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  • 発売日:2018/09/21
  • レーベル:Warner Bros
  • カタログNo.:0349.785882
  • 組み枚数:2枚
  • 発売国:Europe
  • フォーマット:CD
  • 国内送料無料

CD

Piano & A Microphone 1983 [Deluxe Edition] (CD+LP)【CD】 2枚組

Prince

そこにあるのは、ピアノとマイクロフォン、そしてプリンスだけ…。 彼のクリエイティヴィティを間近に感じさせてくれる贅沢な空間、素顔のプリンスのプライベート・セッションへよう...

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Piano & A Microphone 1983 [Deluxe Edition] (CD+LP)【CD】 2枚組

税込 6,600 60pt

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曲目

ディスク1
  1. 17 Days
  2. Purple Rain
  3. A Case Of You
  4. Mary Don't You Weep
  5. Strange Relationship
  6. International Lover
  7. Wednesday
  8. Cold Coffee & Cocaine
  9. Why The Butterflies
ディスク2
  1. 17 Days
  2. Purple Rain
  3. A Case Of You
  4. Mary Don't You Weep
  5. Strange Relationship
  6. International Lover
  7. Wednesday
  8. Cold Coffee & Cocaine
  9. Why The Butterflies

その他のバージョン

CD Piano & A Microphone 1983 【デラックス・エディション】 (CD+LP) JAP輸入盤 発売日 : 2018/09/21 購入できません
CD Piano & A Microphone 1983 国内盤 発売日 : 2018/09/21 購入できません
CD Piano & A Microphone 1983 EUR輸入盤 発売日 : 2018/09/21 購入できません

商品説明

そこにあるのは、ピアノとマイクロフォン、そしてプリンスだけ…。
彼のクリエイティヴィティを間近に感じさせてくれる贅沢な空間、素顔のプリンスのプライベート・セッションへようこそ。 1983年、ミネソタにある彼のホーム・スタジオで行われたピアノ弾き語りセッションを収録した貴重な未発表音源がここに! こちらはCDとLPをバンドルし、豪華ブックレットを同梱したデラックス・エディション!


◆プリンスの60回目の誕生日となる2018年6月7日、音楽史の至宝が遺した秘宝の一つが世界に解放される事が明らかとなった。世界的にその名を轟かせる事となった前夜とも言える1983年に、ミネソタにある彼の自宅スタジオで収録されていた、ピアノ弾き語りの未発表トラックを収録した作品、それがこの『ピアノ&ア・マイクフォロン 1983』だ。

◆78年に『FOR YOU』でデビュー、その後4枚のアルバムを発表してきた天才:プリンスは、1982年に発表した5枚目となる作品『1999』で世界的なブレイクを果たした。その後の栄光は知っての通りだが、ブレイクを果たし、プリンスがいよいよ世界を手中に収める直前となる1983年に自宅スタジオで行われたプライベートなセッションを収録したのが、この作品だ。彼の息づかいやビートを刻む足跡までをも含めた非常に生々しいこの音源は、プリンスという才能溢れるアーティストのクリエイティヴィティを間近に感じさせてくれる、とてつもなく貴重な音源なのだ。

◆約35分収録の本作には、1983年、自宅スタジオでカセットにレコーディングされた未発表のプリンスによるピアノ弾き語り音源を収録している。数々の楽曲のアイデアを綴ったメドレーを含むこのアルバムは、CDとアナログ盤、そしてCDとアナログ盤をバンドルしたデラックス・エディションの3形態でのリリースとなる。

