目次
近世日本の歴史思想
- 玉懸 博之(著)
- 1 慶長期の小瀬甫庵の思想
- 一、『童蒙先習』と『明意宝鑑』『政要抄』の思想
- 二、『信長記』の歴史観
- 2 『天正記』から『太閤記』へ
- 一、『天正記』『信長公記』『太閤記』の成立とその著者
- 二、『天正記』の歴史世界
- 三、『太閤記』の歴史世界
- 四、『信長公記』の歴史世界
- 3 林羅山の歴史思想
- 一、羅山後期の神代観
- 二、羅山後期の上古観
- 三、羅山後期の中世観その一
- 四、羅山後期の中世観その二
- 五、羅山後期の武家の代観
- 4 素行歴史思想の核心をなすもの
- 一、神代の実在
- 二、根元神の誕生と日本国土の生成・「国主」の産出
- 三、「国主」の日本国土への降下をめぐって
- 四、祭政の一致と武の優越性
- 五、江戸前期儒者の神代観と素行
- 5 山鹿素行の歴史思想
- 一、素行の日本歴史・人代の像-上古と中古と近代・当代
- 二、素行における日本歴史の全体像と歴史的世界
- 6 熊沢蕃山の歴史思想
- 一、蕃山の日本歴史の像
- 二、蕃山における歴史的世界
- 7 前期水戸史学の歴史思想の一側面
- 一、潜鋒における歴史的世界
- 二、潜鋒の「保元-建久」観
- 三、潜鋒における普遍と特殊
- 8 前期水戸史学の歴史思想続考
- 一、『賛藪』の歴史観の基本相
- 二、新しい道徳体系の樹立
- 三、道徳と政治との関連
- 四、勢の観念と機の観念
- 五、歴史世界における天と神
- 六、歴史事実の評論
- 9 『読史余論』の歴史観
- 序 近世歴史思想と『読史余論』
- 一、『余論』における天の応報の観念と歴史認識
- 二、『余論』における「勢」・「変」の観念と歴史認識
- 結び 『余論』の歴史観の特質並びに歴史的位置
- 10 新井白石
- 一、白石と歴史研究
- 二、白石の歴史観と歴史像
- 三、白石の思想的営為と基本的思惟様式
- 〈補論-研究史〉近世前期の歴史思想
- 一、歴史思想とは何か
- 二、近世初期の英雄伝記-近世武家史学の前史
- 三、林家史学から白石史学へ
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