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CD
Comp.piano Works: Ashkenazy【CD】 13枚組
ショパン:ピアノ作品全集(13CD)ウラディーミル・アシュケナージ(p)1974-85年ステレオ&デジタル録音。ピアニスト、アシュケナージの最高傑作とされ、世界で高い評価...
Comp.piano Works: Ashkenazy【CD】 13枚組
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曲目
- ディスク1
- 24の前奏曲、op.28 第1番 ハ長調
- 24の前奏曲、op.28 第2番 イ短調
- 24の前奏曲、op.28 第3番 ト長調
- 24の前奏曲、op.28 第4番 ホ短調
- 24の前奏曲、op.28 第5番 ニ長調
- 24の前奏曲、op.28 第6番 ロ短調
- 24の前奏曲、op.28 第7番 イ長調
- 24の前奏曲、op.28 第8番 嬰ヘ短調
- 24の前奏曲、op.28 第9番 ホ長調
- 24の前奏曲、op.28 第10番 嬰ハ短調
- 24の前奏曲、op.28 第11番 ロ長調
- 24の前奏曲、op.28 第12番 嬰ト短調
- 24の前奏曲、op.28 第13番 嬰ヘ長調
- 24の前奏曲、op.28 第14番 変ホ短調
- 24の前奏曲、op.28 第15番 変ニ長調「雨だれ」
- 24の前奏曲、op.28 第16番 変ロ短調
- 24の前奏曲、op.28 第17番 変イ長調
- 24の前奏曲、op.28 第18番 ヘ短調
- 24の前奏曲、op.28 第19番 変ホ長調
- 24の前奏曲、op.28 第20番 ハ短調
- 24の前奏曲、op.28 第21番 変ロ長調
- 24の前奏曲、op.28 第22番 ト短調
- 24の前奏曲、op.28 第23番 ヘ長調
- 24の前奏曲、op.28 第24番 ニ短調
- 前奏曲 第25番 嬰ハ短調、op.45
- 前奏曲 第26番 変イ長調、遺作
- 即興曲 第1番 変イ長調、op.29
- 即興曲 第2番 嬰ヘ長調、op.36
- 即興曲 第3番 変ト長調、op.51
- 即興曲 第4番 嬰ハ短調、op.66 「幻想即興曲」
- ディスク2
- バラード 第1番 ト短調、op.23
- バラード 第2番 ヘ長調、op.38
- バラード 第3番 変イ長調、op.47
- バラード 第4番 ヘ短調、op.52
- スケルツォ 第1番 ロ短調、op.20
- スケルツォ 第2番 変ロ短調、op.31
- スケルツォ 第3番 嬰ハ短調、op.39
- スケルツォ 第4番 ホ長調、op.54
- ディスク3
- 夜想曲 第1番 変ロ短調、op.9-1
- 夜想曲 第2番 変ホ長調、op.9-2
- 夜想曲 第3番 ロ長調、op.9-3
- 夜想曲 第4番 ヘ長調、op.15-1
- 夜想曲 第5番 嬰ヘ長調、op.15-2
- 夜想曲 第6番 ト短調、op.15-3
- 夜想曲 第7番 嬰ハ短調、op.27-1
- 夜想曲 第8番 変ニ長調、op.27-2
- 夜想曲 第9番 ロ長調、op.32-1
- 夜想曲 第10番 変イ長調、op.32-2
- 夜想曲 第11番 ト短調、op.37-1
- 夜想曲 第12番 ト長調、op.37-2
- ディスク4
- 夜想曲 第13番 ハ短調、op.48, No.1
- 夜想曲 第14番 嬰ヘ短調、op.48, No.2
- 夜想曲 第15番 ヘ短調、op.55, No.1
- 夜想曲 第16番 変ホ長調、op.55, No.2
- 夜想曲 第17番 ロ長調、op.62, No.1
- 夜想曲 第18番 ホ長調、op.62, No.2
- 夜想曲 第19番 ホ短調、op.72, No.1
- 夜想曲 第20番 嬰ハ短調、遺作
- 夜想曲 第21番 ハ短調
- ディスク5
- 12の練習曲、op.10 第1番 ハ長調
- 12の練習曲、op.10 第2番 イ短調
- 12の練習曲、op.10 第3番 ホ長調 「別れの曲」
- 12の練習曲、op.10 第4番 嬰ハ短調