◆このプライベートなリハーサル音源は、生々しく、身近なプリンスの創造的なプロセスを垣間見させてくれる非常に贅沢な空間をリスナーに提供してくれる作品だ。1984年に正式音源として発表されることとなった「17 Days」や「Purple Rain」、ジョニ・ミッチェルのカヴァー「A Case Of You」、高い評価を受けた1987年のアルバム『SIGN O' THE TIMES』に収録されることとなった「Strange Relationship」や「International Lover」といった楽曲の原型とも言える貴重なテイクが、実際にプリンスが弾いていた自然なライヴ・メドレーの形で収録されている。他にも、珍しい19世紀の霊歌「Mary Don't You Weep」も収録されているのだが、この曲は今年8月に公開になるスパイク・リー監督の映画『BLACKKKLANSMAN』のエンド・クレジットにも使われる予定となっている。

◆プリンス財団のアドバイザー、トロイ・カーター氏はこの作品に関してこうコメントしている。
「この生々しく、身近に感じられるレコーディングは、プリンスが世界的なスターになる直前の、キャリア初期に行われたものです。形態としては、彼がキャリアを終えた2016年に行っていた、ピアノ&ア・マイクロフォン・ツアーと似たものと言えるでしょう。ファンにプリンスの進化を感じてもらい、彼のキャリアが最終的にピアノ弾き語りに戻っていったということを提示できることを非常に嬉しく思っています」

◆アルバム・ジャケットには、『1999』ツアー時に撮影されたプリンスのバックステージの瞬間をとらえた貴重な写真が使われている。この写真を撮影したのは、プリンスが大きな信頼を寄せ、1979年から1984年まで、クリエイティブ・コラボレイターとして密接に仕事をしていたAllen Beaulieu。彼の写真は他にも、『DIRTY MIND』や『CONTROVERSY』のジャケットや、『1999』期のあの印象的なプロモーション用写真としても使われている。

◆こちらのデラックス・エディション(CD+LP)には、12インチ・サイズのブックレットつき。プリンスの当時エンジニアだったドン・バッツによって書かれた新たなライナーノーツや、今までに公開されたことのないものを含むプリンスのスナップ写真が多数掲載されている。


【収録内容】

【LP】
《SIDE A》
01. Medley:
- 17 Days
- Purple Rain
- A Case Of You
- Mary Don't You Weep
- Strange Relationship
- International Lover
- Wednesday

《SIDE B》
01. Cold Coffee & Cocaine
02. Why The Butterflies

【CD】
01. Medley:
- 17 Days
- Purple Rain
- A Case Of You
- Mary Don't You Weep
- Strange Relationship
- International Lover
- Wednesday
02. Cold Coffee & Cocaine
03. Why The Butterflies

Recorded in 1983 at Prince’s Kiowa Trail home studio in Chanhassen, MN
Engineered by Don Batts


(メーカーインフォメーションより)

アーティスト紹介

Prince

80年代から音楽の歴史をことごとく覆してきた孤高の天才、プリンス。全ての楽器を自分で演奏し、アレンジ、プロデュースまでこなすマルチ・アーティストの先駆けとしても知られる。

グラミー賞7度受賞、アルバムセールス累計1億枚以上を誇る現代音楽界屈指の天才、プリンス。 デビュー以降、ポピュラーミュージック・シーンに常に革新をもたらし、多くのアーティストがリスペクトして止まない偉大過ぎるアーティスト、プリンスについて振り返る。 

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80年代、白人アーティストしか放送しなかった当時の保守的なMTVで、 マイケル・ジャクソンとこのプリンスだけがプロモーション・ビデオの放送が許され(ヒップホップ・アーティストなどはずっとずっと後だった)、ロック・フィールドをも席捲した黒人アーティストである。マイケルは幼少の頃から大人に囲まれたショウビズの世界にどっぷり漬かり、ある意味強制的に商品として扱われていたのとは対照的に、プリンスは同じく10代から音楽の世界に身を投じてはいたが、彼の場合、全ての楽器をこなすマルチ・プレイヤーであり、セルフ・プロデュースもする非凡な才能を持ち、さらにはイメージ戦略を打ち出すような野心家でもあった。そして、見事成功を自らの力で掌中に入れた前代未聞のブラック・アーティストである。 

