目次
アメリカの大型店問題 小売業をめぐる公的制度と市場主義幻想
- 原田 英生（著）
- 序章 自由で公正な競争市場という神話
- １．はじめに
- ２．ｅ−コマースの発展と売上税
- ３．タックス・ヘイブンの存在
- ４．ショッピング・センターの普及と公的制度
- ５．ショッピング・センターとチェーン化の進展
- ６．アメリカにおける大型店問題と公的政策
- 第１章 大型店の競争力と労働条件
- １．南カリフォルニアにおけるスーパーマーケットの労使紛争
- ２．ウォルマートにおける低賃金問題
- ３．ウォルマートにおける付加給付低水準問題
- ４．ウォルマートにおける不払い労働問題
- ５．ウォルマートにおける女性差別
- ６．ウォルマートによる法の軽視と反労働組合
- 第２章 大型店と地域社会
- １．大規模小売に対する公的な補助
- ２．リテール・コーポレート・ウェルフェア発生の要因
- ３．ビッグボックスの出店が地元に及ぼす影響
- ４．大型店が及ぼす経済的影響
- ５．空店舗間題
- ６．スーパーストア，ビッグボックスに対する社会的評価
- 第３章 ウォルマートのビジネスモデルとその問題
- １．低貨金による経営
- ２．企業文化にかかわる問題
- ３．雇用に関するモデルとウォルマート化
- ４．歴史的視点から見たウォルマート
- ５．地元経済・社会への影響
- ６．社会関係資本の悪化
- ７．広範な社会への影響とその問題
- ８．地方分権制を利用した経営
- ９．ウォルマート・モデルが経済に及ぼすマイナス
- 第４章 大型店に対する立地規制
- １．規制主体
- ２．多様な立地規制制度
- ３．規制の中心となるゾーニング
- ４．ビッグボックス，スーパーストアに対する新たな規制手法
- ５．環境保護法・成長管理政策
- ６．事前影響調査の義務化
- ７．空店舗発生の防止策
- ８．土地利用規制・開発規制に対する司法の判断
- 終章 幻想としての市場主義を超えて
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