『海の風景～ピアノ・リサイタル』　ジャニス・ウェーバー【CD】

海の風景～ジャニス・ウェーバー／ピアノ・リサイタル

ピアノの88鍵を全て使って、海の風景を表現すること・・・古今東西の作曲家たちが幾度となく試み、それぞれの世界を描き出して来ました。このアルバムでは、そんな様々な「海の風景」を楽しむことができます。どちらかと言うと、嵐の海や、迫り来る波などが描写されることが多く、冒頭のスメタナの作品を聴いただけでも、その鮮やかさに驚くことでしょう。空の色を克明に写した海、多くの川が溶け込む海、海に漂う海藻、そして船頭の歌。どこまでもイメージが広がるステキな１枚です。
　ピアニストのジャニス・ウェーバーはニュージャージー州生まれ。早くから音楽の才能を顕し、イーストマン音楽学校を首席で卒業しています。数多くのリサイタルを開いていますが、中でもリストの『超絶技巧練習曲』の第２稿（1838年版）の世界初演はタイム誌でも絶賛されました。また彼女は作家という別の顔を持っており、1985年、最初に出版された「エヴァ・アサウェイの秘密の生活」は多くの読者の心を掴み、現在は６作目までが出版されています。（Sono Luminus）

【収録情報】
● スメタナ：海辺にて
● ボルトキェヴィチ：クリミアのスケッチ Op.8～第2番『海のカプリース』
● ギヨーム：海にて（輝ける朝／岩場／荒れ狂う海）
● ロウリー：海の月明かり
● ザウアー：演奏会用練習曲第7番ホ短調『海の炎』
● ブルーメンフェルト：練習曲『海』 Op.14
● カステルヌオーヴォ＝テデスコ：海藻 Op.12
● ブロッホ：海の詩（ピアノ版）（波／船頭の歌／海にて）
● マンツィアーリ：海の印象（第1番：砂浜／第2番：灰色の日に／第3番：晴れた日に）
● ファーウェル：2つの音画 Op.104～第2番『海』
● サワビー：北の土地から H167～第5番『輝く大海』
● シリル・スコット：溶け込む海
● レシェティツキ：組曲『ア・ラ・カンパーニュ』 Op.40～第1番『波の戯れ』
● テンプルトン：空の変奏曲

　ジャニス・ウェーバー（ピアノ）

　録音時期：2013年8月19-21日
　録音場所：ヴァージニア州ボイス、ソノ・ルミナス・スタジオ
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）