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- 発売日:2023/09/25
- 出版社: 成文社
- サイズ:195×135mm/176ページ
- ISBN:978-4-86520-065-2
紙の本
ロシア・東欧の抵抗精神 抑圧・弾圧の中での言葉と文化新刊
著者 石川達夫 (編著),貝澤哉 (著),奈倉有里 (著),西成彦 (著),前田和泉 (著)
長い歴史のなかで権力に対峙し、いまもそれを続けている人々や思想をロシア、ベラルーシ、ウクライナ、ポーランド、チェコのなかに見ていく。ロシア・東欧の人々は圧倒的な力・権力に...
ロシア・東欧の抵抗精神 抑圧・弾圧の中での言葉と文化
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商品説明
長い歴史のなかで権力に対峙し、いまもそれを続けている人々や思想をロシア、ベラルーシ、ウクライナ、ポーランド、チェコのなかに見ていく。ロシア・東欧の人々は圧倒的な力・権力に対して言葉による抵抗を続け、それに対する苛酷な弾圧も受けてきた。しかしその抵抗の言葉を完全に絶やしてしまうことなく、無力にも思える言葉を発し続け、それが広まり集積していくことによって、何かを変えるための精神的素地が作られていった。ロシアのウクライナ侵攻が続くいま、ロシア・東欧の人々の抵抗の軌跡を辿る。【商品解説】
目次
- まえがき 干からびた荒れ地に言葉の滴を(石川達夫)
- 序 国歌は何を示唆するか?(石川達夫)
- ロシア
- 第一章 ロシア国民文学と帝国的一体性の神話──近代ロシアにおける文学的抵抗とその逆説(貝澤哉)
- 第二章 荒野に自由の種を蒔く──「ソヴィエト的人民」と作家たち(前田和泉)
- ウクライナ
- 第三章 銃殺された文芸復興──一九三〇年代の文学グループ弾圧と、現代にいたる言語と民族の問題(奈倉有里)
- ベラルーシ
- 第四章 銃殺された文学──一九二〇年代の若手文学グループ「マラドニャーク」と現代作家サーシャ・フィリペンコをつなぐ歴史(奈倉有里)
- ポーランド
著者紹介
石川達夫
- 略歴
- 東京大学文学部卒業。プラハ・カレル大学留学の後、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専修大学教授・神戸大学名誉教授。著書に『チェコ民族再生運動』(岩波書店)、『マサリクとチェコの精神』(成文社、サントリー学芸賞および木村彰一賞)、『プラハのバロック』(みすず書房)、『チェコ・ゴシックの輝き』(成文社)、『黄金のプラハ』(平凡社)、『プラハ歴史散策』(講談社)、『チェコ語日本語辞典』全5巻(編纂、成文社)など。訳書にチャペック『マサリクとの対話』、『チャペック小説選集』第1・2・6巻(『受難像』『苦悩に満ちた物語』『外典』)、マサリク『ロシアとヨーロッパ』全3巻(Ⅱ・Ⅲは共訳)(以上、成文社)、パトチカ『歴史哲学についての異端的論考』(みすず書房)、クロウトヴォル『中欧の詩学』(法政大学出版局)、フラバル『あまりにも騒がしい孤独』『十一月の嵐』、シュクヴォレツキー『二つの伝説』(共訳)(以上、松籟社)など。2016年イジー・ホスコヴェツ賞(Cena Jiřího Hoskovce)(チェコ心理学会)受賞。
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