目次
黒い森のグリム ドイツ的なフォークロア
- 大野 寿子(著)
- プロローグ
- 第Ⅰ部 メルヒェンの森
- 第1章 『子どもと家庭のためのメルヒェン集』における森と人間
- 第2章 森の中の「動くもの」
- 第3章 森の中の「動かないもの」−「自然のもの」を中心に−
- 第4章 森の中の「動かないもの」−「人工のもの」を中心に−
- 第5章 メルヒェンの森と通過儀礼
- 第Ⅱ部 伝説の森
- 第1章 『ドイツ伝説集』における森の描写
- 第2章 森の中の「異教的なもの」
- 第3章 森の中の「キリスト教的なもの」−世界観の移行をてがかりに−
- 第4章 グリム兄弟における「メルヒェン」観と「伝説」観
- 第Ⅲ部 理念の森
- 第1章 「古のもの」,「自然なもの」と「詩的なもの」−『古いドイツの森』序文をてがかりに−
- 第2章 樹木の生長と水の循環−自然のメタファーと「ニーベルンゲン的なもの」あるいは「土着のもの」−
- 第3章 「南方のもの」と「北方のもの」,そして「ドイツ的なもの」−紀行文をてがかりに−
- 第4章 メルヒェンの「森」と詩的な「森」のはざまで
- 第5章 現実の「森」と理念の「森」のはざまで
- エピローグ