今の10代、20代の若者は知らないだろうが、プリンスのプロモーション・ビデオを初めて見たときの衝撃といったらなかった。性を強烈にアピールしたその過激な内容に、見てはいけないものを見てしまったような、ましてや両親と一緒の夕飯時のテレビから流れようものなら、濃厚ベッド・シーン並みのバツの悪さだ。そういったスキャンダラスなイメージから、最初は色物的存在としてプリンスをとらえ賛否両論分かれていたが、徐々に彼の天賦の才を知ることとなる。日本でも始めはアメリカと同じように、昔からのR&B/ソウル・ファンはプリンスの音楽を受け入れることができず、ロック・ファンが彼の音楽に興味を示した。音楽誌の影響がまだ強かった当時、『ロッキング・オン』がプリンスの才能を紹介し続けたのは象徴的だ(「パレード」の日本盤LPのライナーが渋松対談!)。ともかく、プリンスのようにマルチ・プレイヤーであり、さらにポップ・スターというアーティストは、これまでの黒人音楽史には存在しなかったのだ。 

プリンス・ロジャー・ネルソンは1958年6月7日、ジャズ・バンドのリーダーだった父親とシンガーだった母親の間にミネソタ州ミネアポリスに生まれた。両親はプリンスが7歳のときに離婚してしまい、淋しさをまぎらわせるためにピアノをはじめ、やがてギター、ベース、ドラムスなどを次々に独学でマスターしていく。そして12歳のときに初めて自分のバンドを結成、14歳のときにはデモ・テープを作っていたという。白人ばかりの街ミネアポリスでプリンスはブラック・ミュージックだけでなく様々な音楽を聴いてその才能を培っていく。当時のバンド活動の音源は「One Man Jam」というアルバムで聴くことができる。 プリンスがワーナー・ブラザーズからファースト・アルバム「フォー・ユー」を発表したのは78年のことだ。ワーナーはメジャーながらも大きな賭けに出たのか、この弱冠17歳の青年にセルフ・プロデュース&セルフ・レコーディングを任せたのである。全曲オリジナル曲。MCハマーがカヴァーした事でも有名になった性愛路線のシングル"Soft And Wet"は全米ポップ・チャートで92位どまりに終わる。

79年に発表されたセカンド・アルバム「プリンス」(邦題:愛のペガサス)は日本でのデビュー作となる。前作よりも才能は開花し、ファルセットを多用したり、後にチャカ・カーンにとりあげられた"I Feel For You"のようにポップなダンス・ナンバーからロックっぽいギターが特徴の"バンビ"など後のプリンスを彷佛とさせる。 

しかし、80年の「ダーティ・マインド」はジャケットの写真からもわかる通り、もう黒人音楽のエロいなんてものを通りこし、バイセクシャルな匂いプンプン。なんてったってビキニパンツだ。中身もオーラル・セックスを連想させる"Head"や近親相姦を題材にした"Sister"といった超・過激な内容(案の定この2曲は放送禁止に)。続く「コントラヴァーシー」(81年)には自らのゴシップを題材としたタイトル曲、レーガン大統領にロシアとの対話を求めた"Ronnie, Talk To Russia"のような曲を収録。 

82年の「1999」はオールド・プリンス・ファンの間で最高傑作と言われる作品。第一弾シングル"Little Red Corvette"はMTVでも頻繁にオンエアされ、初めて全米ポップ・チャートのトップ10入りを果たす。アシッド・ハウス、ロック、バラードと全てのスタイルで唯一無二のプリンス・サウンドが完全に確立した。 

