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目次

  • はじめに−食育の原点
  • 第一章 食と文化−生命と文化をつなぐもの
    • 1 生命を食べる
    • 彼らはなぜブタをいたぶって殺すのか?/ヒトは「殺生」なしでは生きていけない
    • 2 食と大地
    • 人間は自然との共生はできない?/食は生命と文化をつなぐもの
    • 3 料理と共食の文化
    • 「文化」の定義/食料の獲得と分配
    • 4 好みとタブー
    • 毎日三千万人分の食料が棄てられる日本/食の安定が好き嫌いとタブーを生んだ
  • 第二章 地球と生命−食物連鎖ということ
    • 1 地球と生命の誕生
    • 生命の誕生と進化/熱と太陽と酸素
    • 2 動物と食物連鎖
    • 捕食動物が現れた/急速な進化と大量絶滅の時代
    • 3 哺乳類のなかのヒト
    • ヒトの登場/ヒトとサルを分けるもの
    • 4 生命の本質と食
    • 生と死のメカニズム/動物にタンパク質が必要なワケ
  • 第三章 狩猟と牧畜の文化−人間と動物の関係
    • 1 人類と食
    • 食とホミニゼーション/食とアウト・オブ・アフリカ
    • 2 脳と肉食
    • 草食から肉食へ/死肉食いから狩猟へ/火の使用の始まり/食物連鎖のトップに立つ
    • 3 採集・狩猟・漁撈
    • 人間らしさの獲得/狩猟の基本は“ワナ”/食料の確保が不安定な狩猟採集生活
    • 4 牧畜・遊牧の技術
    • 牧畜から遊牧へ/管理技術の進歩
  • 第四章 農耕という文化−豊かさと貧しさ
    • 1 半栽培そして農耕
    • 栽培が始まるまで/農耕にもいろいろある
    • 2 焼畑という技術
    • 焼畑は環境破壊か?/火と焼畑の力
    • 3 文化と国家
    • 食料の安定と農耕/文化と国家を産んだ農耕
    • 4 戦争とグローバリゼーション
    • 食料の余剰が戦争を産んだ/農業という地力搾取
    • グローバリゼーションは農村を貧しくする
  • 第五章 ムギとコメの文化−牧畜と漁撈との関連
    • 1 対照的なムギとコメ
    • 乾燥地帯のムギ/湿潤地帯のコメ/対照的なムギとコメ
    • 2 粒食・粉食と麵
    • 粒食するコメ/粉にするムギ/ムギの伝播/麵の進化
    • 3 ムギ文化と牧畜
    • パンと乳製品がセットで発達した理由/穀物の酒、果実の酒/遊牧民の食文化
    • 4 コメ文化と漁撈
    • ジャポニカ米とインディカ米/すしの起源は東南アジア/醬油と味噌/ブタとニワトリ
    • 菓子も酒もコメから作った日本/日本の食文化と神
  • 第六章 日本の食文化−コメと肉と料理文化
    • 1 アジアのなかの日本
    • 日本のコメ文化はきわめて異質/ブタ肉の欠落が和食の特徴になった
    • コメへの固執と地域差/コメと北海道・沖縄
    • 2 肉の禁忌と国家・天皇
    • 肉食自体が禁止されたのではなかった“肉食禁止令”
    • 国家形成とともに肉食は排除されていった/コメ作りの難しさがタブーを産んだ
    • 3 “聖なる”コメと“穢れた”肉
    • 肉食は“穢れ”/親鸞の言う“悪人”とは狩猟や漁撈をする人
    • コメ本位の社会が肉食の差別を生んだ/文明開化と肉食
    • 4 料理文化の展開
    • 古代国家の料理/大饗料理/精進料理/本膳料理/料理流派と料理本の登場/懐石料理
    • 庶民への広がり/料理屋の出現と会席料理/いまの日本料理の原型
  • 第七章 家庭と集団の食−共食の構造
    • 1 家族と集団
    • 人間は共食が基本の動物である/食料の分配−ヒトとサルのちがい/舌の発達
    • 2 共食の意味
    • なぜ一緒に食べるのか/一味−同じものを食べる/“個食”は歴史的にみてきわめて異例
    • 3 神々との共食
    • 春祭りと秋祭りの意味/神人共食とは/大嘗祭のしくみ
    • 4 共食と秩序
    • 大嘗祭から貴族の大饗へ/大饗から武家の御成へ/将軍から地方武士、そして農民まで
  • あとがき−映画のなかの食
  • 〈主要参考文献〉