- 12の練習曲、op.10 第5番 変ト長調 「黒鍵」
- 12の練習曲、op.10 第6番 変ホ短調
- 12の練習曲、op.10 第7番 ハ長調
- 12の練習曲、op.10 第8番 ヘ長調
- 12の練習曲、op.10 第9番 ヘ短調
- 12の練習曲、op.10 第10番 変イ長調
- 12の練習曲、op.10 第11番 変ホ長調
- 12の練習曲、op.10 第12番 ハ短調 「革命」
- 12の練習曲、op.25 第1番 変イ長調 「牧童」
- 12の練習曲、op.25 第2番 ヘ短調
- 12の練習曲、op.25 第3番 ヘ長調
- 12の練習曲、op.25 第4番 イ短調
- 12の練習曲、op.25 第5番 ホ短調
- 12の練習曲、op.25 第6番 嬰ト短調
- 12の練習曲、op.25 第7番 嬰ハ短調
- 12の練習曲、op.25 第8番 変ニ長調
- 12の練習曲、op.25 第9番 変ト長調 「蝶々」
- 12の練習曲、op.25 第10番 ロ短調
- 12の練習曲、op.25 第11番 イ短調 「木枯し」
- 12の練習曲、op.25 第12番 ハ短調
- 3つの新練習曲、遺作 第1番 ヘ短調
- 3つの新練習曲、遺作 第2番 変イ長調
- 3つの新練習曲、遺作 第3番 変ニ長調
- ディスク6
- ポロネーズ 第1番 嬰ハ短調、op.26-1
- ポロネーズ 第2番 変ホ長調、op.26-2
- ポロネーズ 第3番 イ長調、op.40-1 「軍隊」
- ポロネーズ 第4番 ハ短調、op.40-2
- ポロネーズ 第5番 嬰ヘ短調、op.44
- ポロネーズ 第6番 変イ長調、op.53 「英雄」
- ポロネーズ 第7番 変イ長調、op.61 「幻想」
- ディスク7
- ポロネーズ 第8番 ニ短調、op.71-1
- ポロネーズ 第9番 変ロ長調、op.71-2
- ポロネーズ 第10番 ヘ短調、op.71-3
- ポロネーズ 第11番 ト短調
- ポロネーズ 第12番 変ロ長調
- ポロネーズ 第13番 変イ長調、遺作
- ポロネーズ 第14番 嬰ト短調、遺作
- ポロネーズ 第15番 変ロ短調 「別れ」
- ポロネーズ 第16番 変ト長調、遺作
- ディスク8
- ワルツ 第1番 変ホ長調、op.18 「華麗なる大円舞曲」
- ワルツ 第2番 変イ長調、op.34-1 「華麗なる円舞曲」
- ワルツ 第3番 イ短調、op.34-2
- ワルツ 第4番 ヘ長調、op.34-3 「華麗なる円舞曲」
- ワルツ 第5番 変イ長調、op.42
- ワルツ 第6番 変ニ長調、op.64-1 「小犬のワルツ」
- ワルツ 第7番 嬰ハ短調、op.64-2
- ワルツ 第8番 変イ長調、op.64-3
- ワルツ 第9番 変イ長調、op.69-1 「別れのワルツ」
- ワルツ 第10番 ロ短調、op.69-2
- ワルツ 第11番 変ト長調、op.70-1
- ワルツ 第12番 ヘ短調、op.70-2
- ワルツ 第13番 変ニ長調、op.70-3
- ワルツ 第14番 ホ短調、遺作
- ワルツ 第15番 ホ長調、遺作
- ワルツ 第16番 変イ長調、遺作
- ワルツ 第17番 変ホ長調、遺作
- ワルツ 第18番 変ホ長調、遺作
- ワルツ 第19番 イ短調、遺作
- ディスク9
- マズルカ 第1番 嬰ヘ短調、op.6-1
- マズルカ 第2番 嬰ハ短調、op.6-2
- マズルカ 第3番 ホ長調、op.6-3
- マズルカ 第4番 変ホ短調、op.6-4
- マズルカ 第5番 変ロ長調、op.7-1
- マズルカ 第6番 イ短調、op.7-2
- マズルカ 第7番 ヘ短調、op.7-3
- マズルカ 第8番 変イ長調、op.7-4
- マズルカ 第9番 ハ長調、op.7-5
- マズルカ 第10番 変ロ長調、op.17-1
- マズルカ 第11番 ホ短調、op.17-2
- マズルカ 第12番 変イ長調、op.17-3
- マズルカ 第13番 イ短調、op.17-4
- マズルカ 第14番 ト短調、op.24-1
- マズルカ 第15番 ハ長調、op.24-2
- マズルカ 第16番 変イ長調、op.24-3
