/386p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-7531-0376-8
- 国内送料無料
紙の本
負債と信用の人類学 人間経済の現在
著者 佐久間 寛 (編),林 愛美 (訳),箕曲 在弘 (著),小川 さやか (著),佐川 徹 (著),松村 圭一郎 (著),酒井 隆史 (著),デヴィッド・グレーバー (著),キース・ハート (著),田口 陽子 (訳)
「他者を信じ、他者に負う」営みによって新たな社会関係と価値を創造する「人間経済」の可能性とは何か。グレーバーの「人間経済」の概念を手がかりに、文化人類学的視座から考察する...
負債と信用の人類学 人間経済の現在
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商品説明
「他者を信じ、他者に負う」営みによって新たな社会関係と価値を創造する「人間経済」の可能性とは何か。グレーバーの「人間経済」の概念を手がかりに、文化人類学的視座から考察する。【「TRC MARC」の商品解説】
2020年に急逝した文化人類学者デヴィッド・グレーバー。その思考の意義は、未だ汲み尽くされぬ魅力と価値に溢れている。日本でも『価値論』『負債論』『官僚制のユートピア』『アナーキスト人類学のための断章』(以文社)、『ブルシット・ジョブ』(岩波書店)などをはじめとするその著作は、現代社会を鋭く批評し、専門分野を超えてさまざまな議論がなされてきた。
とりわけ、2011年(日本語訳は2016年)に刊行された『負債論』は、貨幣と負債の秘密を5000年の人類史から読み解き、同時代の金融危機の記憶と影響とあいまって、人々に大きな衝撃をもたらす、世界的なベストセラーとなった。
本書は、グレーバーの「人間経済 human economy」の概念を手がかりに、『負債論』で提起された経済や政治をめぐる思考を、さらに先へと推し広げていくべく編まれた論文集である。
新型コロナウイルスの流行、ウクライナ危機と連動した世界的な不況が広がる今日、「他者を信じ、他者に追う」営みによって新たな社会関係と価値を創造する「人間経済」の可能性とは何か、文化人類学的視座から考察していく。
※本書は、2021年に開催された文化人類学公開シンポジウム「人類学からみる現代世界の信用と負債ーー「人間経済」に向けて」の成果に基づく登壇者による論考をまとめた第Ⅰ部、グレーバーの著作の翻訳を多く手掛ける酒井隆史氏による特別寄稿論文、グレーバー本人の未翻訳論文、グレーバーが『負債論』執筆にあたって大きな影響を受けた経済人類学者キース・ハートによる、『負債論』の書評論文を追加収録した第Ⅱ部、そして第Ⅰ部の執筆陣(シンポジウム登壇者)による本書の総括である座談会を掲載した第Ⅲ部からなる。【商品解説】
目次
- 諸 言
- 第Ⅰ部
- 序 章 信用、負債、返済(佐久間 寛)
- 第一章 商業経済と絡まり合う人間経済のありか――ラオスのコーヒー産地における農家による金貸しからの逃避をめぐって(箕曲在弘)
- 第二章 時間を与えあう――商業経済と人間経済の連環を築く「負債」をめぐって(小川さやか)
- 第三章 暴力の貸しを取り返しに行く――東アフリカ牧畜社会における復讐/感染/代替の論理(佐川 徹)
- 第四章 負債と労働の関係――グレーバーの『負債論』と『ブルシット・ジョブ』をつなぐもの(松村圭一郎)
- 第Ⅱ部
収録作品一覧
信用、負債、返済 | 佐久間寛 著 | 5−46 |
---|---|---|
商業経済と絡まり合う人間経済のありか | 箕曲在弘 著 | 47−86 |
時間を与えあう | 小川さやか 著 | 87−122 |
著者紹介
佐久間 寛
- 略歴
- 〈佐久間寛〉明治大学政治経済学部准教授。専攻は文化人類学、アフリカ地域研究。著書に「ガーロコイレ」など。
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