シェニール織とか黄肉のメロンとか

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すごく良かった。日常が丁寧に描かれていて、淡々と過ぎていくようででも小さな事件とか出来事は起きていく。江國香織さん大好きなんだけどやっぱり好きだなと思った。読み終わるのがもったいなかった。

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あまりに日常が溢れすぎてて、驚く
どこかに理恵が、どこかに早希が、どこかに民子が、リンクする
自分や周り、これまでのこと、これからのこと
いろいろ思う
ああ、どこまでもずっと続くと思ったけど、ページがなくなってしまった
寂しい

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江國香織さんの長編小説。仲よかった3人娘も今や五十路、それでも久しぶりとは思えないくらいしっくりくる。その友情、人生、そして幸福とは。日常を、とにかくだべっているたわいも無い会話でひたすら進む。長編小説の前半でこうもしんどいとは、というかしんどいくらいくだらない会話なんだけど、それが日常であり、その中でも不思議なくらい愛おしい瞬間があるというテーマもわかる。が、実際に、こうした会話を、第三者が確認していく作業を文学を通じてやっていくべきなのか、、、というくらいくだらない、という感想。人間の本質とか、そういうものでもない、日常。親戚のこと、日本の将来、とにかく毎日、だべってはワインを煽る。残念ながら100ページを超えたところでギブアップ。

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何で仲良いんだろうという人同士が
ずっと付き合ってる面白さ。
親戚みたいな付き合いって
どんな感じだろうなあ。

まどかちゃんの自立が心地よかった。

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久しぶりの江國香織さん。
一時期ドはまりして、新潮文庫のきれいな青い背表紙ばかり集めていた。

中年女性の友情の話、がメインなのでそのころ味わっていた江國ワールドとは感じ方が違ったが、いい意味で大したことが起こらない、のがいいところ。映画などだと飽きてしまうかもしれないけど、ゆったり読めてそれが小説のいいところ。

自分には女学生時代の友人で、子供が手を離れるぐらいの年齢になって、頻繁に連絡をとっていそうな人がぱっと思い浮かばなかった。
のが、すごく残念。親が用意してくれた環境で、それを活かして良好な人間関係を構築できていないことが、ひどくもったいなく感じられた。

理枝のように海外に住んでみたい。民子のように本に携わる仕事がしたい。早希のように英語を学び交友関係を広げたい。今からでも、一人でもできることはとりあえずやってみたいと思う。

とりあえず、1章のなかで1行の空間だけで目線がかわるのが読みにくかった...

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ずっと会わなかった友人3人がひょんな事から再会し、離れていた時期では色々と自分たちの生活があり、久しぶりに会ってアレ？って疑問に思う所があっても結局は今も昔もお互いの性格は根本的に変わっていない。タイトルと内容がなんとなくマッチしており、同じ年齢の方が読むと共感できる一冊。

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シェニール織ってどんなのだろうと思って調べたらフェイラーがそれなのね。江國ワールド満載で、久しぶりに味わえた感覚でそれだけで満足。

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学生時代の親友である作家の民子、自由人の理枝、主婦の早希。
50代になった今、歩んできた日々も、各々置かれている環境も性格も全く違う。でも、顔を合わせてご飯を囲めば、学生の頃のようにかつての「三人娘」に瞬く間に戻ってしまう。誰も相手を羨んだりもしないし、本当に賑やかで楽しそう。
江國香織さんの登場人物たちはみんな、それぞれ「きちん」と生きていると改めて実感。江國香織さんの世界観が満喫できる一冊でした。
シェニール織ってあのことだったのかあと驚かされた。

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こんな風に学生時代の友人と、進んだ道が違ってもずっと仲良くいられるのはいいなぁ。
とは思うものの正直、理枝の奔放さというか自由さにちょっと辟易。魅力溢れるんだけどね、すごいんだけどね。
個人的に陸斗の彼女（名前が出てこない）がふっきれてイキイキして本当によかった。

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女性に生まれればよかったなぁ

そう思ってしまう、不思議な本でした。

誰かに会えるとしたら、理枝ちゃんだな

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大学の同級生の三人娘は
その後の環境が違っても
いつまでもお互いを認める親友同士。

それぞれ生活に余裕があって
薫さんもいい味だしてて
フッて笑えて
シリアスな話はない。

視点が次々変わるが
さすが江國さん。
スッてスイッチが入れ替わって
場面展開もスムーズで飽きさせない。

読後感良し！です。

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中学校で出会い６年間を一緒に過ごし、その後それぞれの人生があった友たち。いつの頃からかハイキングをしたり、テニスをしたり、旅行に行ったりするようになった時間を想いながら読んだ。

後出しジャンケンのような、（　）かっこ表現が鼻に付いたけれど、読んでいるうちに慣れた。

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母と暮らす作家の民子のもとに、イギリスから
帰国した友人・理枝が居候させてほしいと
やってきた。主婦の早希も交え、かつての「三人娘」は、
西麻布のビストロで再会を祝し…。

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で、『薔薇枇杷檸檬』の直後に最新作を読めば、美味美酒と日々のふわふわした空気はそのままに、ちゃんと主人公たちは現代の女にアプデされておる！
未婚の小説家、海外帰りのバリキャリ、主婦（でもやっぱり掃除好き）の3人と周りの人々の在り方はうんうん、今だよねと、50代後半と年齢が近いこともあり、わかるなあと思う。
江國ワールドの女たちと同じく、男をめぐることが中心であった時代から、ま、つやごとはあってもなくてもどーでも…それよか毎晩女友達と寝る前にワイン飲めるのいいねと、シフトしてきたんだなーなどとつれづれ。

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『きらきらひかる』の頃好きだった著者。久しぶりに読んだ。もちろん期待を込めて。だが最後まで読めなかった。つまらない訳ではないのだが、この物語が何を描こうとしているのか分からなくて飽きてしまった。

強引な女友達が自分の家(母と2人暮らし)に転がり込んできて、翌日には車を買って…の辺りまで読んだ(本当に最初の部分)。

文章中に( )が多いのもあまり好きではなかった。