- マズルカ 第17番 変ロ短調、op.24-4
- マズルカ 第18番 ハ短調、op.30-1
- マズルカ 第19番 ロ短調、op.30-2
- マズルカ 第20番 変ニ長調、op.30-3
- マズルカ 第21番 嬰ハ短調、op.30-4
- マズルカ 第22番 嬰ト短調、op.33-1
- マズルカ 第23番 ニ長調、op.33-2
- マズルカ 第24番 ハ長調、op.33-3
- マズルカ 第25番 ロ短調、op.33-4
- マズルカ 第26番 嬰ハ短調、op.41-1
- マズルカ 第27番 ホ短調、op.41-2
- マズルカ 第28番 ロ長調、op.41-3
- マズルカ 第29番 変イ長調、op.41-4
- ディスク10
- マズルカ 第30番 ト長調、op.50-1
- マズルカ 第31番 変イ長調、op.50-2
- マズルカ 第32番 嬰ハ短調、op.50-3
- マズルカ 第33番 ロ長調、op.56-1
- マズルカ 第34番 ハ長調、op.56-2
- マズルカ 第35番 ハ短調、op.56-3
- マズルカ 第36番 イ短調、op.59-1
- マズルカ 第37番 変イ長調、op.59-2
- マズルカ 第38番 嬰ヘ短調、op.59-3
- マズルカ 第39番 ロ長調、op.63-1
- マズルカ 第40番 ヘ短調、op.63-2
- マズルカ 第41番 嬰ハ短調、op.63-3
- マズルカ 第42番 ト長調、op.67-1
- マズルカ 第43番 ト短調、op.67-2
- マズルカ 第44番 ハ長調、op.67-3
- マズルカ 第45番 イ短調、op.67-4
- マズルカ 第46番 ハ長調、op.68-1
- マズルカ 第47番 イ短調、op.68-2
- マズルカ 第48番 ヘ長調、op.68-3
- マズルカ 第49番 ヘ短調、op.68-4
- マズルカ 第49番 ヘ短調、op.68-4(改訂版)
- マズルカ 第50番 イ短調、遺作 「ノートル・タン」
- マズルカ 第51番 イ短調、遺作 「エミール・ガイヤールに捧ぐ」
- マズルカ 第52番 変ロ長調
- マズルカ 第53番 ト長調
- マズルカ 第54番 ニ長調、遺作
- マズルカ 第55番 ニ長調(第54番の改作)
- マズルカ 第56番 変ロ長調(アレクサンドラ・ウォロウスカのために)
- マズルカ 第57番 ハ長調、遺作
- マズルカ 第58番 変イ長調
- ディスク11
- ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調、op.35 「葬送行進曲つき」 第1楽章: グラーヴェードッピオ・モヴィメント
- ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調、op.35 「葬送行進曲つき」 第2楽章: スケルツォ
- ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調、op.35 「葬送行進曲つき」 第3楽章: マルシュ・フュネーブル
- ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調、op.35 「葬送行進曲つき」 第4楽章: フィナーレ
- ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調、op.58 第1楽章: アレグロ・マエストーソ
- ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調、op.58 第2楽章: スケルツォ
- ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調、op.58 第3楽章: ラルゴ
- ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調、op.58 第4楽章: フィナーレ
- 幻想曲 ヘ短調、op.49
- ディスク12
- ピアノ・ソナタ 第1番 ハ短調、op.4 第1楽章: アレグロ・マエストーソ
