- カテゴリ:一般
- 発売日:2023/06/26
- 出版社: 集英社
- サイズ:19cm/283p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-08-771431-9
紙の本
夜果つるところ
著者 恩田 陸 (著)
執筆期間15年のミステリ・ロマン大作『鈍色幻視行』の核となる小説、完全単行本化。「本格的にメタフィクションをやってみたい」という著者渾身の挑戦がここに結実…!遊廓「墜月荘...
夜果つるところ
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商品説明
執筆期間15年のミステリ・ロマン大作『鈍色幻視行』の核となる小説、完全単行本化。
「本格的にメタフィクションをやってみたい」という著者渾身の挑戦がここに結実…!
遊廓「墜月荘」で暮らす「私」には、三人の母がいる。孔雀の声を真似し、日がな鳥籠を眺める産みの母・和江。身の回りのことを教えてくれる育ての母・莢子。表情に乏しく、置き物のように帳場に立つ名義上の母・文子。ある時、「私」は館に出入りする男たちの宴会に迷い込む。着流しの笹野、背広を着た子爵、軍服の久我原。なぜか彼らに近しさを感じる「私」。だがそれは、夥しい血が流れる惨劇の始まりで……。
謎多き作家「飯合梓」によって執筆された、幻の一冊。
『鈍色幻視行』の登場人物たちの心を捉えて離さない、美しくも惨烈な幻想譚。
【リバーシブル・カバー仕様】
恩田陸によるミステリ・ロマン大作『鈍色幻視行』作中で、幻の作家・飯合梓の唯一の著作として登場する『夜果つるところ』。
『鈍色~』の核となる小説を完全単行本化した本書のカバー、恩田陸版/飯合梓版を自由にかけかえ可能なリバーシブル仕様でお届けします!【本の内容】
著者紹介
恩田 陸
- 略歴
- 〈恩田陸〉宮城県出身。「夜のピクニック」で吉川英治文学新人賞、本屋大賞、「中庭の出来事」で山本周五郎賞、「蜜蜂と遠雷」で直木三十五賞と本屋大賞を受賞。
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紙の本
美しい話でした
2023/05/31 21:44
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
恩田さんの作品のなかでもかなり上位に入ります。美しくてグロテスクで、どこか懐かしくて哀しくて。主役は確かに闇のなかで覚醒する墜月荘です。これは映像化したくなります。
紙の本
作中の物語
2023/08/01 22:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『鈍色幻視行』でストーリーの中心にあった物語。『鈍色幻視行』である程度のあらすじは分かっていたし、作者の境遇や心理を反映させているのではなど語られていたので、そういったことを念頭に置き読み進めました。
もちろん、そんな前知識なくても問題なく読めます。
時代背景や社会情勢など詳細に語られてはいませんが、何となくわかるという流石の匂わせ振り。
紙の本
「鈍色幻視行」の作中作小説
2023/07/08 16:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
「鈍色幻視行」の作中作小説を読む。主人公の子供視点が、怪しい雰囲気を醸し出す館、そこに集う人々、彼らの企みを、闇夜でさまようように描く。闇夜を抜けた先、夜果つるところを目指しているようだが、たどり着くことはなかった。映像化するためにはあまりにも不穏な雰囲気が、呪われた作品とみなされる由縁か。それなりに面白く、一気に読み終えた。
紙の本
残夢
2023/09/30 12:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
同じ恩田陸さんの『鈍色幻視行』に登場する作中作を出版という企画。本編を先に読むべきなのでしょうが、諸事情でこちらから開始。
山奥にあった遊郭を舞台とする幻想譚ですが、残念ながらストーリーの「飛び方」も展開もイマイチでした。
紙の本
作中作
2023/07/30 11:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
こっちを先に読んでしまった。
なるほど、そういうことか、って感じ。
この作品だけでは特にこれといってはないかも。
本編を読んだら、あらためてどう思うかな。