- みんなの評価
- あなたの評価
評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
- カテゴリ:一般
- 発売日:2023/05/31
- 出版社: マガジンハウス
- サイズ:24cm/158p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8387-3238-8
読割 50
- 国内送料無料
紙の本
秒速5000km
著者 マヌエレ・フィオール (著),栗原俊秀 (訳),ディエゴ・マルティーナ (訳)
【アングレーム国際漫画祭最優秀作品賞(2011年)】イタリアの肌を刺すような日差しの中、2人の少年と1人の少女が恋に落ちる。イタリア、ノルウェー、エジプトと場所を変えなが...
秒速5000km
秒速5000km
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
【アングレーム国際漫画祭最優秀作品賞(2011年)】イタリアの肌を刺すような日差しの中、2人の少年と1人の少女が恋に落ちる。イタリア、ノルウェー、エジプトと場所を変えながら三者三様の人生が淡く交わる20年を描く、大人のためのグラフィック・ノヴェル。【「TRC MARC」の商品解説】
ヨーロッパを代表する漫画家
マヌエレ・フィオールの恋愛漫画ついに初邦訳
イタリアの肌を刺すような日差しの中
二人の少年と一人の少女が恋に落ちる
イタリア、ノルウェー、エジプトと場所を変えながら
三者三様の人生が淡く交わる20年を描く恋愛漫画
この傑作グラフィック・ノヴェルを
美麗なフルカラー印刷でお楽しみください
巻末には訳者である栗原俊秀の詳細な解説付き
栗原俊秀「フィオールに魅せられて―文学、美術、建築が綾なす漫画の世界―」
<推薦のことば>
フィオールさんの作品が翻訳されて、日本で読めるようになったのは本当に嬉しい! 作品の中にゆったりと流れる時間と、美しい色彩には映画とも小説とも漫画ともつかない、独特の気持ち良さがあって眺めているだけで幸福感を覚えます。―――伊坂幸太郎(小説家『重力ピエロ』『クリスマスを探偵と』)
<担当編集者より>
『秒速5000km』にはナレーションがありません。登場人物のセリフだけで構成されています。フィオールは「あれから10年…」といった野暮な文章は入れずに、ルチアとピエロの人生の6つの場面を断片的に見せることで、わずか140ページで20年の月日を描き切ります。その6つの場面は、イタリア、ノルウェー、エジプトと地理的なヴァラエティに富んでおり、1つの章に1つの舞台だけが描かれるという制約が課せられています。そのため離れ離れの2人をつなぐ、電話や手紙といったコミュニケーション手段が印象的なガジェットとして描かれます。書名の『秒速5000km』は、オスロ(ノルウェーの首都)とエジプトの発掘現場の物理的な距離=5000kmと、国際電話のタイムラグ=1秒に由来しています。またこの地理的な国際性から、イタリア語、ノルウェー語、フランス語、英語、エジプト語の5つの言語の使用する規格外の試みが導かれます。ヨーロッパでは、EUによる「移動の自由化」(ノルウェーはEU非加盟国)や移民の増加などで他国籍、他言語の人と共生するのが日常になり、自らが他国で労働/生活することもありふれた人生の選択になっています。このような現実の反映が『秒速5000km』の国際性につながっているのでしょう。日本でも外国人労働者の数は、本書が出版された2010年から増え続けており、今後、国力の低下により国外で働く日本人の数も増え続けるでしょう。本書は21世紀の人々の心象に寄り添うものとして、2023年の日本において新たな価値が見出されるはずです。【商品解説】
著者紹介
マヌエレ・フィオール
- 略歴
- 1975年、イタリア生まれ。ヴェネツィア建築大学卒業。スイスの版元アトラビルから刊行された『日曜の人びと』(2004)で商業漫画家としてデビュー。流麗な色彩が印象的な『秒速5000km』(2010) は2011年アングレーム国際漫画祭最優秀作品賞を受賞。『インタヴュー』(2013)では一転して、木炭とインクを用いたモノクロの漫画表現に挑戦。『オルセー変奏』(2015)はオルセー美術館とのコラボレーション作品。最新作は『ヒペリコン』(2022)。日本では伊坂幸太郎の絵本『クリスマスを探偵と』(2017)の絵を担当した。漫画作品の日本語訳は本書『秒速5000km』がはじめて。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む