目次
ピクチャレスク・ウェールズの創造と変容 19世紀ウェールズの観光言説と詩に表象される民族的イメージの考察
- 森野 聡子(著)/ 森野 和弥(著)
- 第1章 ウェールズ観光の誕生
- 1.〈風景〉が語るナショナル・イメージ
- 2.ブリテン復興
- 3.一八世紀観光を通じて定義された〈ブリテンらしさ〉の特質
- 4.ウェールズ観光の出現-一七世紀末からペナントまで-
- 5.ウェールズ旅行者のまなざし
- 6.一九世紀におけるウェールズ観光
- 第2章 一九世紀における観光言説とウェールズの観光イメージの変容
- 1.一九世紀のウェールズ観光言説
- 2.視覚情報化された〈ウェルシュネス〉
- 3.ベッズゲラートとベトゥス・ア・コイドの観光地としての発展
- 4.一九世紀の観光言説が形成する牧歌的ウェールズ像
- 第3章 『ワイルド・ウェールズ』再考
- 1.ジョージ・ボロー
- 2.『ワイルド・ウェールズ』の受容
- 3.ウェールズ旅行記としての『ワイルド・ウェールズ』の位置づけ
- 4.『ワイルド・ウェールズ』復権
- 第4章 アイステッズヴォッドの誕生と〈伝統の創造〉
- 1.ウェールズのナショナル・アイステッズヴォッド
- 2.ゴルゼッズ
- 3.一八一九年のアイステッズヴォッド
- 4.一八五八年のアイステッズヴォッド
- 5.〈ウェルシュネス〉生成・流通装置としてのアイステッズヴォッド
- 第5章 ウェールズの「民族衣裳」は、いかにしてウェールズのナショナル・アイコンとなったのか
- 1.ウェールズの女性表象
- 2.ウェールズの「ナショナル・コスチューム」
- 3.レイディ・ラノーバー
- 4.ウェルシュ・ルネサンスとラノーバー・サークル
- 5.ラノーバーのまなざし
- 6.ウールとコットン
- 7.きれいな身体
- 8.風景の中のウェールズ農民
- 9.「ナショナル・コスチュームズ」から「ナショナル・コスチューム」へ
- 第6章 アイステッズヴォッドと男声コーラス-一九世紀後半におけるウェールズ民衆のイメージ-
- 1.「バルドのアイステッズヴォッド」から「グウェリンのアイステッズヴォッド」へ
- 2.一八三〇年代におけるアベルガヴニ・アイステッズヴォッド
- 3.一八六〇年代の「谷」の文化
- 4.チャペルとアイステッズヴォッド
- 5.クリスタル・パレスの勝利
- 6.まとめ
- 第7章 「コテッジの天才」-アイステッズヴォッドのスピーチにみるウェールズ民衆像の変化-
- 1.『ブルー・ブックス』とウェールズ人意識
- 2.アイステッズヴォッドにおけるスピーチから見たウェールズ民族イメージの変化
- 3.まとめ
- 第8章 ケイリオグの詩が表象するウェールズの民族イメージ
- 1.ケイリオグ
- 2.「マヴァヌウィ・ヴァハン」Myfanwy Fychan
- 3.「アリン・マボン」Alun Mabon(BUGEILGAN DELYNEGOL)
- 4.ケイリオグの詩が描くウェールズ人像
- 5.清らなるグウェリン
ヨーロッパ史 ランキング
ヨーロッパ史のランキングをご紹介しますヨーロッパ史 ランキング一覧を見る