目次
海を生きる技術と知識の民族誌 マダガスカル漁撈社会の生態人類学
- 飯田 卓(著)
- 序章 漁民文化の潜在力
- 1.漁民にとっての「資源」と「資本」
- 2.グローバル化状況をふまえた生態人類学
- 第1章 世界市場に門戸を開いたサンゴ礁
- 1.アンパシラヴァ村とその自然
- 2.政治経済と漁業
- 3.季節的キャンプ出漁:サメ刺網漁とナマコ潜水漁
- 第2章 海を生きる人びと,ヴェズ
- 1.ヴェズ研究回顧
- 2.地縁と血縁
- 3.経済的紐帯:地縁と血縁の重複領域
- 第3章 海のなりわい:アンパシラヴァ村の漁撈
- 1.村の地先の漁撈
- 2.水産物の加工と流通
- 3.多様な戦術にもとづく漁家経済の構成
- 第4章 陸のなりわい:生業戦略の村落間比較
- 1.狩猟採集者ミケアと農耕者マシクル
- 2.内陸の農耕ヴェズ
- 3.ムルンベ地域の生業戦略
- 第5章 信頼される海
- 1.海辺の生活史,1960年代まで
- 2.海辺の生活史,1970年代以降
- 3.海との対話:はたらきかけから得られる信頼
- 第6章 過信される海
- 1.環境劣化をもたらした海産物需要
- 2.資源管理をめぐる葛藤
- 3.在来的管理はヴェズ社会を救えるか
- 終章 グローバル化のなかの自然
- 1.ヴェズ漁民社会の2つの資本
- 2.相互性の生態人類学へむけて
文化人類学 ランキング
文化人類学のランキングをご紹介します文化人類学 ランキング一覧を見る