この後の怒濤の快進撃は御存じの通り。84年、プリンス&ザ・レヴォリューション名義でリリースされた同名映画のサントラである「パープル・レイン」をリリース。映画の大ヒットもあり、"When Doves Cry" といった全米ナンバー・ワン・ヒットを放ち、アルバムも1500万枚の売り上げを記録した。 85年のプリンス版「サージェント・ペッパーズ」と呼ばれる「アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ」では一般リスナーには難解で、サイケ調の音作りでプリンスの内面を見事に浮き彫りにした作品だ。売り上げは「パープルレイン」に及ばなかったものの2曲が全米トップ10入り。86年の映画「アンダー・ザ・チェリー・ムーン」のサントラもかねた「パレード」はリスナーの間では評判が良く、とりわけ"Kiss"は全米ナンバー・ワンに輝いたが映画は大コケ。追い討ちをかけるようにこの年に行われた「パレード・ツアー」もアメリカでは予想外の不振に終わる。シーラEのアルバムを手掛ける一方、自身の作品の商業的な失敗もあり、翌87年、プリンスはレヴォリューションを解散。「サイン・オブ・ザ・タイムズ」を制作した。 

同年、問題作「ブラック・アルバム」の発売禁止事件が勃発。プリンスは名前を伏せてこのアルバムを発表するはずだったが、結局様々な要因でお蔵入りになってしまう。その数カ月後、衝撃の発表された「ラブセクシー」(88年)を発表。裸になったジャケットが話題となった。 

しかし、台頭してくるヒップホップやハウス、ニュージャック・スウィングといった新しいタイプの音楽にプリンスも巻き込まれ、89年には自分が出演しない映画「バッドマン」のサントラを手がけることとなる。斬新なサンプリングが人気を復活させ、90年にはサントラ「グラフィティ・ブリッジ」を発表。タイム、ジョージ・クリントン、クインシー・ジョーンズの秘蔵っ子テヴィン・キャンベル、メイヴィス・ステイプルズ、キャンディ・ダルファー、シーラEら参加しバラエティに富んだ内容となった。 

91年にはニューパワージェネレーションを結成、「ダイアモンズ・アンド・パールズ」をリリース。その後、ワーナーともめたり、The Artist Formerly Know n As Princeへの改名(これは印刷会社の人も困ったとか)などあり、「カム」は殿下としては不本意な作品。そして、99年アリスタ移籍第一弾「レイヴ・アン2・ザ・ジョイ・ファンタスティック」をリリース。この作品はプリンス自身も様々な問題が吹っ切れたのか、全盛期を思わせる内容となった。もちろんThe Artist~名義でリリースしたものの、プロデュースはプリンス名義。ノーダウトのグウェン・ステファニーやシェリル・クロウをフィーチャーしたポップ・ソング、チャックD、メイシオ・パーカー、Eve、アーニー・ディフランコがゲストで参加している。 

しばらくリリースがなく、ワーナーからデジタル・リマスターされたベスト盤「ヴェリー・ベスト・オブ」がリリースされたりしていたが、ようやく2001年プリンス名義で「レインボー・チルドレン」を発表。ジャケットのアートワークや1曲目のジャズに???が浮かんだものの、2曲目以降の展開は、孤高の天才プリンス再び!と叫びたくなるような内容。出すものすべて傑作という時期はもはや昔、ラップやハウスといった流行のサウンドに試行錯誤しなが音楽を制作してきたプリンスであったが、今作で肩の力が抜け、ようやく「らしさ」を取り戻した。バラードありファンクありディアンジェロ風ありと、伸び伸びとした雰囲気すら漂う。 

そして2002年、プリンスはさらに活発に動きはじめた。コモンの最新アルバム「エレクトリック・サーカス」に参加、ゴールド・ツアー以来のひさしぶりの来日、そしてそれまでNPGの会員しか購入できなかったライブ盤「One Nite Alone. . . Live」がパワー・アップし3枚組というボリュームで正規リリース。往年のプリンス・ファンにとってここ数年のうちで最も興奮した年であったろう。 