- ピアノ・ソナタ 第1番 ハ短調、op.4 第2楽章: メヌエットートリオ
- ピアノ・ソナタ 第1番 ハ短調、op.4 第3楽章: ラルゲット
- ピアノ・ソナタ 第1番 ハ短調、op.4 第4楽章: フィナーレ
- 「スイスの少年」(ドイツ民謡)による変奏曲 ホ長調、遺作
- ロンド ハ短調、op.1
- 3つのエコセーズ、op.72-3 第1番 ニ長調
- 3つのエコセーズ、op.72-3 第2番 ト長調
- 3つのエコセーズ、op.72-3 第3番 変ニ長調
- ロンド・ア・ラ・マズール(マズルカ風ロンド)ヘ長調、op.5
- 葬送行進曲 ハ短調、op.72-2
- コントルダンス 変ト長調
- ロンド ハ長調、op.73
- 4手のための変奏曲 ニ長調(「ヴェネツィアの謝肉祭」による)
- ディスク13
- 変奏曲 イ長調「パガニーニの思い出」(「ヴェネツィアの謝肉祭」による)
- 華麗なる変奏曲 変ロ長調、op.12(エロールの歌劇「リュドヴィク」のロンド主題による)
- ロンド 変ホ長調、op.16
- ボレロ ハ長調、op.19
- カンタービレ 変ロ長調
- 「ヘクサメロン」変奏曲 ホ長調
- ラルゴ 変ホ長調
- アレグロ・ド・コンセール(演奏会用アレグロ) イ長調、op.46
- タランテラ 変イ長調、op.43
- フーガ イ短調
- 「アルバムの一葉」 ホ長調
- 「春」 ト短調(同名歌曲op.74-2の編曲)
- 2つのブーレ ⅰ.ト長調
- 2つのブーレ ⅱ.イ長調
- ギャロップ・マルキ 変イ長調
- 子守歌 変ニ長調、op.57
- 舟歌 嬰ヘ長調、op.60
その他のバージョン
CD | Comp.piano Works: Ashkenazy | 国内盤 | 発売日 : 1992/02/26 | 購入できません |
---|---|---|---|---|
CD | ピアノ作品全集 ヴラディーミル・アシュケナージ(13CD) | 国内盤 | 発売日 : 2017/07/05 | 購入できません |
CD | ピアノ作品全集 ヴラディーミル・アシュケナージ(13CD) | EUR輸入盤 | 発売日 : 2010/02/23 | 購入できません |
CD | ピアノ作品全集 アシュケナージ(P) | EUR輸入盤 | 発売日 : 2002/03/15 | 購入できません |
CD | ピアノ作品全集 アシュケナージ(13CD) | EUR輸入盤 | 発売日 : 1995/07/25 | 購入できません |
商品説明
ショパン:ピアノ作品全集(13CD)
ウラディーミル・アシュケナージ(p)
1974-85年ステレオ&デジタル録音。ピアニスト、アシュケナージの最高傑作とされ、世界で高い評価を獲得したのがこの「ショパン:ピアノ作品全集」です。
ここでは、ショパンの演奏に不可欠な繊細な抒情・感傷性から、ダイナミックで鋭利な激しさに至るまで、デッカの誇る録音技術によって、たいへん優れた音質で収録されており、耳なじんだ有名曲の数々が、純度の高い美しいタッチによって、鮮烈に再現されているのです。現代におけるショパン演奏の模範としても安心してお薦めできる内容です。
また、この全集の重要なポイントとして、レコーディングの順序が作曲年代順に決定されていたということが挙げられます。この方法は、曲種別にまとめられる全集化を意識しなければできない、アルバム個別としてみれば、商業的なリスクを伴う方法でしたが、音楽的には理にかなった方法といえるのではないでしょうか(ちなみに最初に発売された全集は、それらのアルバムを単にセットにしただけだったため作曲年代順の収録でしたが、廉価再発売に当たって、曲種別に組みなおし便利な体裁となりました。)。
また、収録作品の数が非常に多く、「フーガ」など、知名度の低い作品まで網羅されているのも嬉しいところで、このセットがショパンの全集として、演奏・音質・選曲とも高度に練り上げられた優秀なものであることはまず間違いのないところでしょう。
DISC-1
・24の前奏曲 op.28
・前奏曲第25番嬰ハ短調 op.45
・前奏曲第26番変イ長調(遺作)
・即興曲
DISC-2
・4つのバラード
・4つのスケルツォ
DISC-3
