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B.b. King Wails / Easy Listening Blues

  • 発売日:2014/12/20
  • レーベル:Octave
  • カタログNo.:OTCD4162
  • 組み枚数:1枚
  • 発売国:Japan (国内盤仕様)
  • フォーマット:CD
  • 国内送料無料

CD

B.b. King Wails / Easy Listening Blues【CD】

B.B. King

B.b. King Wails / Easy Listening Blues【CD】

1,980(税込)

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CD B.b. King Wails / Easy Listening Blues (Rmt) EUR輸入盤 発売日 : 2014/02/18 1~3日

アーティスト紹介

B.B. King

戦後ブルースの革新者、ブルースという言葉と音を広く知らしめた“キング・オブ・ブルース”がこのB・B・キングだった。しかし一方で、さまざまな試みに出るためコアなブルース・ファンにはイロイロ言われることも…しかし、そうした面を含めてこそのキング・オブ・ブルースなのは言うまでもありません。

‘90年代半ばに行われた、とあるジャズ・フェスティヴァルでだっただろうか。延々とホーンなどのバックに演奏をさせ、御大登場とばかりに姿を見せた B・B・キング。スーツをカッコ良く着込み、デップリとしたお腹の上に乗ったギブソン・ギター。フレット上を滑るように大きな手で操る手捌きは余りにカッコ良く、また潔いショーマン・シップにも感動を覚えずには居られなかった(ショウビズの礼儀に則ったお辞儀も嫌味じゃない)。

戦後ブルースの革新者、ブルースという言葉と音を広く知らしめた“キング・オブ・ブルース”がこのB・B・キングだった。しかし一方で、さまざまな試みに出るためコアなブルース・ファンにはイロイロ言われることも…しかし、そうした面を含めてこそのキング・オブ・ブルースなのは言うまでもありません。

1925年ミシシッピ州のプランテーションで生まれたライリー・B・キングは小さな頃からプランテーションでの厳しい生活を送る。ブッカ・ホワイトと従兄弟のB・B・キングだが、最初に好きになったのはレコードで聴いたブラインド・レモン・ジェファソンとロニー・ジョンスン。14歳の頃、教会でギターを弾いていた叔父に習ってギターを始める。またゴスペルを歌う一方、街頭でブルースを演奏し小遣いを稼いだりもした。1942年Tボーン・ウォーカーのヒット”ミーン・オールド・ワールド”の斬新なエレクトリック・ギター・サウンドに衝撃を受けたB・Bは音楽の道に想いを馳せる。

1949年メンフィスへ向かい、従兄弟のブッカ・ホワイトの世話で昼の仕事を得、週末のみの演奏活動を開始する。その後サニー・ボーイ・ウィリアムソンⅡの紹介でジューク・ジョイントでの仕事を取り、メンフィスのラジオ局でDJと生演奏の番組を持つようになる。‘ザ・ビール・ストリート・ブルース・ボーイ’が当時の芸名。このブルース・ボーイが縮まり、‘B・B’となった。1949年初録音(ブリット・レーベル)。1950年にはモダン/RPMと契約。以降1962年頃までがモダン/RPM/ケント時代。この時代のB・Bは正にブルース革新者。エレクトリック・ブルース時代の新たなギター奏法を開発し、洗練されたブルースを完成させた。またチョーキングやヴィブラートもB・B・キングの偉大なる発明。ボトルネックのスライド・ギターが弾けなかった彼はそのニュアンスを手で再現しようと試み、それを完成させたのだった。ロック・ギターなどで当たり前となった、エレキにおける効果的なチョーキング。B・Bのチョーキングはスクィーズ・ギターと呼ばれ、感情までも表現するかのようなスタイルが特徴。また唱法ではゴスペル風のメリスマを取り入れた独特のスタイルを作った。

