- カテゴリ:一般
- 発売日:2023/06/07
- 出版社: 東京大学出版会
- サイズ:21cm/231,7p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-13-023082-7
紙の本
「戦前歴史学」のアリーナ 歴史家たちの一九三〇年代
著者 歴史学研究会 (編),加藤 陽子 (編)
多様な歴史学が興隆し、新たな担い手たちが登場した1930年代。学界状況や時代状況を踏まえつつ、「戦後歴史学」のネガとして忘却されてきた「戦前歴史学」の実像に迫る。2022...
「戦前歴史学」のアリーナ 歴史家たちの一九三〇年代
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商品説明
多様な歴史学が興隆し、新たな担い手たちが登場した1930年代。学界状況や時代状況を踏まえつつ、「戦後歴史学」のネガとして忘却されてきた「戦前歴史学」の実像に迫る。2022年開催のシンポジウムをもとに書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
戦後歴史学が批判すべき対象としていた「戦前」の歴史学について、その出発点を1930年代に生まれた新しい歴史学の潮流のなかに見出す。多様な歴史学が興隆するなか、そこで生まれた歴史学研究会と、それを牽引した歴史家たちがたどった戦中・戦後も射程に入れて、現代の歴史学が切りひらく視座を提示する。
【商品解説】
目次
- まえがき(加藤陽子)
- 1 一九三〇年代の歴史学の「刷新」と黎明期の『歴史学研究』(加藤陽子)
- 一 本書の目的
- 二 「戦前歴史学」の地平から逆照射される「戦後歴史学」
- 三 歴史学研究会設立の意義と時代状況
- 四 『歴史学研究』の新しさ
- 五 忘れられた戦前歴史学の担い手
- 六 責任という観点から「編輯後記」を読む
収録作品一覧
一九三〇年代の歴史学の「刷新」と黎明期の『歴史学研究』 | 加藤陽子 著 | 1−23 |
---|---|---|
確かな「一隅」を築く試み | 戸邉秀明 著 | 24−26 |
「宮崎市定」の誕生 | 井上文則 著 | 27−50 |
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戦前の歴史学者の真の姿とは
2023/08/01 09:25
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
副題は「歴史家たちの1930年代」、戦時中の歴史学というと私はどうしても、神の国「日本」なんて信じていないのに信じているふりをしていた人々といった負のイメージを持ってしまう、そうしないと「あいつはアカだ」とレッテルを張られてしまう時代だったのかもしれないが。そういった時代の学者の真の姿がこの本で見えてきた