序章農山漁村政策と民俗学の実践
- はじめに
- 第１節農政学
- 第２節「村」
- 第３節現在における「実践の民俗学」
- おわりに
第１章現代の「実践の民俗学」の方法と新たな「問い」
- はじめに
- 第１節中山間地域農業・農村政策にみる官学アカデミズムの問題点
- 第２節「実践の民俗学」の目的・原資・アプローチ
- おわりに−構築される方法，課題としての「新たな問い」
第２章中山間地域農村問題における農村伝承の位相
- はじめに
- 第１節伝承の実践性試論
- 第２節農村伝承文化の機能性試論
- 第３節環境認知と全人的理解
- おわりに
第３章農業・農村の組織化問題と「村がら」の伝承
- はじめに−現代における農村組織化研究の趨勢と問題点
- 第１節農業・農村の組織化問題における「村がら」の発見
- 第２節「村がら」の判別指標についての考察
- 第３節「村がら」指標の検証
- 第４節「村」の変容における「村がら」
- おわりに−「村がら」，「村」の自律性における主体の発見
第４章農村伝承と新技術
- はじめに−中国中山間地域農村における卑近で切実な問題
- 第１節中国中山間地域の転作
- 第２節「記憶」の実相
- 第３節小麦栽培からみた現代農業者の生業暦
- 第４節小麦作をめぐる生業リンクの再生
- おわりに−その後
第５章農村伝承と環境管理
- はじめに
- 第１節絵記録と絵地図
- 第２節田植え囃子とサンバイ
- 第３節サクラバエと農村ストック
- 第４節サクラバエかアカモチか
- おわりに
終章「実践の民俗学」の可能性と課題
- はじめに−残された課題と内在する可能性
- おわりに−「実践」の共有に向けて