・夜想曲第1番-第12番
DISC-4
・夜想曲第13番-第21番
DISC-5
・12の練習曲 op.10
・12の練習曲 op.25
・3つの新練習曲(遺作)
DISC-6
・ポロネーズ第1番-第7番
DISC-7
・ポロネーズ第8番-第16番
DISC-8
・19のワルツ
DISC-9
・マズルカ第1番-第29番
DISC-10
・マズルカ第30番-第58番
DISC-11
・ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 op.35『葬送行進曲付き』
・ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 op.58
・幻想曲ヘ短調 op.49
DISC-12
・ピアノ・ソナタ第1番ハ短調 op.4
・『スイスの少年』(ドイツ民謡)による変奏曲ホ長調(遺作)
・ロンド ハ短調 op.1
・3つのエコセーズ op.72-3
・ロオンド・ア・ラ・マズール(マズルカ風ロンド)ヘ長調 op.5
・葬送行進曲ハ短調 op.72-2
・コントルダンス変ト長調
・ロンド ハ長調 op.73
・4手のための変奏曲ニ長調(「ヴェネツィアの謝肉祭」による)
DISC-13
・変奏曲イ長調『パガニーニの思い出』(「ヴェネツィアの謝肉祭」による)
・華麗なる変奏曲変ロ長調 op.12(エロールの歌劇「リュドヴィグ」のロンド主題による)
・ロンド変ホ長調 op.16
・ボレロ ハ長調 op.19
・カンタービレ変ロ長調
・ヘクサメロン」変奏曲ホ長調
・ラルゴ変ホ長調
・アレグロ・ド・コンセール(演奏会用アレグロ)イ長調 op.46
・タランテラ変イ長調 op.43
・フーガ イ短調
・『アルバムの一葉』ホ長調
・『春』ト短調(同名歌曲 op.74-2の編曲)
・2つのブーレ
・ギャロップ・マルキ変イ長調
・子守歌変ニ長調 op.57
・舟歌嬰ヘ長調 op.60
ウラディーミル・アシュケナージ(p)
録音:1974-85年ステレオ&デジタル
アーティスト紹介
ショパン (1810-1849)
。39年の短い生涯を、作曲とピアノ演奏で駆け抜けた「ピアノの詩人」の素晴らしい音楽が世界中で鳴り響きます。世界各国でさまざまなコンサートやイベントがおこなわれ、CDやDVDなど、数多くの音楽ソフトもリリースされ、ショパンの音楽が過去最高の注目を集めるにぎやかな年になりそうです。 【生誕200年】
2010年は作曲家ショパンの生誕200年にあたる記念の年。39年の短い生涯を、作曲とピアノ演奏で駆け抜けた「ピアノの詩人」の素晴らしい音楽が世界中で鳴り響きます。世界各国でさまざまなコンサートやイベントがおこなわれ、CDやDVDなど、数多くの音楽ソフトもリリースされ、ショパンの音楽が過去最高の注目を集めるにぎやかな年になりそうです。
【二つの名前】
ショパンはポーランドに生まれた作曲家ですが、成人してからは父親の国であるフランスを中心に暮らしていたこともあって、通常、「フレデリック・フランソワ・ショパン」というフランス名で呼ばれ、祖国ポーランドでは「フリデリク・フランツィシェク・ショペン」と呼ばれています。
【フランス系ポーランド人】
ショパンの父親、ニコラ・ショパン[1771-1844]は、10代のなかばからポーランドで暮らしていたフランス人で、ポーランド解放軍に従軍したのちは家庭教師となってポーランド貴族の家庭で子女にフランス語を教えて過ごし、やがて同じく貴族の家庭で働いていたポーランドの没落貴族の子女であるユスティナ・クシジャノフスカ[1782-1861]と結婚し、フレデリックが生まれることとなります。なお、父の名はポーランド名ではミコワイ・ショペンとなります。
【体質】
ショパンは肺結核のため39歳という若さで亡くなっています。結核には生涯を通じて悩まされており、17歳の時には2歳下の妹エミリアを同じ病気で失っています。インフルエンザでもショパンは重態に陥るなど、その華奢な体はあまり健康には恵まれていませんでした。
【恋愛】
幼少からピアノの練習と作曲の勉強に明け暮れ、体もあまり丈夫ではなかったショパンですが、よく知られている話としては4人の女性への恋愛事情が知られています。
