目次
詐術としてのフィクション デフォーとスモレット
- 服部 典之(著)
- 序
- トリック、レトリック、詐術
- 第一部 旅立ちのトリック(トバイアス・スモレット)
- 第一章 〈トラベリング・スコッツ〉−スモレットと「ユニオン」言説を巡って
- 第二章 「トリック」スター−『ファゾム伯爵・ファーディナンド』
- 第三章 旅の弁証法−『ハンフリー・クリンカーの旅』
- 第二部 フィクションのレトリック(ダニエル・デフォー)
- 第四章 統合者と非統合者−『コンソリデーター』
- 第五章 境界線上のH・F−『ペスト』
- 第六章 「自己参照」というレトリック−『ロクサーナ』
- 第三部 フィクションの詐術(スモレットとデフォー)
- 第七章 メソディスト、ハンフリー・クリンカー
- 第八章 詐術としてのレトリック−『カーネル・ジャック』
- 第九章 オックスフォード英語辞典と『ロビンソン・クルーソー』
- 第四部 捏造からフィクションへ(ダニエル・デフォーとJ・M・クッツェー)
- 第十章 「生粋」という捏造−『生粋のイングリッシュマン』
- 第十一章 「捏造」から「フィクション」へ−産出されたフライデー
- 第十二章 デ「フォー」と『フォー』−ポストコロニアル主体は自らを名乗りうるか
- 結論