いわゆるモダン・ブルースに多大な影響を与えたといわれるB・B・キング。1962年にはケントを離れ、メジャーのABCと契約し、新たな一歩を踏み出す。大手レーベルということでチャート・ヒットを望まれたが、しかしそれほどの結果は出なかった。B・Bの活動自体はコマーシャルな方向を追求した形で‘60年代は過ぎていくが、一方シカゴ・ブルースのスタイルはホワイト・ブルース、ブルース・ロックのバンドが多数出現した’60年代に広く伝わっていく。そうした流れで白人音楽ファンにポピュラーになったB・B・キングは”ザ・スリル・イズ・ゴーン”( Completely Wellに収録されていた)をヒットさせ、同曲は1970年度グラミー賞を獲得した。この辺りを機にロック・ミュージシャンとの競演、フィラデルフィアに行ったりとブルースの枠組に捕われない幅広い活動をしていく。そのお陰でキング・オブ・ブルースという名は一般的になり、大変な知名度となったのだった。レオン・ラッセルらをバックに従えたIndianola Mississippi Seeds(1970年)、ピーター・グリーンアレクシス・コーナーといったイギリスのミュージシャンを中心にセッションを繰り広げた B.B.King In London (1971年)などで、そうしたロック系ミュージシャン達との競演が聴ける。

このあたりでのロック畑以外での競演では、スティーヴィ・ワンダーがゲスト参加した1973年のTo Know You Is To Love You 、ウェストコーストでフュージョン系のクルセイダーズと競演したMidnight Believerなどがある。後者の出来はなかなかなもので、話を別にすると、概して’70年代~’80年代スタジオ作でのブルースの枠をはみ出した、こうしたコマーシャル路線は概して評判が悪かったのも事実。一方のライヴ作 Live In Cook Country Jail (1971年発表、刑務所でのライヴ)や Live Now Appearing At Ole Mississippi(1980年)などでは本来のブルース魂を感じさせ、コアなファンにもアピールしていた。

1981年発表のThere Must Be A Better World Somewhereでグラミー賞を受賞。これは音的にはAOR路線ともいえるもの。その後’80年代はナッシュヴィル録音のカントリー・ブルース集を作ったかと思えば、ジャズ系ミュージシャンを集めていきなりストレートなブルースをやったり、またシンセや打ち込みを使用したアルバムを作ったり….とかなり迷走といった印象だったが、ひとつ’80年代末には大きな出来事があった。1988年、U2のメンフィス巡礼をドキュメンタリーで描いた映画魂の叫び で、彼らと競演。再びロック・ファンの間で脚光を浴びたのだ。

そして1990年、B・B・キング復活を印象付けた作品、 Live At San Quentin発表。1991年に好盤 There Is Always One More Timeを、また1993年にロバート・クレイケティ・ウェブスターバディ・ガイジョン・リー・フッカーココ・テイラーエタ・ジェイムスロウエル・フルスンアルバート・コリンズルース・ブラウンなど新旧ブルースの豪華ゲストが参加したBlues Summit 、1994年にはジャズ歌手のダイアン・シューアとの競演アルバム、Heart To Heartといったところをリリース。1995年にはLucille & Friends 、1997年にエリック・クラプトンボニー・レイット、そしてミック・ジャガーロン・ウッドらストーンズ勢も参加したDeuces Wildを発表。1998年には初のセルフ・プロデュース作となったBlues On The Bayou 、1999年にジャンプ・ブルースの王様、ルイ・ジョーダンに捧げる作品、Let The Good Times Rollを発表と、コンスタントにブルース感覚とコマーシャル性の両方を兼ね備えた作品を出していった。

そして20世紀の終わり、2000年春にB・B・キングが関係する注目のアルバムが二枚発表された。一枚はもちろん本人の新作で充実したブルース・フィーリングを聴かせてくれる Makin’ Love Is Good For You、そしてもう一枚は、より幅広い層の音楽リスナーに受け入れられ、大セールスを記録しているエリック・クラプトンとの競演作 Ridin’ With The King。こちらは内容的にはリラックスしたブルース大会で、クラプトンのロックっぽさと対称的にB・Bのおおらかなブルース・フィーリングが際立ち、興味深い好作品に仕上がった。

50年もの活動を通じてブルースの伝播と革新を担ったB・B・キングの功績はあまりにも大きいものといえます。しかも彼はまだまだ作品発表、数多くのツアーをこなす現役の大物である、という点には最大級のリスペクトが払われるべきだし、あくまで大衆芸能の王道を歩もうとする姿勢は、その成果が作品に本格的に顕れつつある’90年代以降の今こそ評価されるべきではないでしょうか。

2015年5月14日、ラスベガスの自宅で死去。89歳でした。

キャリア

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