「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
1973年のデビュー以前から今日に至るまで、大友克洋が時代を反映しながら制作・発表してきたマンガ、映像、シナリオ、イラストなどの膨大な作品の数々を復刻。5は、表題作の著者初のSFをはじめ、全12作を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
大友克洋が24―25歳の頃、1978─1979年にかけて制作した12篇の短編漫画を発表順に収録した作品集。翌年の1980年には『童夢』や『気分はもう戦争』を発表し始める著者の才能が世間に轟く前夜、その胎動の如く完成度を上げていく短編の数々は一作ごとに趣向を変え、驚異の多面体を形成する。特に表題作の『Fire-Ball』は、それまでリアル路線の人間ドラマを中心に作品を紡いできた著者がSFという新たなジャンルに開眼した重要作。後の『童夢』『AKIRA』に直結する「超能力」を描き、それまでと作風を一変させた壮大なスペクタクル描写は、著者にとってのマイルストーンとなった。収録作の内訳は『ショート・ピース』(1979年/奇想天外社)より2篇、『ハイウェイスター』(1979年/双葉社)より4篇、『GOOD WEATHER』(1981年/綺譚社)より3篇、『彼女の想いで…』(1990年/講談社)より表題作を含む2篇。さらにこれまで未収録だった幻の短編『遠い祭り』が待望の初・単行本収録。また従来の短編集ではモノクロ化されていた着色原稿も、すべてカラーにて完全に復刻。著者自身による解説も読み応え充分の完璧版!
※「OTOMO THE COMPLETE WORKS」第5巻【商品解説】
目次
- P.5「つやのあとさき」
- P.29「愛の街角2丁目3番地」
- P.45「遠い祭り」
- P.73「ヘンゼルとグレーテル」
- P.101「大麻境」
- P.125「家族」
- P.145「任侠シネマクラブ」
- P.169「あしたの約束」
- P.195「カツ丼」
- P.213「信長戦記」
収録作品一覧
つやのあとさき | 5−27 | |
---|---|---|
愛の街角2丁目3番地 | 29−44 | |
遠い祭り | 45−71 |
著者紹介
大友 克洋
- 略歴
- 漫画家・映画監督。宮城県出身。
1973年「漫画アクション」にてデビュー。代表作に『童夢』『AKIRA』など。
1988年、自ら制作したアニメーション映画『AKIRA』は日本国外でも高い評価を受け、海外における日本アニメムーブメント(ジャパニメーション)のさきがけとなった。
2013年、日本政府より紫綬褒章。2014年、フランス政府より芸術文化勲章オフィシェ。
2015年、第42回アングレーム国際漫画祭・最優秀賞(フランス)。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
あの頃の衝撃を思い出す
2023/11/21 10:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヤマキヨ - この投稿者のレビュー一覧を見る
FireBallが週刊雑誌で発表されたときの衝撃を今でも思い出します。筆者が完成度に満足できずにずっと単行本化が見送られたと言われるこの作品とようやく再会。あらためて読み返してみると、あふれ出るアイディアや設定が、読み切り作品には収まりきらなかったのだとよくわかります。大友氏が当時からメジャーな評価を得ていたら、これは連載作で展開されたのだろなぁ。(詮無い「たられば」なのですが。)
それでも、後のAKIRAや童夢につながるであろうFireBallを雑誌掲載時と同じサイズで読めたことに満足です。きがかりなのは「OTOMO THE COMPLETE WORKS」の次回刊行のアナウンスがないこと。コンプリートできるのでしょうか。
紙の本
安定の絵柄。
2023/09/19 18:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:てとら - この投稿者のレビュー一覧を見る
見どころはFIREBALL、信長戦記などのSF短編。この時期から大友克洋らしいペンタッチが顕現している。面白かった。