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B−29の昭和史 爆撃機と空襲をめぐる日本の近現代 (ちくま新書)
著者 若林 宣 (著)
模型や爆音レコードが販売された戦時下の人気コンテンツ「B−29」は、今も「火垂るの墓」などを通して知られている。「B−29」はいかにして、太平洋戦争そのものを象徴する存在...
B−29の昭和史 爆撃機と空襲をめぐる日本の近現代 (ちくま新書)
B‐29の昭和史 ――爆撃機と空襲をめぐる日本の近現代
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商品説明
模型や爆音レコードが販売された戦時下の人気コンテンツ「B−29」は、今も「火垂るの墓」などを通して知られている。「B−29」はいかにして、太平洋戦争そのものを象徴する存在になったのか。豊富な資料から読み解く。【「TRC MARC」の商品解説】
B-29はいかにして、太平洋戦争そのものを象徴する存在になったのか。戦略爆撃機の開発から『火垂るの墓』まで、豊富な資料で読み解く縦横無尽のB-29史。B-29――太平洋戦争を描いた作品には必ずと言っていいほど登場する戦略爆撃機である。一九四〇年代初頭に開発され、当時としては破格の五〇〇〇キロメートル以上の航続距離を誇ったこのアメリカ軍の長距離重爆撃機は、一九四四年六月以降本土空襲を繰り返し、広島と長崎に原子爆弾を落とした。模型や爆音レコードが販売される戦時下の〝人気コンテンツ〞となったB‐29は、今も『火垂るの墓』などを通して知られている。B‐29はいかにして、太平洋戦争そのものを象徴する存在になったのか。豊富な資料から読み解く、B‐29と日本人の歴史。【商品解説】
B-29はいかにして、太平洋戦争そのものを象徴する存在になったのか。その開発から『火垂るの墓』まで、縦横無尽のB-29史。【本の内容】
著者紹介
若林 宣
- 略歴
- 〈若林宣〉ライター。航空機、船舶、鉄道などから太平洋戦争を読み解く乗り物ファン。著書に「帝国日本の交通網」「日本を動かした50の乗り物」「戦う広告」など。
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戦争を知らない私もB29は恐ろしい
2023/07/03 14:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦時中を描いた小説には必ず空襲と戦略爆撃機B29が登場する、広島や長崎を襲った原子力爆弾が搭載されていたのもB29だ、私も亡くなった祖母から繰り返しその恐ろしさを枕もとで聞かされていた、そのB29のすべてがわかるというくらい緻密な資料で解説してくれるすごい本
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脱出可能な?回天
2023/06/10 12:27
4人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いくら何でも回天まで「建前上は、衝突前の脱出が考えられてはいた」はないだろう?回天は高速で移動する魚雷を改造したのだから、そこから乗員がハッチで脱出する事など、水圧がかかってびくとも動かないだろう。
岡田資中将について、以前朝日選書から出ていた「軍律法廷」で書かれた内容とは違うようだ。著者は軍律裁判すらかけずに捕虜にした搭乗員を殺したかのように書いている。それに「軍律法廷」では同じB-29の搭乗員でも海軍の捕虜になった場合は捕虜収容所に送られたとあった。「捕虜を不名誉なこととみなす考え方は、日本がとらえた捕虜に対する不寛容な姿勢にもつながった」にしろ、無差別爆撃を行ったB-29の搭乗員を軍律裁判にかけた事に触れつつ、まるで戦犯裁判のように軍律裁判にかけて死刑にしようと軍律裁判抜きで殺そうと一緒くたにして論じているのはどうだろう?
さすがに連合国軍側も日本やドイツの都市を爆撃したので、日本軍とドイツ軍「のみ」戦犯裁判にかける事は出来なかったが。
やたらに「戦犯」だの「公職追放」だのを連呼するのに、朝鮮戦争での北朝鮮への爆撃について「朝鮮半島の空襲被害も日本では顧みられることが少ない」と書いている。朝鮮人民軍が南侵した事が戦争の原因という視点がないのではないか?
また「それは紛争や戦争の後方拠点となったときに、どのような被害をもたらされかねないかを如実に語るものであるはずだ」とあるのは、「祖国解放戦争は米帝と李承晩傀儡徒党の北侵が原因」論で「論じない」限りは何かプーチンの「特別軍事作戦」なるものでNATO諸国がウクライナへの支援をしている事を「批判」して「ネオナチのゼレンスキー政権はロシアに降伏して戦争をやめるべきだ」と「主張」する「論旨」につながる発想だ。