目次
資本逃避リスクの政治経済学 (滋賀大学リスク研究センター叢書)
- 小田野 純丸(著)
- 第1章 経済活動のグローバル化と金融のリスク
- グローバル化の展開とリスク要因の多様化
- 資本移動とシステミック・リスクの認識
- 発展途上国のリスク要因
- 金融危機と最後の貸し手
- 国際的最後の貸し手機能
- 資本自由化の功罪:トップエコノミストの論争
- IMFの変容と主張
- 新しいIMFの処方箋
- 第2章 グローバル化の中の通貨危機
- アメリカ復権に向けて−レーガノミックス
- 冷戦の勝利
- 財政赤字の負担と貿易収支赤字の問題
- ドル安の容認
- クリントン大統領の登場
- クリントンの経済学(クリントノミックス)
- ルービノミックス
- 危機の登場とリスク対応
- 空前の株式市場ブーム
- 第3章 元祖「失われた一〇年」
- 累積した対外債務の危機
- ベーカー・プラン
- ワシントン・コンセンサス
- 国際機関の役割の変化
- 失われた一〇年とブレイディー・プラン
- 第4章 新しいタイプの国際リスク
- 危機発生前のメキシコ経済
- 危機直前の政治経済の展開
- 政権移行期の心理
- サリナス政府の経済政策の矛盾
- 脆弱な金融部門の存在
- 危機につながる引き金
- 危機の後始末−誰の責任か?
- 危機の展開と対応
- 米国の論理と危機に向けた対応
- 大統領候補ペローの予言
- 緊急措置の政治力学
- クリントンの議会工作とメキシコ外交
- メキシコ通貨危機からの教訓
- 第5章 アジア通貨危機の登場
- “アジアの時代”の混乱の始まり
- 危機登場までの序曲
- 通貨危機はなぜタイで発生したのだろうか?
- なぜ通貨危機はアセアン全域に拡散したのか?
- 銀行危機から金融危機への展開
- アセアン各国の対応
- 通貨危機に際してインドネシアに何が起きたのか?
- 先の見えない経済の混乱の始まり
- 金融危機への波及
- 資本流入の二つの顔
- IMFが繰り出す要請と受け身のインドネシア
- 第6章 危機の対応と処理
- 危機に直面したアジア各国の取組み
- タイの事例−危機前の経済
- タイの危機発生前の動揺
- IMFによるタイ支援プログラム
- タイの首相タクシンによるアプローチ
- タイ政府とIMF
- 韓国の危機への対応と回復過程
- 韓国政府の初期の取組み
- 韓国の再生−第二段階の取組み
- 韓国の企業再建に向けた取組み
- 企業再建の事例−サムスンの再建
- インドネシアの事例
- 銀行スキャンダルの発覚と安易な銀行認可
- 危機の発生とインドネシア向けIMF支援
- 銀行再建に向けた長い道のり
- 銀行再建庁の課題と期待された貢献
- 新しい船出に向けて
- 第7章 通貨危機の理論的解説
- 三世代の経済モデル−理論的接近の展開
- アジア通貨危機から得られた一般的理解
- 情報の非対称(レモン)の問題
- モラル・ハザードの問題
- 群集行動の背景とその論理
- 第8章 危機を超えて
- アジア各国の政治ドラマ
- タイの政治劇−再建政策は誰の手によって?
- タクシン流の経済再生と続く空白
- 経済活動の回復−アジアのデトロイトと投資回復
- 経済活動の回復−貿易拡大と外貨準備の積増し
- 新たなバーツ危機の登場?
- 二人の韓国大統領と政治パラダイムの変化
- スローペースの韓国経済の回復
- インドネシアの政治劇−第一幕
- インドネシアの政治劇−第二幕
- インドネシアの政治劇−第三幕
- インドネシアの本格的経済回復の兆候
- 目覚め始めた大国インドネシア
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