最初の女性は19歳のときに出会った歌手のコンスタンツィア・グワトコフスカで、残念ながら片思いに終わってしまうものの、その心情はピアノ協奏曲第2番の第2楽章に結実しています。
2人目は、ポーランド人貴族ヴォジンスキ伯爵家の令嬢マリアで、婚約にまで至りますが、翌年、マリア側から破棄されてしまいます。
3人目は、作家のジョルジュ・サンドで、9年間に渡る交際の中、さまざまな名曲が生み出されます。
4人目は、歌手でもあるデルフィヌ・ポトツカ伯爵夫人。彼女は古くからショパンと交流があり、死の床にも駆けつけたとされる人物で、若き日のピアノ協奏曲第2番と晩年の『小犬のワルツ』が捧げられてもいます。
【使用楽器】
ショパンが活躍した19世紀前半は、ピアノという楽器がまだまだ進化の途中だったとされる時代で、そのサウンドは現代の楽器とは少なからず違ってはいたものの、それでも古典派時代のフォルテピアノに較べると大きな変貌を遂げており、ショパンの作曲意欲を刺激するのに十分な機能を持ち合わせていたものと思われます。
実際に当時の楽器で演奏されたCDもリリースされていますが、1840年代に製造されたものは、現代のピアノとはまた違った魅力に富んでおり、ショパンが思い描いたイメージをリアルに再現するという意味でも、たいへん興味深い仕上がりを示しているものが多いようです。
時代楽器によるショパン演奏
【ピアノの可能性を探求】
そうした機能面で恵まれた楽器に接していたこともあってか、ショパンのピアノ音楽は、それまでの作曲家の書いたピアノ音楽には無かった、非常に繊細で抒情的な美しさや、ダイナミックな表現にまでさまざまな感情の込められたものなど、独自の工夫を感じさせるものが多く、オペラや交響曲には目もくれず、ピアノという楽器に没入したショパンならではの、音楽表現の可能性の探求がなされているのがポイントといえます。
【ピアノ曲以外の音楽】
人生の中心がピアノだったショパンは、作曲した曲もほとんどがピアノ曲ですが、わずかながら室内楽曲や歌曲も書いています。チェロ・ソナタは親友のチェリストで作曲家のオーギュスト・フランショーム[1808-1884]のために書いたショパン晩年の作品で、同じ時期にヴァイオリン・ソナタにも着手していることから、ショパンがピアノ曲以外のジャンルにも積極的になっていたことが推測されています。
歌曲については、歌が好きで幼いショパンにいつも歌って聴かせていた母親の影響や、歌手だった恋人たちの影響もあるものと思われます。
【年表】
ポーランド時代[1810-1830]
【1810】
0歳。ポーランドのジェラゾヴァ・ヴォラに、フランス人の父とポーランド人母の間に誕生。生後六ヶ月でワルシャワのサスキ宮殿近くに転居。
【1814】
4歳。母や姉からピアノ演奏を習い始めます。母はピアノと歌が得意でした。
【1816】
6歳。ヴォイチェフ・ジヴニーからピアノの指導を受け始めます。
【1817】
7歳。最初の作品『ポロネーズ ト短調』を作曲。スカルベックの援助で出版。
【1818】
8歳。ワルシャワでイーロヴェッツのピアノ協奏曲を演奏。
【1821】
11歳。師のジヴニーの誕生日のために名技的なポロネーズを作曲して献呈。
【1823】
12歳。フェルディナント・リースのピアノ協奏曲を演奏。ワルシャワ音楽院長ユゼフ・エルスネルから対位法、和声学を学び、ヴィルヘルム・ヴュルフェルからオルガンの指導を受けます。
【1825】
15歳。高等学校の正式なオルガニストになります。
【1826】
16歳。高等学校を退学しワルシャワ音楽院に入学。
【1827】
17歳。妹エミリアが結核で死亡。
【1828】
18歳。ベルリンに行きウェーバーの『魔弾の射手』、チマローザの『秘密の結婚』、ヘンデルの『聖セシリア』を鑑賞。
【1829】
19歳。声楽のコンスタンツヤ・グワトコフスカに恋愛感情を抱き、ピアノ協奏曲第2番の第2楽章にその気持ちを反映。ワルシャワ音楽院を首席で卒業し、ウィーンで演奏会を開催。
【1830】
20歳。ピアノ協奏曲第2番をワルシャワで演奏。ウィーン行きを決め告別演奏会を開催。ピアノ協奏曲第1番を演奏し、ショパンの希望でコンスタンツヤはロッシーニの『湖上の美人』のアリアを披露。その後、コンスタンツヤから別れの詩を贈られ、ウィーンに出発。ウィーン到着後、まもなくワルシャワ蜂起がおこります。