2004年3月には待望のロックの殿堂入りを果たし、2005年3月には、人種や社会に関する問題に取り組んできた功績により、過去スタンリー・クレイマーとスティーヴン・スピルバーグの2名しか受賞していないNAACP VANGUARD AWARDを授与される。 

2005年にはニューオリンズを襲ったハリケーン「カトリーナ」による米国南部の被害を救済するためのチャリティーソングをいち早くリリース。2006年にはユニバーサルと契約、メイシオ・パーカーやキャンディ・ダルファー等、馴染みの面々が参加した「3121」を発表し絶賛される。

再びエンジンがかかった殿下は翌年もアルバム「プラネット・アース」をリリース。同作は英国のタブロイド紙の特典として先行無料配布されたことでも大きな話題となった。 2009年には3枚組の大作「Lotus Flow3r / Mplsound / Exixer」を発表するが、CDフォーマットはレコード会社を通さず、大手量販店を通じて販売するという流通経路を使ったことで音楽業界から反発をくらうことに。また、当時、デジタル配信に対して懐疑的だったプリンスは、2010年、 「インターネットは完全に終わった」という言葉と共に「20Ten」を発表。この時も英Daily MirrorやRolling Stone等の付録として配布した。このように、プリンスはアーティストの権利を蔑ろにするような企業には反旗を翻し、様々な仕掛けで権利向上に尽力したことがうかがい知れる。 

2014年には古巣ワーナー・ブラザーズに戻り、プリンス名義とプリンスがバックアップするガールズ・バンド=3RDEYEGIRLとの連名の2作品を同時にリリース。単独名義作は、初期のプリンスを思わせる“クラシックなプリンス・サウンド”が蘇ったと騒がれる。プリンス名義の生前最後の作品は2015年の「HITNRUN Phase One」と「HITnRUN Phase Two」。これまでに制作、発表してきた楽曲をアーカイヴ及び再構築したプロジェクトだ。こちらはTIDALにて先行配信された。 「Two」に収録されている「ボルティモア」は同年の米ボルティモア暴動後に無料配信された楽曲である。作品発表だけでなく、近年はライブ活動にも精力的で、死の直前も弾き語り形式でのコンサートとなるPiano & A Microphoneというツアーを敢行中であった。 

プリンスは、あまりに突出した才能のため、フォロワーが数少ないアーティストの1人であるが、 日本なら岡村靖幸、アメリカならディアンジェロらを始めとした多くのアーティストに大きな影響を与えたのは御存じの通り。またタイムや ウェンディ&リサ らのようにプリンスが深く関わりを持ったアーティストやグループの作品は時が経った今でも評価が高い。このような音楽的な影響も重要であるが、自分の創作意欲を最も重要視し、メジャーレーベルやテレビ、ラジオなど固定ビジネスと呼ばれるものと対等に渡り合っていく一アーティストとしての姿勢も、後の音楽シーンに少なからず影響を与えた。 

さらに プリンスは、血の滾るようなファンクネスと甘美な音のハーモニー、そして時折見せるリスナーを突き放すがごとく激しいエネルギーを上手く使い分け、 私達聴く側に極めて能動的に音楽と接するように仕向けた初めてのメジャー・アーティストではないだろうか。全盛期のプリンスには、「何だかわからないが凄い/もっとこの衝撃を体験してみたい」と思わせる強烈な引力を持っていた。 そういう意味においてプリンスはリスナーにまで強い影響を与えた、とてつもなくデカい存在、というか「プリンス」という『ジャンル』と捉えた方が何だかしっくりくる。 

2015年のグラミー賞授賞式で、最優秀アルバム賞のプレゼンターとして登場したプリンスはこうスピーチした。 

「Albums, Remember Those? Albums still matter. Like books and black lives, albums still matter. 」
「みんなアルバムって覚えてるかい? アルバムはまだ大事だ。本とか黒人の命と同じようにアルバムって重要なんだよ」
 

心からご冥福をお祈りいたします。
R.I.P. 

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