【1831】
21歳。ワルシャワ蜂起の影響もあり反ポーランドの色が濃くなったウィーン楽壇では演奏する機会がなかなか得られず、7月にウィーンを去り、8月、ミュンヘンでピアノ協奏曲第1番ほかによる演奏会を開催。翌月、シュトゥットガルトでワルシャワ蜂起の失敗を知り、パリに向かいます。パリ到着後、デルフィヌ・ポトツカ夫人と再会。
フランス時代[1831-1849]
【1832】
22歳。2月、プレイエル・ホールでカルクブレンナーと演奏会開催。リスト、メンデルスゾーン、ヒラー、ベルリオーズらと親しくなります。
【1833】
23歳。リスト、ヒラーと共にバッハの3台のピアノのための協奏曲を演奏。ベッリーニと知り合い友情を深めます。
【1835】
カールスバートで両親と最後の再会。かつて親交のあったポーランド人貴族ヴォジンスキ伯爵家のマリアとドレスデンで再会し、ワルツを献呈(後に『別れのワルツ』と呼ばれる曲)。 ハイデルベルクとパリで喀血、ショパン重態説が流れます。
【1836】
26歳。マリア・ヴォジンスキに求婚。リストの愛人マリ・ダグー伯爵夫人のサロンでジョルジュ・サンドを紹介され、その後、ショパン宅の夜会にサンドを招きます。
【1837】
27歳。2月、インフルエンザ罹患。7月、ヴォジンスキ家から婚約が破棄。
【1838】
28歳。アルカンの演奏会に出演。サンドとの交際がスタート。結核療養のためマジョルカ島に4ヶ月滞在しますが病状は一進一退。
【1839】
29歳。4月、友人の歌手ヌーリが自殺し、鎮魂ミサでオルガンを演奏。6月、サンドの別荘のあるフランス中部のノアン村(パリの南約270キロ)に到着、夏を過ごします。
【1840】
30歳。モシェレスと共にサン・クルー宮殿で御前演奏。
【1841】
31歳。4月、プレイエル・ホールで演奏会開催。6月、ノアンに出発。11月、サンドの住むピガール街に転居。
【1842】
32歳。2月、プレイエル・ホールで演奏会開催。4月、親友マトゥシニスキの死を看取ります。5月、ノアンに出発。
【1843】
33歳。5月、ノアンに出発。10月、パリに戻ります。体調の悪化に伴い、サンドの交友相手に嫉妬。
【1844】
34歳。冬、インフルエンザにより重態。春、回復。5月、父親死去。5月、ノアンに出発。11月、パリに戻ります。サンドの息子モーリスとの感情的対立が深刻に。
【1845】
35歳。3月、病状悪化。6月、ノアンに出発。7月、サンドの娘ソランジュとショパンの心の繋がりが強まり、サンドは息子モーリスとの繋がりを強めて対立的に。
【1846】
36歳。5月、ノアンに出発。モーリスとの関係、さらに悪化。9月、健康状態悪化。
【1847】
37歳。サンドのいない新年。インフルエンザ罹患。5月、喘息の発作で一時重態に。7月、ソランジュをめぐるいざこざもあり、サンドから別れの手紙。
【1848】
38歳。2月、プレイエル・ホールで演奏会開催。パリで最後の演奏会。4月、ロンドンに出発。ヴィクトリア女王の御前演奏。エディンバラ、マンチェスター、グラスゴーなどでの演奏会を経て10月ロンドンに戻ります。ひどい風邪で呼吸困難に。11月、パリに出発。喀血。体調悪化。
【1849】
39歳。冬の間病床。春、小康状態に。6月、シャイヨに転居。大量の喀血。この頃、大流行したコレラにより友人のカルクブレンナー、カタラーニが死亡。8月姉ルドヴィカと再会。9月、パリ中心のヴァンドーム広場のアパルトマンに転居。10月、病状悪化、デルフィナ・ポトツカ夫人、病床を見舞い歌う。10月17日、死去。 葬儀はパリのマドレーヌ寺院でおこなわれ、モーツァルトのレクィエムが演奏されました。これは、ショパンの生前の希望によるもの。遺体はペール・ラシェーズ墓地に埋葬。
【1850】
1月、ショパンの意向により、心臓が姉ルドヴィカによってポーランドに持ち帰られます。
【1855】
1月、ワルシャワの聖十字架教会に心臓が安置されます。
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